いまだ、決して「良い」とは言えない状況が続くミナミのど真ん中・アメリカ村に位置しながら、海外リゾートを思わせる程に洗練された会場では、トランス、テクノ、ハウス、EDMといった「幅広く良質な音楽」が溢れ、満ちゆく月をより一層美しく輝かせていた。また、会場に常設されているプロジェクターは約5500ルーメンもの光量を備えており、この日は現実と夢を往来しているかのような魅惑的な映像が巨大な壁一面に映し出されていた。他にも、本格的なファイヤーショーがあったり、SPAMやタコライスといった料理を楽しんだり、ゆったりとしたソファで寛いだりと、集まった人々は思い思いのスタイルで月夜のパーティに舌鼓を打ち、ココがドコなのかをつい忘れてしまう程に贅沢な一夜を楽しんだ。
Photo & Text / Eliu*
