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上海、北京クラブ事情レポート vol.2

クラベリアレポーターのササッキーです。 3 月、 4 月と所用で中国の上海と北京に行ってきましたので、向こうのクラブ事情をレポートします! 北京の各クラブの概要はこんな感じ!

babyface

入場料:50 元
ビール:30 元
音楽:ヒップホップ
キャパ概算:1000

2005 年 4 月現在、北京のセレブに一番人気で、連日テレビや映画のスターが来てると中国電視台の局長に言われて連れて行かれたクラブ。言うだけあって、店内にはひと 目でモデルっぽい女性がウジャウジャ。内装もちょっとフューチャーテックな感じでなかなかクール。でも、店員がホントに全員ヤクザっぽい尋常じゃない雰囲 気を出しているのが気になった。音は行った日にはヒップホップがかかっていたが、 B-Boy っぽい客層はほぼ皆無。フロアは超満員だったけど、年齢層が少しだけ高めだったからか、ここはあまり暴れダンスな人はいなかった。フロアのスクリーンに VJ 代わりに MTV などの PV とかを投影してるのが、不思議といい感じ。

Tango(糖菓)

入場料:50 元
ビール:30 元
音楽:サイバートランス
キャパ概算:1000

ごく最近できたクラブで、こちらもセレブ御用達。実際、何人かのスターがいたらしく人だかりができていたが、あいにく誰かは不明。フロアの内装はそれほど 豪華ではないが、併設のカラオケ屋は豪華系らしい。この日は「 Red ZONE 」というハウス系イベントで、ドゥカティやマルボロなど、赤をテーマカラーにしたメーカーがスポンサーだったが、特に独占ってわけではなく、なんか赤い雰 囲気の会社を集めたってことらしい。赤い服で来ると入場無料なんだけど、揃いの赤シャツを着た店員と区別できなくて困った! フロアは激しいダンサーで超 盛り上り! ちなみに隣の海鮮料理店「金県軒」は 24 時間オープンなのに、味もウマイので、芸能関係者が多数訪れるとのこと(中国のテレビ女優談)。

JJ

入場料:50元
ビール:30元
音楽:ハウス、サイバートランス
キャパ概算:1500

北京では最古参の老舗店の1つで、渋谷のWOMBみたく吹き抜けの3階層になってる大箱。木曜に行ったのだけど、セクシードレスのGO!GO!ガールもい てけっこう盛り上がってて驚いた。それでもオーナーいわく「かつては80元でも2000人は入ってた」ので、ちょっと調子悪いんだとか。老舗とはいえ、電 飾を多様した内装はおもしろいし、フロアが北京としてはかなり広いので、もっともクラブっぽいといえばクラブっぽい。

【↓写真キャプション】
左:babyface
中:Tango(糖菓)
右:JJ

Banana(巴那那)

入場料:50元
ビール:30元
音楽:サイバートランス、
ユーロビート
キャパ概算:1500

誰でも知ってる老舗店。ちょっと六本木Vanillaにも似た豪華な雰囲気のシャンデリアのある螺旋階段を上る、4階建ての一軒屋。メインフロアのほかに ラウンジやVIPルームなど数部屋があり、日によってはサブフロアで別な音を流していることもあるとか。金曜日に行ったところ、音はサイバートランス、 ユーロビートだったんだけど、超激混み。男女ともダンスの激しさはNo.1。イッちゃってる人率もNO.1。なのになぜか年齢層の高い40~50代のオジ サンとかが、VIPエリアで野郎2人で飲んでたり、ヤクザ風オヤジが若いギャルとガハハハとやってる率も高い不思議な空間。ついでに外人率も比較的高い。 日によってはハウス、テクノ、ヒップホップなんかがかかるときもあるらしい。

Mix

入場料:50元
ビール:30元
音楽:ハウス、ヒップホップ
キャパ概算:1000

北京の「六本木」ともいえる三里屯からも近い工人体育場(サッカー場)の北門内にあるクラブ。土曜日に行ったら、ウイスキーメーカー「 Chivas 」の冠イベントでフランスのヒップホップ DJ や日本の VJ WADAKEN などがやっていた。普段は入場 50 元だが、この日は 100 元になる代わりに Chivas を使ったスペシャルドリンクが飲み放題ということで大混雑。入口の客寄せ用には思いっきりハウスをかけてるのに中ではヒップホップのみというのが不思議。 店員がやはりヤクザ風なのがちょっと、、って感じかも。

Vics

入場料:50元
ビール:30元
音楽:ハウス
キャパ概算:250

Mixの真向かいにあるオトナ向けのオシャレラウンジ。エントランスからしてオシャレな雰囲気でライトアップされた庭を歩いてから入る。中は1階とB1の 2層になっているが、フロアはB1のみで、それぞれのDJブースでは別の音楽を流している。木曜日に行ったところどちらもハウス系。フロアはついてはいる ものの、どちらかというと金持ち層のオシャレな飲食が中心の場所らしく、踊っている人はあまりいない。ウイスキーが主流の中国のクラブのなかでは珍しくワ インをボトルで飲んでる人が多かった。ちなみに、この店の真横は「OutBackSteak」という米資本のステーキ屋なんだけど、横でステーキ食ってか ら、ココに飲みに来るってのが北京のオシャレデートコースなのかも?

【↓写真キャプション】
左:Banana(巴那那)
中:Mix
右:Vics

その他

Alfa 、 Lush 、 Nuage 、 Club Deep 、 Club Nightman 、 Success 、 The Club 、 Vibes ほか、かなり多くのクラブが存在しているそうなんだけれど、残念ながら時間が足りなくて回れませんでした。なんせ北京は広い!