コラム第3回目
お天道様のゴキゲンも上々にアガってきており、夏に向け野外パ~テ~も気持ちいい季節になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか??? Dachambo HATAもゴキゲンに日々過ごしております。 さてさて、第三回目となる今回は、HATAが今まで使ってきた昔懐かしい機材を振り返ってみたいと思います。 昔といってもビンテージ的なご大層な感じではなく、ちょい前くらいの「今さらぁ~?!?」感が一番強そうなポイントを狙ってみようかな!!! 90年代リバイバル来るのか!?!来ないのか?!? では、ヒア ウイ ゴ~ ナウ!!! まずは思い出の品、そぉ~のイチ!!! YAMAHA「QY-70」 俺は、これからmidiに入ったんだよね。 このマニュアルは、初心者にやさしくしっかりしてた記憶がある。 GM(General MIDI)だの、YAMAHAのXGだの、RolandのGSだのありましたね。 カラオケも当時はmidiで打ち込まれてましたし、そういえば、携帯電話の着メロも、今みたいに着うた的なオーディオじゃなくて、各自みんながチマチマ打ち込んでいましたね。ア~ナツカシ~!!! この「QY-70」は、ある程度一通りの音色が入ってて、16Trあって、分解能も480あってだし、当時は一台でなんでもできる夢のマシーンでした。 組んだパターンにコード進行をわりあてていくと、そのコード進行に追従していく機能は面白かったなぁ。 テンションも入れることできたなぁ。 機械的に変化してくから、ベースラインとか「オクターブ下の、そっちに行くのか!?!」とか、イメージしていたものとは違うんだけど、それもまたテクノっぽかったり?!? 偶然の出会いはいつでも刺激的!?! VHSビデオ(これまた懐かしい響き?!?)サイズで、電池駆動もできて、ヘッドフォンをして電車の中でも打ち込みができちゃうって事で、そんな事もやってみたりもしちゃってました。 今だと、ニンテンドーDSだったり、iPhoneでやっちゃったりな感じですよね。 ヘッドフォンも進化してるのか昔みたいに、まわりにシャカシャカ音をまき散らすものが少なくなってるような?!? でも、まわりに気配り、自分の耳にも気配りは忘れずにいきたいものですね。 さて、その2は、これまた YAMAHA のVHSビデオサイズのサンプラー「SU-10」 なんといっても、リボンコントローラーが刺激的だったなぁ midiを数値でキッチリ打ち込んでいくのもステキですが、直感的にツマミやフィジカルなコントローラーでグニグニ動かして表現していく作業は快感そのものです!!! サンプリングした音をリボンコントローラー部分をコスると、アラそれはまるでスクラッチ!!! コスったり、ツマミをクネクネさせたりは、やっぱ好きなんですよね~!!! 技術の進歩に伴い、時代はハイビット、ハイサンプリングな方向に進んでいますが、繊細、緻密な作業には解像度が高い処理で高純度の音が必要なんですけど、楽器的にデジタル音を鳴らす場合、bit数やサンプリング周波数の数値よりも、いかに面白く鳴ってるかの方が重要に感じます。 場合によっては、8bitや32kHzなどに落としたローファイな音の方が、気持ちよかったりする場合もあるんですよね。 A/D D/Aの質も関係してますが、スペックよりも聴感上でいい感じがする方向で攻めていきたいですね。 この「SU-10」も音質をGradeというパラメーターでコントロールできるんですが、Hi(ハイ)という高音質で録音したものを、Std(スタンダード)やLong(ロング)、場合によってはExlg(エキストラロング)という、ワザと低い音質に変更することによって独特の質感になり、それがいい感じの味になりました。 テンポも変更によって変わってくるのですが、テンポが落ちることでノリもドッシリしてきて、う~んHipHopな感じ!!! そして、俺が使ってたサンプラーで一番強力なのが、ENSONIQ「ASR-X PRO」 ENSONIQやE-MUなど亜米利加製品ってアメ車やTボーンステーキ的なガッツがあるような印象アリ!!! この「ASR-X PRO」も、新しめの機種だけあって、ちょいハイファイよりになっているんですが、やっぱりガッツが違います。 サンプリングして、特にノーマライズをかけるとアララ、バキっと抜けるじゃじゃ馬な音に早変わり。 入力レベルを小さめにしてサンプリングした後、ノーマライズをかけると、また違った質感になるんですよね。 破天荒でお転婆キャラクターな音を乗りこなせば、立派なカウボーイとしてウエスタンスタイルで投げ縄です?!? さてさて、音素材が集まってくるとそれを録音するレコーダーが欲しくなってくる所ですね。 今は手軽にDAWで録音しちゃえますが、複数のオーディオTrをPC上でストレスなく使えるようになったのも、ほんの10年ちょっとくらいじゃないかな。 ハードディスクMTRの登場は、カセットテープ4Trで作業していた当時は衝撃的な事件でした!!! ベストセラーのRoland「VS-880」俺も使ってましたよ。 非破壊編集、バーチャルトラック、エフェクターも質が良く、この出現で宅録の歴史がかわったんじゃないかな?!? しかしこのお品物、ロングタイムアゴ~... 徹夜明けのレコーディング帰り、積み込みの際に積み込み忘れ、路上にそのまま放置状態... 気がついた際には時すでに遅し... 徹夜あけで、コンセントレーションが下がっていたとはいえ、なんてミステイク... そんなわけで写真もありません...スイマセン... その昔、下北あたりで、Roland「VS-880」を拾ったことがある人がいましたら、HATAまで御一報をプリーズです。 懸賞金はスイス銀行へ振込みますよ?!? そして音の加工にはエフェクター最近はプラグイン充実してますよね~ シールドを結線しないで使えるお手軽さ、そのリコール性、音もいいし、CPUの増加によって気兼ねなく数多く使えたりですが、が、が、が、しかしアウトボードのエフェクターにも、まだまだ見逃せない要素はありますよ。 テープエコーなどのいわゆる銘機もつかっていますが、本日ご紹介するのはこの商品!!! 今なら一つ買うとサービスでもう一つプレゼント!?!(深夜の通販番組か?!?) ZOOM「ZOOM STUDIO 1201」 ビックビート、ローファイサウンド全盛のころはやってましたね。 なんでも汚れた質感になっちゃうのです。 歪みってこだわりだすとキリがないッス シュミレートものも迫真だけど、真空管やトランジスタで歪んでる音は独自だし、デジタルクリップによる歪みも、使い方では凶暴なサウンドになります。 クリーミー?マイルドorワイルド?ピーキーに割れた音? みなさんどんなのがお好みですか??? YAMAHA「SPX-50D」 80'Sサウンドも懐かしい どハデなゲートリバーブをスネアにかけるのも、今となってはハズカシクない!?! 一部分にスパっとセンスよくかな?!? 勇気と執着心があれば、なんでもできるゾ?!? ALESIS「Air FX」 中央の丸いセンサー部分に手をかざすことにより、パラメーターが変化します。 大げさな動きをつけてコントロールすれば、ライブでもインパクト大です!!! やはりこれもフィジカルな動きが直接、音色の変化につながっているので、プラグインのパラメーターをオートメーションで書いていくのとは一味ちがう感覚ですね。 こうして並べてみると、この機材くん達でLiveもできるっちゃぁできるねぇ~!!! 俺の好きな未来像って、ツルっとした宇宙服的な、透明のパイプが、ビルとビルの間を通っていて、そこにエアCAR的な、部屋はピチっと物が壁の中に収納されてて時間通りに壁から飛び出してきて的な(伝わるかな???)のも憧れるんだけど、もっと退廃的というかゴチャゴチャ感満載の、例えるならば、ブレードランナーや12モンキーズ、未来少年コナン的な、無骨に機械が並んでるようなイメージのに惹かれるんだよね!!! すごいタイムマシーンなんだけど真空管で動いてるみたいな?!? ジャンクな感じ!?! 一見、非効率的な感じなんだけど、やっぱ、ある程度規制があったり、もがきながらの方が、その分工夫して個性的で独創性のあるものが生まれてくる気がするなぁ。 そして無駄を消費することの中にクリエイティブが潜んでいるのか!?!あぁ~いないのか?!? ていうかまぁ、何より機材をいじくりまわしてるのって楽しいしね!!! そんな「クリエイティブ」&「楽しむこと」の解答として、DachamboがNEW ALBUM「イロハナ」をドロップ!!! これまたスットコドッコイカッコイイ作品です。 是非、みなさま聴いて下さいね!!! それはそれは感謝です!!! HATA 『Machine de Music』Q&A コーナー
“clubberia features”でおなじみのコラム『Machine de Music』ではじまる Q&Aそうそれは質問コーナー、執筆者のHATA氏が質問にお答えします!!! sotec社「Logic Studio テクニカルマスター」を執筆など、DAWにも精通 また、フジロックや朝霧JAM、ライジングサン、サマーソニックなど日本のフェスを総なめにしているフェス番長Dachamboの「Machine and Motivation」を担当しているHATA氏 音楽機材に関しての質問はもちろん、年間100本近くフェスやLive等のパーティーを体験しているHATA氏だからこそ答えられるパー ティーに関してのこと、はたまた恋に関しての相談などなど何でも?!?質問に答えちゃいます!!! 下記メールアドレスまで、どしどしご質問下さい!!! hata_machine@clubberia.com |
第一回 「Kaossilator Pro」その1
第二回 「Kaossilator Pro」その2 第三回 温故知新!? 第四回 「PICnome(ピクノーム)」その1 第五回 「PICnome(ピクノーム)」その2 第六回 「CI2+ de CUBASE 」 第七回 音楽制作の移り変わりと時代の変化に対する不可分的相関関係について!?!(タイトルなげぇ?!?) 第八回 「年末スペシャル」MIXに深みあり、人に歴史あり!!! 第九回 新年のご挨拶 第十回 KAOSS PAD QUAD「くわぁ~ドォ!!!」 第十一回 【社会の時間】社会科見学の巻 第十二回 音を見る!!! 第十三回 りらっくスタジオ 第十四回 新年あけまして~!!!旅のお供にmonotron DUO&monotron DELAY 第十五回 やっぱ幅の広さは大切ッスね!!! 第十六回 スペインはバスクからのウェルカム!!! 第十七回 裏の裏は表だったのだ!!! 第十八回 人生がインプロビゼーション 第十九回 一枚のアルバムができるまで 第二十回 やっぱり繋がりって大切ですよね!!! 第二十一回 マ~ヤっぱり2013年もよろしくおねがぁいをしま~す!!! 第二十二回 このコラム 3rdアニバーサリーなのさ~ど!!! 第二十三回 へび年クネクネ振り返る!!! 第二十四回 小さな巨人『littleBits』 第二十五回 わかりはじめたハイレゾリューション 第二十六回 世界基準の田舎テクノフェス その名「rural」 第二十七回 Ableton Liveを酒の肴に 第二十八回 形あるものへの美学 第二十九回 Machine-de-MUSICとMASCHINEで 第三十回 モジュラーシンセは無限大の音作り 第三十一回 シンセ番長の大博物館 第三十二回 "CD HATA & MASARU / Octopus Roope" 音の中身はこうなっている 第三十三回 日本初 音楽カンファレンス&イベント『TOKYO DANCE MUSIC EVENT』 第三十四回 蜻蛉-TONBO-「Tokyo Mad Cave」リリース記念 O.N.O a.k.a MachineLive対談インタビュー 第三十五回 Machine-de-MUSIC 北海道編 第一弾 kuniyuki studio 第三十六回 Machine-de-MUSIC 北海道編 第二弾 Hideo Kobayashi studio 第三十七回 Sakiko Osawa「Chronic」リリース 日々研究 CD HATA
Yahoo公認フェス番長”Dachambo”のシンセサイザー担当 Dachamboは5度のフジロックへの出演しており、ライジングサン、朝霧jam、サマーソニックなど日本のフェスへ多数出演することで、Yahooよりフェス番長の称号を与えられる。 またオーストラリアツアー、アメリカツアーなどワールドワイドに活躍し2016年9月16日ベスト盤アルバム”HERBEST”をリリース http://goo.gl/ywPyvU CD HATA名義のテクノDJとしても、野外フェス、クラブイベントで精力的に活動中 remix制作、MixCDリリース、アンビエントアルバムをリリースし、オーストラリアやフランス~スペインツアーなど海外でも活躍し、元i-depの藤枝伸介との「Polar Chalors」Ableton認定トレーナーKOYASとの「CD HATA×KOYAS」kannonsoundプロデューサーMASARUとの「CD HATA&MASARU」等、多彩なリリースを重ねる。 また、300ページに及ぶ「Logic Studio テクニカルマスター」執筆などデジタル機材に精通しており、DJスクールidpsで楽曲制作の講師を務める。 http://www.idpsorg.com/production 『CD HATA』 http://www.facebook.com/CDHATADachambo http://twitter.com/DJHATA_Dachambo tumblr http://hatadachambo.tumblr.com/ mixcloud http://www.mixcloud.com/CDHATA/ YouTube http://www.youtube.com/playlist?list=PLMm1DgIPaBk-QX9Lq-k-TfyV_RhrCQHDc beatport https://pro.beatport.com/artist/cd-hata/190156 海外・日本の第一線で活躍する現役DJを常任講師として迎えているDJスクール「IDPS」にてCD HATAも講師をしています。 東京校楽曲制作コースではLogic Proを、楽曲制作オンラインコースではAbleton LiveまたはLogic Proを選択可能となっています。 興味のある方は、カウンセリングの予約をお願いします。 東京校 楽曲制作コース http://www.idpsorg.com/production 楽曲制作オンラインコース http://www.idpsorg.com/production_online 2017/5/19 (FRI) 『caldera』 at RAF-REC 18:00 - 0:00 GUEST DJ CD HATA from DACHAMBO DJ JOJO(FANTASIA) SAITOPEN(SANDINISTA/OPEN) ryohei(BASE the SPACE) yoshiki(caldera) Used Cd / Record & Cafe 【RAF-REC】 〒990-0828 山形県山形市双葉町2-1-1 フェイスブックイベントページ https://www.facebook.com/events/294297070999411/ 2017.05.20 (SAT) 『ONENESS』 at THEARTER (福島県郡山市清水台1-6-9 八幡プラザ3階) OPEN/START 22:00 DOOR 2,500yen(w/1D) Special Guest CD HATA (Dachambo) Guest DJ U-SKE (dob masala) DJ's HII (ONENESS/GRASSCODE) Sho Nagamine (HOOP) Syuhey Dachamboのサイケデリックシンセストと活躍し、昨年末にテクノトラックをCD HATA&MASARU名義でOctopus Roopeをリリースし勢いが増しているCD HATAさんが1年半ぶりに来郡です! そして会津の重鎮U-SKEさんも出演です! 良質なダンスミュージックを体感しに是非とも! フェイスブックイベントページ https://www.facebook.com/events/1845972062332859/ 2017/5/26 (Fri) 『TYPE NINE』 @Aoyama TenT OPEN 22:00~ Charge:1,000yen(with 1D) - 出入り自由 ■Line up CD HATA(Dachambo) TOMO HACHIGA(HYDRANT/NT.LAB) K.N.(hydraulix/original mass recording) CHIE NAKAJIMA(RE:INSOLENCE) Gradate (Tokyo Bass Music) SHIT DUO SHINICHIRO IMANARI(09recordings) 2016年から都内で不定期開催するテクノパーティー「TYPE NINE」。今回は日本最強(狂)サイケデリックジャムバンド"Dachambo"のシンサイザー担当CD HATAと前回に引き続き再登場となる孤高のダークミニマリストTOMO HACHIGA、そして日本のACID TECHNO第一人者にて、日本のアンダーグランドテクノシーンをリードするK.N.が緊急参戦いたします。 Aoyama TenT 東京都渋谷区東1-2-23 旧ma東ビル3F フェイスブックイベントページ https://www.facebook.com/events/304063510016494 2017.5.27 (SAT) 『Oregon Eclipse 2017 Teaser in TOKYO』 今夏、アメリカ・オレゴン州で開催される「オレゴン皆既日食フェス」のプレパーティー「Oregon Eclipse 2017 Teaser in TOKYO」が5月27日(土)に新木場ageHaにて開催決定! Dachambo CD HATA 出演 【 Oregon Eclipse 2017とは?】 オレゴンの大自然の中、アートや音楽に囲まれて1週間キャンプをしながら皆既日食を観測するという巨大野外イベント。 世界中400以上のアーティストが7つのステージに集結し、3万人以上のオーディエンスが熱狂する! http://www.clubberia.com/ja/events/266803-OREGON-ECLIPSE-2017-TEASER-in-TOKYO/ |