クラベリアスタッフがセレクトするベストアルバムをご紹介していきます。日々オフィスに届くサンプルCDや、自分たちで購入したアルバムの中で、実際にしっかりと聴き込んだタイトルの中から、その月のベスト作品をセレクト。有名なアーティストからコアなアーティストまで、趣味趣向で好き放題に選んであります。レコードでも なくデータでもなく、あくまでCDでリリースされたタイトルをチョイス。DJ、クラブ愛好家からビギナーまで、読者のみなさんすべてに興味を持っていただけるのではないでしょうか。も し興味が湧いたタイトルがあったら、ぜひレコードショップやレビュー内のリンクでチェックしてみてください。
- NONPLACE
Bokoboko
- Artist:BURNT FRIEDMAN
- Cat #:NON33CDJP
- Format:CD
- Price:¥2,200(tax in)
- 巨匠BURNT FRIEDMANの最新作!古くはATOM HEARTとのユニットFrangerや最近ではLIEBEZEIT(CAN)とのコラボレーションでおなじみだが、彼本人名義では4年半ぶりとのこと。
今回も彼らしい作品になっており、ダブ、トライバル、アフロビート、ダブステップなど、さまざまなジャンルを彼というフィルターに通し、常にゾクゾクさせられる内容になっている。早くも今年のベストディクスと思ってしまうほどの作品。。また東京で彼のライブを見れる日が来るのだろうか。(Takata)
- 01. Rimuse 2
- 02. Uzu
- 03. Deku No Bo
- 04. Sendou
- 05. Totan Yane
- 06. Tom Tom Keppo
- 07. Mura
- 08. Bokoboko
- 09. Bokoboko
- 10. Mema
- NinjaTune / Beat Records
Eighty One
- Artist:Yppah
- Cat #:BRC-326
- Format:CD
- Release Date:2012/1/18
- Price:¥2,000(tax in)
- Ninja TuneからYppahの3作品目となるニューアルバム「Eighty One」が2月11日に発売されました。久しぶりにアブストラクト、エレクトロニカ系のアルバムを飽きずにじっくりと聴くことができた本作。美しい旋律と心地よいビートが聴くシチュエーションによって様々な世界や風景、ストーリーを想像させてくれ、聴くたびに異なった世界が見えて楽しくなる。音的には春のおとずれを感じさせるような暖かみのあるサウンド。はたまた、高層ビル街を想像させるような都会的なサウンドにも聴こえる。全曲良かったが数曲あるシュールなヴォーカル曲がオススメ。(tamotsu)
- 01. Blue Schwinn
- 02. D. Song ft. Anomie Belle
- 03. R. Mullen
- 04. Film Burn ft. Anomie Belle
- 05. Never Mess With Sunday
- 06. Happy To See You
- 07. Soon Enough ft. Anomie Belle
- 08. Paper Knife
- 09. Golden Braid
- 10. Three Portraits ft. Anomie Belle
- 11. Some Have Said
- Bonus Tracks for Japan
- 12. Phoenix by Midnight
- 13. Her Star Won't Shine
- SILENCE MUSIC/OCTAVE-LAB
Changed
- Artist:Mario & Vidis
- Cat #:OTLCD1722
- Format:CD
- Release Date:2012/02/08
- Price:¥2,310(tax in)
- 少し前は何とも思わなかった音楽が、今日聞くとすごくよく聞こえたりしますよね。2月のベストアルバムは何にしようか聞き返していくと、このアルバムがまさにそうでした。普段あまり目立たなかったクラスメイトが、実は長距離めちゃくちゃ早かったみたいな。瞬発力のある作品ではないと思うけど、ものすごい持久力のある作品に出会いました。全体を通してゆっくりと情緒的に進んでいく、低血圧なニューディスコ。やっぱりスロースターターなんだと思いつつ。決して飛び出してくる音楽ではないからフロアライクなアルバムではないけれど、音に奥行きが見てとれる音楽だからリスニング、特に自閉症モードになれるヘッドホンをしている時がオススメだと思います。すごいセンスがよく、繊細さを感じとれると思います。CD2枚組みで1枚しかサンプルが無かったので、聞いていないもう1枚のほうがすごいオラオラだったらどうしようという不安もありますがオススメです。余談ですが、なぜかこのアルバムを聞いて、ちょうど10年くらい前に流行ったDidoと被りました。特にIn My System (Album Redo) Featuring Kathy Diamondって曲が。EminemがDidoをフィーチャリングして出した曲"STAN"は流りましたね。(yanma)
- [CD.1]
- 01. Introducing To You
- 02. In My System (Album Redo) feat. Kathy Diamond
- 03. Slow feat. Giedre
- 04. Suspend The Feeling feat. Giedre
- 05. Changed feat. Ernesto
- 06. Who‘s Changed The Silence?! (Interlude)
- 07. ISM feat. Ernesto
- 08. Who‘s Shot The Silence?! (Album Redo) feat. Jazzu
- 09. I‘ll Be Gone (Album Redo) feat. Jazzu
- 10. When Nobody Listens
- [CD2]
- 01. Plastic People feat. Vytautas Sondeckis
- 02. In My System (Dub Redo) feat. Kathy Diamond
- 03. You Are Here
- 04. Black Boogie
- 05. Test (Album Redo)
- 06. Kashyyyk
- 07. Demo.Lition Part 1
- 08. Demo.Lition Part 2
- 09. Adventurous Instrumental Music
- 10. Adventurous Instrumental Music Continues
- BLACK TRUFFLE/OCTAVE-LAB
THE MORTIMER TRAP
- Artist:THOMAS BRINKMANN & OREN AMBARCHI
- Cat #:BT06/OTLCD1715
- Format:CD
- Release Date:2012/2/8
- Price:¥2,310 (tax in)
- 今月のアルバムレビューは、「THOMAS BRINKMANN」と「OREN AMBARCHI」がリリースした「THE MORTIMER TRAP」です。この「THOMAS BRINKMANN」の4年ぶりのアルバムは、現代音楽家「OREN AMBARCHI」との共作で、ピアノセッション、ギターセッション作品になっています。「Morton Feldman」の「For Bunita Marcus」へのオマージュ作品で、深い音の世界観を1曲で1時間以上ある中で表現しています。ミニマルなテクノの長編作品のセッション物となると、好き嫌いも分かれそうですが、個人的にはこのアルバムの1曲がかなりツボでした。(asami)
- 01. The Mortimer Trap