相対性理論をはじめ数々のプロジェクトを手がけるやくしまるえつこが今年、メディアアート界のオスカーとも言われる世界最大の国際科学芸術賞「アルスエレクトロニカ賞」の「STARTS PRIZE」でグランプリを受賞。その授賞式の写真が公開された。
9月8日にオーストリア・リンツで開催されたアルスエレクトロニカ授賞式。この日彼女はボーカルの他にオリジナル9次元楽器dimtaktやカオスパッド、オリジナル新装置「YXMR Ghost ”Objet”」(ヤクシマル・ゴースト・オブジェ)などを用いてグランプリ受賞曲である「わたしは人類」を演奏した。
受賞曲「わたしは人類」は、”人類滅亡後の音楽”をコンセプトに、やくしまるがバイオテクノロジーを用いて制作した作品。微生物の遺伝子情報を基にポップミュージックを作り、楽曲情報を遺伝子コードに変換、その情報をDNAに埋め込んだ遺伝子組換え微生物と音源(音楽配信やCD)で発表した。遺伝子組換え微生物「わたしは人類」は、実際に各地の美術館などで展示されており、日本でも2018年1月8日まで金沢21世紀美術館で開催中のコレクション展2「死なない命」で見ることができる。
■やくしまるえつこ オフィシャルサイト『わたしは人類』ページ
http://yakushimaruetsuko.com/archives/2602
■STARTS PRIZE Grand Prize “I’m Humanity” - Etsuko Yakushimaru
https://starts-prize.aec.at/en/im-humanity/
■金沢21世紀美術館 コレクション展2「死なない命」
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1751
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