ドイツに本社を置くAlgoriddim社が、Appleの複合現実ヘッドセット「Vision Pro」向けに、バーチャルリアリティDJソフトウェア「djay」のリリースを発表した。この新しい組み合わせにより、ユーザーはまるで未来のスペースラウンジにいるかのようなバーチャル空間で、没入型のDJ体験ができるという。
同ソフトウェアでは、2台の3Dターンテーブルを現実のように操作できるほか、Apple Musicアカウントと連携することで、Apple Musicのカタログにある音源を利用したDJプレイが可能。音源は3Dレコードに変換されるため、レコードのスクラッチや針を動かす操作、バーチャル・スリーブからレコードを取り出してターンてブルの上に置くなど、リアルな動きもできるようになっている。さらに、プレイできるバーチャル空間は、トンネル、スペースラウンジ、砂漠など、さまざまな環境が用意されているそうだ。
Algoriddimの共同創設者でCEOのKarim Morsy氏は、このソフトウェアについて「Algoriddimと私のビジョンは、誰もがDJできるようになることです。」と述べており、「Vision Pro」はその夢を形にするという。日本での発売はまだ未定だが、YouTubeで「djay」のイメージ動画が公開されているので、ぜひチェックしてほしい。
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