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Muro

KING OF DIGGIN PRODUCTIONS

KRUSH POSSE、MICROPHONE PAGERでの活動で、80年代後半~90年代初頭の日本語ラップに「改正」を唱え、真の意味での「ヒップホップ」を日本に根付かせたラッパー/プロデューサー/DJ。

MICROPHONE PAGERと前後してソロとしての活動を開始し、1996年にはMAKI & TAIKI名義の「ON THE 1+2」にソロカット"バスドラ発スネア行"で参加。翌年には、スペルバウンドより"DAISAN DANRAKU 97 PAGE"を発表し、日本語ラップをさらに進化させていく。

98年には自身のレーベル"incredible"を立ち上げ、"DIG ON SUMMER"、"HAN TOMEI"といったクラッシックを次々に世に出していく。99年には、トイズファクトリーよりメジャー移籍第一弾となる"K.M.W."を発表。続いて発表された"THE VINYL ATHLETES"では、D.I.T.C.のロード・フィネスとA.G.が参加したことでも大きな話題を呼ぶ。2000年には初のフルアルバム"PAN RHYTHM: Flight No.11154"を発表。トータルコンセプトアルバムとしても高い評価を受け、ラテン・フレイバーに溢れたこの作品はより幅広い層のファンを魅了することになる。

その後もK.O.D.P.を大々的にフィーチュアしたアルバム"Sweeeet Baaad A*s Encounter"、ミニアルバム"CHAIN REACTION"などを発表しながら、DJとしても国内外で活動を広げ、マイアミで行われている"Winter Music Conference"への出演や、Stones Throwのツアーへの参加などを経てワールドワイドの認知度を深めていく。

2005年にはAVEXへ移籍し、"20 Street Years"を発表。また、フランスのDJ、ディミトリ・フロム・パリとのコラボレーションMIX CD"Super Disco Friends"はワールドリリースされ、世界的に大きな話題となる。2006年11月には、井上三太のストリート系コミック"TOKYO TRIBE2"のTVアニメ化にあたり、そのサウンドトラックを担当。同時に、US/日本のトップクラスのラッパー/プロデューサーが集結したMUROプロデュースによるアルバム"TOKYO TRIBE2"を発売。アメリカからはJUST BLAZE、GHOSTFACE KILLAH、DE LA SOULらが参加、日本からはTWIGYやBIG-Oら強者が参加しアニメと相まって大きな話題となっている。また、ラッパー"MURO"の集大成となる完全ベスト盤"MUROTIMATE BREAKS & BEATS VOL.1 & VOL.2"を発売。これまでの映像作品をDVDに収録し、MUROのソロラッパーとしてのキャリアを総括する作品。2007年には、NYの伝説的グラフィティアーティストLEE QUINONESとのコラボレーションによる初のインストアルバム"EAST RIVER PARK"を発売。

海外でのDJ活動も精力的に行っており、2007年10月には、ミラノで行われたNIKE AIRFORCE 1のイベントでのDJ出演を皮切りにロンドン/アムステルダムでのヨーロッパツアーも敢行。また、同年12月には北京で行われたFENDIのファッションショーのアフターパーティでDJを、そして2008年4月にはNYのBrooklyn Museumで行われた村上隆氏のエキシビションのオープニングイベントにてDJを行う。
2008年1月よりOAの安室奈美恵によるヴィダルサスーンCMタイアップ曲「Rock Steady」のプロデュースや、MISIA「Yes Forever」のリミックスなどを手がる。
2009年はリリースも多く、EMI、UNIVERSALなどからコンピをリリース。8月には自身の軌跡を辿るべくセルフミックスで今まで発表リリースしてきた楽曲のインストのNONSTOP MIX【DA CREATOR】をリリース。
2010年には和物のみを使用したオフィシャルミックスCDをリリース。多岐に渡るフィールドで最もその動向が注目されているアーティストである。