彼の音楽性を語る上で、まず触れるべきは超絶技巧というべきベース・プレイだろう。彼ほどのテクニックを持ち、また彼ほど多種多様な作品やライブでベースを弾いているベーシストは他にいない。エリカ・バドゥやフライング・ロータスの作品にベーシストとして参加しているのはもちろん、デーモン・アルバーンとフリー、そしてトニー・アレンによるロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーンや、グラミー賞受賞アーティスト、ロバート・グラスパー・エクスペリメントのドラマーであるクリス・デイヴのソロ・プロジェクト、クリス・デイヴ&ドラムヘッズ、フランク・オーシャンのプロデューサーとして知られるオンマス・キース(サーラー・クリエイティヴ・パートナーズ)のミックステープ作品でもその腕を披露している。同様にスタンリー・クラークやスヌープ・ドッグのライブにも参加し、スラッシュ/ハードコア・パンクバンドとして知られるスイサイダル・テンデンシーズの現メンバーとしても活躍。