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Dachambo CD HATAのMachine de Music コラムVol.60
アメリカ西海岸ツアー話“その2”


clubberiaを御覧の皆様こんにちは

前回の“その1”に続き、今回は“その2”を続けていきます。

前回紹介した JOSHUA TREE 
U2の名作『ヨシュア・トゥリー』 (The Joshua Tree)もこれに因んでます。
U2は今年13年ぶりに来日しますね~

さて次のライブは、そのJOSHUA TREE MUSIC FESTIVAL会場から、少し内陸に進んだ「Lander’s Brew」というライブができるBarです。



これまた、ザ・アメリカって感じの場所で、ウエスタンなファッションに身を包んだ西部劇に出てきそうな人達が沢山集まり大パーティーでした。

地元の人達もこの辺を砂漠って表現してるけど、このコラムVol.41でも紹介しているバーニングマンが行なわれている砂漠に比べると、荒野くらいな印象
でも当然空気がキンキンに乾いているのと、電圧と極性のこともあり、パキっとした音は健在です。
(この辺の乾いた音に関して、細かいことは最後のまとめ編で詳しく書きますね)


そしてL.A.に戻ってきて老舗のライブハウスHI HATでライブ



対バンの TV Broken 3rd Eye Openもいい感じ!



L.A.はニューヨークに次いで人口が多い街だけあって結構デカイいんだろうけど、今回は滞在時間が少なかったからあんまり回れなかったなぁ…
次回はディズニーランドを目指そうw


さらに南下し最南端サンディエゴへ
もうちょっと下ったらメキシコです。

海沿いのビールBar的なベニュー「Amplified Backstage」



アメリカにはクラフトビールのIPA(インディアペールエール)が数多くあります。
高めのアルコール度数で色々な種類があり、黒ビールってちょっとコーヒーみたいな味がするなぁと思ってたんだけど、なんとそれがもっと進んだチョコレートみたいなビールもありました!

これはライブをやった場所から撮った写真



イーグルスのホテルカリフォルニアのジャケットっぽいなぁ~と思ってたら、どこで撮ってもそれっぽくなるww



ヤシの木とカリフォルニアの日差しがそうさせるのか?
さすが西海岸!


次は今回の最北端、サンフランシスコへ
今回のツアーで一番の移動距離
と思ったら車が故障…
ブレーキの故障で修理屋さんに持っていったらエンジンがかからなくなりw
一回かかった所で、途中の休憩で車を止めてもエンジンは切らずにひたすら走りました。

そしてサンフランシスコの次のライブ会場「META VILLA」に到着
Music, Ecology, Technology, Art の「META」



っていうか、ココ個人の家!
バーニングマンの時に知り合ったトニトーンさんが「今度日本に遊びに行くから一緒に遊ぼう」って時に一緒に日本に来たのがJoelさん
彼の家で、シリコンバレーから少し山に入った所にあります。



HATAの右隣がトニトーンさん、左隣がJoelさん
Joelさんに「今度アメリカ行くよ!」って話したら「俺の家でライブやんなよ~!」って話から発展
(今回のツアーでトニトーンさんの家でもホームパーティーをやりますが、その時のことは“その3”で)

日が暮れるまではプールのある庭でパーティーをして、夜通し朝まで家の中でパーティーが繰り広げられました。



何回かアメリカのホームパーティーを経験をしてるけどホント規模がハンパないw!




ここから福岡のSTBことSatobonも合流です。



STBはAbleton Liveを使い、Native InstrumentsのMaschineでビートを組み立てつつ、ギターのループを重ねていくスタイル
アンビエントからダンスミュージックまで多彩に紡ぎ出していきます!


そしてこのパーティーで一緒だった「Child of the Mountain」というバンドがスゲー良かった!
男女2人ずつのユニットで、歌を唄いハープやキーボードやドラムパッドをプレイする女性2人と、トラックを出す人とギターという構成



なんでも「Child of the Mountain」というバンド名の由来は、サイモン&ガーファンクルも歌っている伝統的な曲“Scarborough Fair”の一節からインスピレーションを得たとのことです。



On the side of a hill in the deep forest green
深い緑に包まれた丘の中腹で
Tracing a sparrow on, snow-crested brown,
茶色の羽根に頭の白い雀を追いかけて、
Blankets and bedclothes, a child of the mountains
山の子供は、毛布と寝具の中
Sleep unaware of the clarion call
召集ラッパの音にも気付かず眠る
 
On the side of a hill, a sprinking of leaves
丘の中腹で、わずかな木の葉
Washes the grave with silvery tears
銀のような涙で墓が洗われる
A soldier cleans and polishes a gun
兵士は銃を磨く
 
War bellows, blazing in scarlet battalion
戦いは轟き、紅の軍隊の中を燃え上がる
Gnerals order their soldiers to kill
将軍は兵士に殺せと命じる
And to fight for a cause they've long ago forgotten
長い間忘れていた大義のために戦えと

※出典
https://ameblo.jp/reikaitalk-2/entry-12317744602.html


山に代表される昔ながらの伝統的な唄や音楽と、子供に擬える新しいサウンドを融合させるというコンセプトでやっているそうです。
女性2人は古くからの友人、曰く、小さい頃からピアノをやっていて、ハープは8年くらいやっている(ハープでBassのアプローチをやったりもしていた)
ハープを含めヴァイオリンやチェロなどオーケストラなどに使用される古典的な楽器も好きだが、現代のデジタルサウンドも好きで、それらを融合させるのがこのバンドのコンセプトだと話していました。

そういえば、JOSHUA TREE MUSIC FESTIVALの時に、Dachamboのインタビューがあって「CD HATAのエレクトリックなサウンドが、バンドの生演奏に非常に良く馴染んでいて良かった」って言われて「私の音楽は、テクノロジーと生演奏のヒューマンな部分を融合させることをテーマにしている。それは音楽だけでなく、テクノロジーとヒューマンな部分が良いバランスで融合された世界が理想的だと思っている。それが私のフィロソフィーです。」って答えた。
それは、この音楽機材コラム“Machine-de-Music”のテーマにも繋がっています。

女性2人は学生の時から一緒に音楽をやっていて、その頃はもっとアコースティックな感じだったんだけど、昨今のサウンドシステムやエレクトロニクスの進歩にあわせて自分達の音楽も進化させていきたくて、トラックを出す人やギターを入れてって感じっぽい。

Child of the Mountainでトラックを出してる人はAbleton Liveを使い、コントローラーにM-AUDIOのX-Session Proを使っていました。
X-Session Proは、このコラム第8回でも紹介してますが、HATAも使ってました。
ケースバイケースなんだけど、ユニット的な感じで、他の楽器パートの何人かと一緒にやる場合、打ち込みのトラックって4パートくらいにまとめて、それをコントロールするくらいにシンプルな方が、自由度とクリエイティブのバランスがいい感じするんだよね。
生演奏にもフレキシブルに対応しやすい。
どんなMIDIマッピングをしているのかまでは聞けなかったんだけど、X-Session Proの4つのフェーダーとつまみの数って理想的なのかもなぁ~

Child of the Mountain マジでいいよ!
おすすめです!

もう一人、チラッと紹介します。
このホームパーティーのサウンドシステムを作ったアンソニーさん



彼の自作スピーカー
ウーファーに凄い工夫がしてある。
(その細かい話は彼に確認をとって、書いていいようだったら書くかも?)

HATA的な印象としては…

ってところから
その3”に続いていきます。
引き続き続きを楽しみ下さい!


CD HATA