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Dachambo CD HATAのMachine de Music コラムVol.66
電子音楽と現代音楽とロックンロール


clubberiaを御覧の皆様こんにちは

2020年あけましたね!!
とりあえずおめでとう!!

ってなわけで、日々デジタルピコピコやってるCD HATAですが、このコラム今年一発目ということで「電子音楽って?」ってことを書いていこうかなと思い立ち、そうするとやっぱりそれは現代音楽という領域に踏み込んでいかざる追えず。
まぁなんてったって、Wikipediaの“電子音楽”の項目、一行目が「電子音楽(でんしおんがく)は、現代音楽の一種としてスタートし~」ってな感じだしね!!

そんな感じで今回は、学術的なテーマをセックス・ドラッグ・ロックンロールなノリで、ゆる~くお茶の間に向けブッこんでいこうと思いますんで、そこんとこヨロシク!!

そうそう、これ書くのは去年アメリカツアーに行く前に書いたコラムVol.58 アメリカと電子音楽で「ミュージック・コンクレートのことは、また今度~」って言っていたり、あと前回のコラムVol.65 MUTEK.JPのレポート(でも「前にミュージック・コンクレートのことも、やるやるって言ってて~」って言っていたのも思い出したりで、書くに至ったりもあったりです(約束は守るオトコなんですw)

さて、ミュージック・コンクレートなんですが、ココに書いてあるように「楽音(音程のはっきりとした楽器による音)による音ではなく、もの音(人の声、動物 の声、鉄道の音、自然界の音、都市の環境音など)のような日常聞こえる音を録音編集、エフェクト処理して制作するコンクレートミュージック(具体音音楽)という音楽ジャンル」

要はメロディーとかリズムとかハーモニーとかじゃない音楽(ちょー大雑把w)
環境音楽(ブライアン・イーノさんが言い出した)とかの元祖的な!?

それは1950年ちょい前くらいに、フランスのピエール・シェフェールさんとピエール・アンリさんが「録音したものをスピードを早くしたり遅くしたり、つなぎ合わせてみたり、なんかいじったりして面白い音出すユニットやろうぜぇ~」ってノリではじまったっぽいです。
この人達って、ある意味テクノユニットの元祖かもねw!?(ピエール瀧さんが2人いるイメージw?!)

昔々、録音されたテープをこねくりまわしたりして作品を作っていた人達がいましたとさ。

あっ録音されたものを使った表現方法に関しては、この時にもチラッと触れたけど、CD HATA的には再生機器を使った表現と電子音そのものを使った表現って全く別物だと思うのです。
「音楽」と「録楽」って言い方をしている三輪眞弘さんって方もいらっしゃるんだけど、それにちょっと近いかも。
このコラムのこの回で、SONICWAREの社長さんも、それっぽい話に触れてたなぁ~

再生機器を使った表現っていうのは、録音されたテープをあれこれいじる行為しかり、ターンテーブリストやサンプラーを使った表現(パッドプレイをするフィンガードラムの人も場合によっては?)、PCM音源のシンセサイザーもこっちに分類しようかな。

ってことが語れるくらい、今となっては録音芸術手法や電子音楽って一般的なものになってるけど、さっきのピエール・ブラザースさん達の時代って、まだ極端に言ったらベートーヴェンさんとかモーツァルトさんとかのみが、ザ・音楽って世の中の時にああいういうことやってたって、相当ブッ飛んだコンビだったのかもね!?
きっと電気グルーヴも真っ青ですw

んじゃあ、もう一個の電子音そのものを使った表現を語るにあたり、電子音の楽器の元祖はっていうと、辿ってくと1759年にクラヴィサン・エレクトリィクってのがある。
でもやっぱ、直接的な元祖はテルハーモニウム(別名ダイナモフォン)になるのかな。
1900年くらいにアメリカで生まれた電気オルガンの元祖、どデカイブツ(200トンとかあったみたい)

その次はソ連にいってテルミン登場、これは1910何年とか(テルミンはなんか有名だよね)
アメリカとソ連って宇宙開発競争(1950年代~)より前に電子音楽機器でも争ってたのか?!(そんなことないかw)

その後は1920年代ごろにオンド・マルトノ(これフランス)
1930年ごろにはトラウトニウム(これドイツ)
日本も頑張ってたみたいで、日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)がマグナオルガン(メッチャ名前が強そうw)を1930年代に出してます。
あっハモンドオルガンもこれくらいの時期に出てきてます。
ハモンドオルガンは加算合成のおじいさん的存在

これ一応 Machine de Musicっていう音楽機材コラムなんで、こんな感じで楽器の時代の流れに触れつつ

そいでもって第二次世界大戦がはじまっちゃうわけですよ(1939~1945年)

戦時中って…
ヒットラーのサウンドシステムとか潜水艦の音の戦いのこととか…

軍事技術開発ってスゲーからねぇ~
戦時中にも色々な音的技術開発は行われているわけです。
俺ら今、普通にLRのステレオで音楽聴いてるじゃん、これって元々戦場での敵機特定技術からきてるみたいだよ。

戦争が終わって少しして、1950年代ヨーロッパではカールハインツ・シュトックハウゼンさんとアメリカではジョン・ケージさん達が来るわけです。

さっきの電子音の楽器の話は楽器っていうくらいだから、楽音(メロディー的な)を奏でることを目指してて(テルミン以外ほぼほぼオルガンだし)、そうじゃない音楽、ミュージック・コンクレートに話が戻ってきましたね~

おれサイン波の音好き!!
純粋なサイン波の音って自然界には存在しない音で、現代人はそういう音にも耳が慣れてるから普通に受け入れてるけど、はじめてサイン波の音(サイン波に限らず他の波形でも、要は電子音)を聴いた時はどんな感じだったんだろうなぁ??
結構、変な感じしたんじゃないかなぁ??

あっあと、トータル・セリエリズムに触れておこう。
トータル・セリエリズムってのは、音高だけでなく、音価・強弱・アタック・音色なども厳格に音列技法によって統治する作曲法
要は平たく言っちゃうと、おたまじゃくしだけじゃなく、ベロシティやエンベロープ、デュレーションなど(解釈によってはエフェクトも?)も含めた音色も作曲の一部だぜって!?
音楽を記録することが譜面だけじゃなくて、録音もできるようになったがゆえの発想なのかなぁ?!
DTMの世界ではごくごく当たり前にやってることを、当時は譜面でそれを表現しなきゃならなかったんだから大変だよね(って噛み砕きすぎかw)

シュトックハウゼンさんとかジョン・ケージさんは、その当時の現代音楽のアイドルで、ロックンロールでいう所のエルヴィス・プレスリーとかチャック・ベリーにあたる人?!
あれ!?時代的にも同じような時期か!!

エルヴィス・プレスリーやチャック・ベリーが、その後のビートルズやローリング・ストーンズに影響を与えていったように、シュトックハウゼンさんやジョン・ケージさんは、その後のスティーヴ・ライヒさんやテリー・ライリーさんに流れてって(ちょっとニュアンス違うけど)
時を同じくしてその頃、電子音楽的なネタでは、ベル研究所でMUSIC-Nっていうコンピュータミュージックプログラム、プログラミング言語も出てきちゃう。
50年代ってある意味すごい時代!!
ベル研究所のMUSIC-Nは、アップルコンピュータのMacintoshに~(これもかなり端折ってるけどw)
そんな歴史的な流れにJAZZも絡めてったら、さらに面白いかも!!

60年代になってくるとMOOGも出てくるし、話は色々広がっていくんだけど、それはまぁまた別の機会にしましょう。

と強引に力技と相当な解釈でまとめていこうとしていますがw

とりあえず、電子音楽を含んだ現代音楽の文脈だったり、現在の電子音楽、ダンスミュージックもロックンロールもJAZZもHipHopもポップスも全部いっしょこたに、国も人種も関係ないし、まぜまぜしちゃっていいんじゃない。
結果それはピースフルな世の中になるでしょう。

はいちょうど4分33秒くらいで読めたかな?!

そんなこんなで今年もよろしくです!!

CD HATA
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