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Trilogies -DJ Nobu- episode 1

『盟友との相乗効果が誘う次の深淵』

DJ Nobuが2022年最初のTrilogiesに登場だ。
毎月3週にわたり開催されるレジデント・シリーズ Trilogiesは昨年10月のスタートから、石野卓球、Licaxxx、GOTH-TRADといったワンアンドオンリーによる予想を超えた共演や、ロングセットによる特質の追求など様々な表情でリスナーに高い満足度を提供してきた。
DJ Nobuはパンデミック以前、国内の大型フェスのほか、ヨーロッパを中心に、クラブミュージック先進国からのブッキングを主な活動としてきた。Berghainのアニバーサリーへの招致や、Sónar Festival、Dekmantel Festivalといったエレクトロニックミュージックの博覧会ともいえる重要なフェスティバルのヘッドラインに名を並べるまでの世界的な評価は、DJ Nobuの音楽を体験したファンであれば至極当然と感じるかもしれない。2016年、Contactがオープンしたその日を飾ったのもFunctionとDJ Nobuとの共演で、それからも、優れた海外アーティストとのマッチングで、数々の記憶に残る夜を演出してきた。
卓越した音楽科学と強烈なスピリットによって作られるコンテンポラリーかつ非現実的な空間は、オーディエンスのイマジネーションの発展を想定の外へと大きく飛躍させる。テクノリスナーの快楽の極値、モダンな豪傑DJ Nobuの無限のサイケデリアがTrilogiesに待望の登場だ。

DJ Nobuが自身のパーティFuture TerrorやGONG、NTS Radioのプログラムで度々招いてきたOccaがシリーズ第1回、Studio Xでの共演に決定した。札幌に拠点を置くOccaからも、自身のPrecious HallでのパーティArchivにDJ Nobuを招致しており、お互いに音楽の交差を重要視する関係にある。その相乗効果は、互いの刺激を深化から深化へと発展させる、エレクトロニックミュージックの更新と最深部の模索であり、オーディエンスの観点からみると、最高から次の最高への移行の連続が起こる狂気的なまでの高揚を目の当たりにすることになる。
Contactフロアでも電子音楽の深化は絶え間なく、昨年、同じく沖縄をルーツにもつIORIが立ち上げた〈VISIONARY〉からのEPや、John Osbornが主宰する〈DRED Records〉からのアルバムなど制作面でも注目されるTasokoや、ベルリンでの滞在や海外レーベルからのリリース、Cocktail d’Amore等の著名なヴェニューに出演してきたYuzo Iwata。さらに、Bicepのトラック「Hawk」への参加や〈Tresor〉のコンピレーションへの楽曲提供をする、世界的なプロデューサーとなったmachìna、QUALIAを主催するQmicoなど、クリエイター気質のラインナップがメインフロアとは異なる色鮮やかさと疾走感をともなう緻密さでデザインされる。
Trilogies DJ Nobuは、モダンなサウンドと、アーバンなグルーヴが交錯する、ハイクオリティのダンスで開幕される。