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AL HACA

中心メンバーはRQMとCEEだけど、AL HACAは世界中の色んなヴォーカリストたちやベース制作者たちの集まりなんだ。プロダクション側としてここ数年はStereotypが仕切ってくれているよ。彼は俺たちの重要なパートナーだしAL HACAでもあるね。CEEとStereotypは CRUNCHTIMEのスタジオと出版を一緒にやってる。 TOLCHA(Metapolyp Berlin)のRASDAもプロダクションに参加していて、アルバム「Family Business」中の楽曲でもかなり彼のスキルがフィーチャーされてるよ。 AL HACAは15年前に始まったサウンドシステム、DJの集まりなんだ。 だからAL HACA SOUNDSYSTEMって呼ばれてたんだけど(笑)、CEEが7年前にオフィシャルにAL HACAという名で活動し始めたんだ。Rocker’s HiFiのDJ Dickが、He Manをフィーチャーした ‘Killa’って曲を聴いて、、、その後は見てのとおりさ。 俺たちはどんな音楽でも好きだよ。音楽は人々を一つにするけど、ジャンルはそれをまたバラバラにしてしまうんだ、だから俺らは音楽のジャンルっていうのは気にしてないよ。 Stereotypはつい最近ニューヨークでBBC1のMaryanne Hobbsと一緒にショーをやったばかりだよ。俺たちはいつでもどこでもチャンスさえあれば仲間たちとプレイしてるよ、例えば、ベルリンのjahcoozi the tape, MODESELEKTOR, Chris de Luca & Phon.o, Shirkha、あとはUKのTHE BUG, Milanese, Pinch なんかともやってるよ。 2007年の1月のロンドンのFabric、3月にマイアミのWMC、リスボンのLux Club、クアラルンプールのKLCCなどかな、名前をあげるとすれば。俺たちはワールドワイドに活動していて、どのショーが一番大きかったかって言うのは難しいけど、ほとんどは小さなスペースでやってる。オーディエンスがぎゅうぎゅうに入ってるのがベストだよね、 みんなが一体になってるような感覚がするし。
基本的にAbleton LiveとLemurコントローラーだよ。俺たちは今日のテクノロジーをすごくいいと思っていて、ワークショップを開いてみんなにこのソフトウェアについてをレクチャーしているんだ、そしてみんなにクリエイティブになってもらいたいんだ。オーディエンスとはお互いインスパイアし合えればいいと思っていて。 うん。DJはするよ、でも最近はほとんどレコードは使っていない。家にはレコードコレクションがあるけど、DJするときはAbletonを使ってるからね。DJセットの内容は仲間のサウンドだけなんだ、世界中の友達からエクスクルーシブなダブプレートやファイルが手に入るからね。 流動的でリアル、正直、ゾクゾクするような時もあれば、感情的、欠失、へヴィーなベース、そして未来、、、自分たちの音楽を言葉で表すのは難しいけど、でも俺たちはいつも感じてる通りにやっているんだ。腰を据えて何か特定のものを作るということはしないね。まずリディムからスタートして、そこからすべてがはじまるんだ。 うん。でも、ある特定のbpmテンポの音楽をダブステップと呼ぶようになってきていて、俺たちはbpmには縛られてないからね。ダブステップという言葉が出来る前から俺たちはこの音楽をやっていたわけだし。ダブのパワーを使って、でもダブって言うのは俺たちにとってはジャンルではなくて、フィロソフィーであり、音楽をつくるツールでもあるんだ。俺たちは、ダブステップとカテゴライズされることについては特に考慮はしてないよ、bpmのルールにものっとってないしね。それより、BAREFOOTってよんだほうがいいのかもしれない。つまり、トラックの速さには関係なく、もっとフィーリング的なものを指す、ポリリズム的な性質をもつという意味で。いまだにStereotypと俺が作った曲は今日のダブステップのブループリントだと言われているけどね、まあUKでは誰も聴きたいてやつはいないだろうけど(笑)。 最近みんなが気に入って流行っている事はうれしいよ。俺たちにとってもいいことだと思うし。 最高なAL HACAと最高なCrunchtimeさ。 すごく楽しんだよ。このイベントは、ローカルなアーバン・カルチャーを誇りに思っている人たちが集まっていたよね。東京で、自分たちのカルチャーで今何が起こっているかをすごく理解している人たちだ。素晴らしいよ。今回、ラッキーなことに俺らAL HACAが唯一の国外アーティストで、俺ら以外は全て国内アーティストでしょ。でもこういうのってどこの国でもあるわけじゃなくて、例えばオーストリアで行なわれているフェスティバルだと、全体の内2アーティストぐらいがオーストリア出身であとは全部国外アーティストだったりするんだよね。だからウィーンで俺らがプレイすることって今ではほとんどないんだよね。自分たちでオーガナイズするパーティぐらいかな。このイベントは、ロケーション、アーティスト、アートワーク、そして皆のVIBE全てが完璧だと思った。あと、セキュリティがいなくてすごくピースフルな人たちが音楽を楽しみに集まっている、っていう雰囲気がすごくして良かったよ。子供たちもいっぱい来てたよね。このイベントに参加できたことを本当に嬉しく思うよ。