INTERVIEWS

DJ HOKUTO

DJ HOKUTO満29才です!都内をはじめ色んなとこでDJしています。最近はアメリカ・アジア等海外によくDJしにいっています。360°というラップグループのDJや、東京ビジュアルアーツという専門学校で講師をしていたりと色々やっています。
始めるきっかけは「JUICE」という映画の主人公がDJで、中学生の時からマセガキだったからオヤジからもらったレコードプレーヤーでレコード買って聞いていたけどDJという存在は知らなかったからすごい衝撃的だった。ちょーかっこいいと思って速攻でターンテーブルを買いました。 あげたらきりないけど、自分はDJなんですごく色んなDJに影響を受けています。特にオレのアニキ分みのるさんには、クラブだったり音楽だったり仕事だったり、はたまた人としてみたいな事だったりすごく色んな意味で影響を受けているし、全てはそこから始まってます。
基本いいと思った曲はなんでもかけます。ジャンルのこだわりというよりは、DJという立場でいかにその場を楽しい雰囲気に出来るかをいつも考えています。 言葉や人種など文化や国を越えて仕事できる事がすごく魅力的だと思う。言葉や文化が違ったり、年が違ったり、金持ちだったり貧乏だったりとか全然関係ない人たちが1つの楽しさを共有出来る空間を作っているのがDJやクラブだと思う。それを一回味わっちゃうとやめられないっす。 DJとしては、やっていることをちゃんと評価してくれるのが海外だと思います。例えば練習したら練習した分だけ、いいDJをしたらした分だけ、人といい関係を作ったら作った分だけ周りが認めてくれるみたいな。それはクラブとかプロモーターやDJだけじゃなくてお客さんも、やったらやった分だけしっかり評価してくれるから、みんな切磋琢磨してレベルが高いんだと思う。特にアメリカはパーティーする事が文化だし、クラブでかかっている曲も日本で例えるならスマップとかアムロちゃんの曲で歌って踊っているのと同じことだから、すごくポピュラーで一般的なものだと思う。日本は法律の問題があるからってゆう事もあるけど、クラブとかHIPHOPが良くも悪くも特別なものみたいになっていて、イメージ先行的なとこがあるから、個人的にはもっと色んな人が純粋に音楽で楽しめるシーンに出来たらなと思ってます。 レーベルからCDのオファーがあって、候補曲の中にチカーノラップのカタログが大量にあったんです。普段自分のMIXやクラブプレイはHIPHOP全般って感じですが、個人的にはWEST COASTモノが好きなんですよ。いかついイメージのある音楽だけど、ピュアで甘い曲も多くて。女の子に聴いてもらえるものにしたかったので、今回は『メロウ』というコンセプトにしました。 全体的にコテコテのチカーノだけじゃないから、こういう音楽を聴いたことない人やクラブに行かない人にも聴きやすい仕上がりだと思っています。前半は少し踊れるような曲やスクラッチを入れてMIXしたり、中盤からはしっとりと家で聴けるメロウな雰囲気のイメージで作りました。LAでよくDJするのでその雰囲気もあったり。曲はLAのラジオPOWER106でかかっている曲や、LAのローカルヒット的なものも沢山入っています。LIL ROBやNB RIDAZは特に有名で、日本でもよくかかっているから聴いたことがあると思うし、ベイビー・バッシュのシャウトをもらって、2曲目に入っているところも聴いてほしい。これを聴いて、HIPHOPの中でも色んないい音楽があることを知るきっかけになってもらえたら嬉しいです。 なんといってもDJが作っているっていうのが魅力だと思います。単純に1曲1曲ではなく全体を通して1つだと思うので、作るDJや内容によって全然違うし、クラブとは違って音だけだからそういう意味でよりDJにとっての作品的なモノだと思います。 今は木曜から土曜まで毎週レギュラーでDJしていてどれもオススメです。木曜は六本木のCLUB99、金曜日は福生のCLUB JELLY、土曜は渋谷の27destinyでやっていて、どこも間違いないので是非遊びに来て下さい!あと、最近船上パーティーをちょこちょこやりだしました。ロケーションがありえないほどやばいので盛り上がり方もハンパないしすごく楽しいです。 今後は最近アジアが自分的にもクラブ的にもだいぶ調子がいいし、LAやハワイをはじめ海外を攻めまくります。あと、今「大和BEAT CAMP」というプロダクションチームを結成したので制作方面もがっちりやっていこうと思っています。
遊びも勉強だと思うから、好きなら思いっきり遊んで楽しみながら、自分のやりたいとこをとことん追求してくださーい!