INTERVIEWS
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Takaya Sato

Gemini recordingsという日本発信のテクノレーベルを 運営しています。まだまだ若いレーベルなので、知らない人も多いと思うけど、きっと噂を耳にした事がある人も少なからずいるはず。元々はトウキョウから音源発信をしていたんですが、テクノの本場ヨーロッパでもう少し修行を積んでみたくって、かねてから引き合いのあった友人のツテでスペイン・バルセロナに活動の拠点を今年の4月に移したばかり。基本的にはテクノをメインにしているんだけど、気に入ったエレクトロニックミュージックだったら、柔軟に受け止めてリリースするようにしています。
レーベルの最新情報に関しては興味があれば是非レーベルのmyspace (http://www.myspace.com/geminirecordings)を見て頂ければ。常にニューリリース音源をアップしているから、すぐにアクセスしてスピーカーの音量を上げてトラックをチェックしてみてください。アドレスはコチラ・・・勿論フレンドシップは大歓迎です :)
2006年の4月、、、設立から気づけばもう2年以上も経っているんだけど、ある情熱を持ってレーベルを立ち上げたんです。僕が16歳の時、DJっていう職業がある雑誌で若者の間でなりたい職業2位にランクしたことがあって、それを見て以来おぼろげながら将来の職業を夢見ていた。いろんなジャンルの音楽を跨ぎながら今に到達しているんだけど、確固たる自己のスタイルを 確立する為に、やはり自分のレーベルを持ちたいと思い、
『Gemini recordings』をはじめました。 記念すべき第一弾リリースには予ねてから交流のあった『extrawelt』とその別名義 『midimiliz』のカップリング盤12"レコード(A1 Midimiliz -crsh / A2 extrawelt - weich8収録)を制作した。時まさに『Border Community』が彼らの『Sooper Track』という曲をヒットさせて、続け様に『Cocoon』、『Traum Schallplatten』、『Kompass』といったレーベルが彼らと契約していったんだけど、幸運な事に彼らが僕らにも楽曲を譲ってくれて、カバーのコンセプトやマスタリングに至るまで一緒に行った。はじめてのリリースだったし、他レーベルの批准に合わせる為にこだわりまくって制作に望んだおかげで、自分でも予想もしなかった枚数が世界中に流通された。その後は色んなアーティストが曲を送ってくれる様になって、未だに『extrawelt』サマ様だね。今彼らは『Cocoon』と契約して10月にフルアルバムが出るはず。先日、『Cocoon Club @ Amnesia』(イビザにて)で彼らに会ったんだけど、アルバムに関してはかなり期待していいでしょう。話は反れたけど、立ち上げ段階はまさにすべてが実験でしたね。でも未だにそうかな。 レーベルの運営に関してはご存知のように年を増すごとに厳しくなっているのが現状かな。でもいつの時代も物事は進化していくし、それに沿って無理せずやれる範囲で運営するように心掛けている。なにせ、少人数でやっているから幾ら時間があっても足りないくらいやる事が山済みだけど、でもそれをひとつひとつこなして行くのが面白くって、音もそうだけど、自分の生活までミニマルな感じ(笑)まあいい事ばかりじゃないけど、嫌な事もバネにしながら未来を目指す、果てしない登山みたいだ。テクノのバックグラウンドを知る度に溜息が出るくらい、このシーンは影響力があると思う。
語るほど深くは知らないけれど、僕が拠点を置くバルセロナに関してはクラブシーンは盛ん。遊び好きのカスティリャーノ達は夜な夜な踊りにでるんだけど、バルセロナという土地はヨーロッパでも最大と言っても過言じゃないほど観光業が進んでいて、街の中心には少なくとも100以上のナイトクラブスポットがある。勿論色んなジャンルが犇めき合っているんだけど、テクノやハウスに限って言えば、音キチなら誰でも知っているようなアーティストが毎週DJしている。大きい所は3,000人以上集客できるスペースがあるし、アングラでは100人も入れば酸欠状態のクラブまで色々ある。
バルセロナのメジャーイベントはやっぱり『Sonar Festival』ですね。『Sonar』に関しては日本版ソナーがあるくらいだから知っている人も多いだろうけど、このイベントは恐らくヨーロッパでも最大級と謳われている。近所でやっているから仕事を兼ねて今年も行ったけど、その迫力とスケールは体感しないと
わからないと思うので、多くは語らじ・・・興味があれば是非来年参加してみるそのスケールのデカさに圧倒されるはず。お薦めのイベントであることは間違いない。
後、忘れてならないのは『イビザ』の存在。バルサから飛行機で40分でいける『The end of the world』!!! 街中にディスコの広告が溢れていて、噂通りの世界最大級の夜遊び場で。スペイン国内を初め、世界中のパーティピープルが世界最高峰のスピーカーで世界最高峰のDJを楽しんでいる。その凄まじいエナジーに圧巻されることなかれ、もし遊びに行く機会があれば、気合を入れて行った方がいいですね。ギネスブックにも認定されているクラブからアングラまで色々あるけど、今年はアフターパーティに規制が架かって行き場のないパーティピープル達はアフター規制反対のデモクラシーをやってのける。そんなクレイジーなバレアレスの孤島。勿論ディスコやクラブだけじゃなくて、素晴らしいビーチや自然に出会えるファンタスティックな観光地としても僕も大好きな場所です。 ある事情でレーベル活動を休止していた時期があって、第2弾リリースの『The Rockitmen』以降、音沙汰がなくってもう消えたのかな?って思っていた人も居るかも知れないけれど、活動の拠点を移したおかげで
おかげ様でまだレーベルは存在しています。現代は楽曲をダウンロードしてトラック収集をしている人が多いと思うけど、その時代の波に沿ってデジタルでリリースを重ねている。今は昔と違いレコードでDJする人は減ったけど、でもレーベルとしてはやはりフィジカルなリリースをして行きたいっていう願望があって。
デジタルリリースの存在は無視する事は出来ないけれど、やはり物質的な音源(レコード、CD)をリリースするのがレーベルにとっては醍醐味ですね。来る10月末にレコードとしてはレーベル第3弾の『A Commitment to Transit e.p』の発売を控えている。オリジナル楽曲をプロデュースした『Rennie Foster』は東京に住んでいるカナダのアーティストなんですが、元々お互いテクノ馬鹿とい
うか、そんな付き合いで、そのレニーからこの楽曲を『GEMINI』から出したいってオファーがあって。この楽曲はあのローラン・ガルニエもプレイする独特な雰囲気を持った曲なんだけど、運命の糸を引き合わせたように色んなアーティストからリミックスのオファーがあって、最終的にはUSから『Angel
Alanis』、ドイツから『KAUFMANN und FERDINAND』、そしてRENNIEと同郷のカナダからは『Fractal』のリミックスを一枚のレコードに収録して発売する予定。オリジナルに加え、リミックスを3曲収録。このコーディネートを手掛けられたことは、僕にとっては凄く嬉しいことで誇りに思っている。世界のフロアーを揺らす力を秘めたどれもパワフルな色合いだと思う。
その後は僕自身、初となるミックスCD (Scenario take one -mixed by Takaya
Sato)をリリースする予定なんですが、このレコードに収録される楽曲を含めて、コンピレーション+ミックスCDの2枚組で発売する予定。内容に関してはウェブかmyspaceをチェックしてみてください!
こちらこそインタビューを読んでくれてありがとうございました。可能な限りレーベルを続けていこうと思うので、これからも宜しくです!