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Rei Harakami

初めての参加だったし、どういうものかっていうのが文字情報や写真でしか知らなかったんだけど…‥。うーん、ソナーの会場云々でいうと、一番思ったのはお客のマナーの悪さかな。日本のフェスから考えたらもうとんでもないね。ゴミ箱なんてあってないようなものっていうか。地ベタが全部ゴミ箱状態っていうのはなんとかしてほしいね。 〈ソナーby night〉は、いやー、びっくりしましたね、人が多くてデカくて、なのに音がいいことにびっくりしました。昼間の部に比べれば全然お金がかかってるなと思いましたね。幕張メッセの会場が3つあるようなもんだもんね。飛行機が入ってもおかしくない感じで。Minus(リッチー・ホーティン主宰のレーベル)のステージとか見ましたけど、凄まじかったすね。キャパのデカさと音の良さにとにかく愕然としました。昼間の部ももっと音を良くしてほしいですね。 リッチー(ホーティン)とどっちがよかった(笑)? っていうか音楽的に比べる土俵が違うよなぁ。まぁそれは置いといて…‥、今回機材の関係で Sonarama(ソナラマ)っていう昼間の部のメイン会場とは少し外れた会場でやったんだけど、そこでやれたのが逆によかったのかなと思ってます。メイン会場だと、良くも悪くもみんなとにかく人がウロウロしてて「なんか面白いことあるのかー」みたいなノリなんで…‥。 去年の秋からちょっとずつやってる感じです。「オー! ずっと続けて行こーぜ」っていうノリノリな感じじゃなかったんですが、大阪のアート系のイベントの際に、高谷さん本人から僕と一緒にやってみたら面白いんではないかってオファーがありまして、こういうコラボが実現したわけです。まあ、彼はVJっていう捉え方でヴィジュアルをやっている方じゃないんで、いわゆる映像作家で、映像を作品として作っているっていう方なんですよ。 ある程度は2ヵ月くらい前に決めていました。ソナー前の5月の上旬に、高谷さんと京都で一緒にやる機会があったんで、まあソナーのリハみたいな感じで、そこで問題があったら考えましょうみたいな感じで。そこでは大丈夫だったんですけど、でも今回ソナーでは当日のリハーサルが全然上手くいかなくって、どうなることかと焦りました。プロジェクターとスイッチャーの配線がうまくいかなくて。だから本番が問題なく進行してホントによかったです。 呼ばれたらやっぱりまたやりたいですよね。 フジロックとか、北海道のライジングサンやレイブだったり、あります。ソナーは規模が違いますね。市や国を挙げてやってる感がありますね。おじいちゃんとかもいたし。お客のノリがはっきりしてるし、今回のライブではクラウドの反応もよかったと思います。 実質は2004年に作りました。「lust」と「owari no kisetsu」っていう曲だけは2003年で、そのほかの曲は2004年に作りました。レコーディングは自宅の部屋です。まあフツーの家に機材がおいてあるだけなんですけどね。基本的にエレクトロニックミュージック作ってる人は皆そうだと思いますけど。今どきスタジオ借りてやってる人は少ないと思いますよ。ムチャクチャお金かかりますからね。まあ、ロックバンド系はしょうがないけど。 「色欲が強い方なんですか?」なんて聞かれたりするんですけど(笑)。いやいや。まあいつか使いたい言葉だなとは思っていたんだけど。あとは「何でなんですか」っていうより、「あの曲がなんで『lust』なんだろう」ってことを考えてくれれば嬉しいなと思います。曲を聴いてその辺のところを想像してくれれば嬉しいですね。“lust”って言葉から捉えようとするモノとは全然違うと思うんで。 僕がそれ見越して作ってたわけじゃないんで。地味にやろうかなって思ってたんですが。レコード屋さんも仕入れの段階でそんなに売れると思ってないだろうし。まあ前回のアルバムから4年間、ハラカミ名義としての作品は出してなかったけれど、リミックスとかプロデュースものでのリリースはあったんで。4年間全く何にも活動してなかったらそうはなってなかっただろうな、とは思いますけど。 夏はライブ三昧ですね。7月にワンマンライブもあるし、福岡でライブしたり、あと8月には北海道で「ライジング・サン」フェスティバルに出演します。レコーディングものとしてはコラボレーションし続けてる人がいますので…‥。 「●?×%◎#!■です。すんません。」(※まだオフレコのようです) まあアレで買ってくれた人も多いと思うんですよね。矢野顕子さんがそうまで言うなら買ってやろうじゃないか、みたいな。 ホントに思ってる? 後でウェブ見たら「括弧ウソ」なんて書いてないですよね(笑)。 1つあるとすれば、ファンの方に「どこソコでもライブやってくださいよ」ってよくリクエストされるんですが、自分的には全然やるんですけど、イベントはオーガナイザーさんが主宰するものだからね…‥。まあ、呼んでいただければどこでもいくつもりですので。是非『lust』を聴いてくださいね! ダム・タイプの高谷史郎とのコラボで見せた、レイ・ハラカミの“電子音の世界”

ソナーフェスティバルのなか日にあたる2日目、レイハラカミのライヴは Sonarama (ソナラマ)という、音響およびヴィジュアルアートに重点を置いた会場で行われた。今回はハラカミ氏と「 Dumb type 」映像作家、高谷史郎氏とのコラボレーションも見どころだ。
午後9時だが、ここバルセロナはまだまだ真昼のように明るい。期待に胸膨らませ会場入り! ホールは体育座りで聴く体制に入ったお客さんで埋め尽くされた。まずハラカミ氏の英語での自己紹介から始まり、そしてライヴがスタート。ノスタルジックな「 long time 」で幕を開け、2曲目「 joy 」に続く。軽快なテンポを保ちつつも遊び心の感じられる曲である。観客はすっかりハラカミワールドに包み込まれ、心のこもった電子音楽に耳を傾ける。続いて「 lust 」。全身全霊で演奏するハラカミ氏の体からは、汗が止めどもなくしたたり落ちる。インターバルには“ do you remember my name? ”と軽快なハラカミトークも飛び出し、笑いを誘う場面も。三面が連なる大スクリーンにはタカタニ氏の繰り出す流動的かつハイスピードヴィジュアルが映し出され、まさに我々は完全に非日常な電子音の世界へと連れ出されたひと時であった。