INTERVIEWS

沖野修也

8年前に、クロアチアのザグレブで行われた「FUTURE JAZZ FESTIVAL」に参加したことがきっかけです。内戦が終了して10年ほどしか経っていない国で、クラブジャズ/クロスオーバー系のフェスが存在するのに「どうして日本じゃできないんだろう?」と思ったんです。J-POPやコンサバなジャズ、ロックやテクノのフェスは数あれど、クラブジャズ系のフェスはなかったですからね。 徐々に規模を拡大し、順調に育って来たのではないでしょうか。まだ、野外には進出できていませんが。 KYOTO JAZZ MASSIVEのライブの際に、ゲストボーカルのBEMBE SEGUEを紹介したのに、彼女がステージに出て来なかったんです。オーディエンスはどん引きですよ!何と彼女、そのとき自分の出番を忘れて楽屋で白ワインを飲んでいたんです……。 そうですね。僕の20周年記念スペシャルバンドは、まさに夢の競演と呼ぶに相応しいメンバーが結集しているので、気合いも入りますよ。なんせ1つのバンドに「The Brand New Heavies」のドラマー、Jan KincadeとボーカルのN'Dea Davenportの参加が急遽決定!しているのと、GALLIANOとMONDO GOSSOといったアシッドジャズを代表するバンドのメンバーが参加している訳ですからね。あり得ないでしょう、僕たちの世代の音楽ファンからしてみれば。涙が止まらなくなる人もいるんじゃないですか(笑)。しかも、そこにMONDAY満ちると菊地成孔さんが絡む……。一体、どんなことになるんでしょうか……。
これ、観ないと一生後悔するでしょう。
僕の「DJ20周年記念」ということになっていますが、実はこの20年は「日本のクラブジャズの歴史」でもあるんですよね。
新世代のアーティストからレジェンドまでが勢揃いし、しかも生音のジャズから、ハウス、テクノ、ヒップホップまでを包括したクロスオーバーミュージックのすべてが楽しめる。その両方が今回の見所でしょうね。
実はジャズミュージシャンや、僕たちの好きな70年代のソウルやファンクのアーティストって、デニム好きが多いんですよね。マイルスも70年代は全身デニムだったり。JBしかり。ウェブでも、沖野修也セレクトのデニムなジャケをギャラリーで公開しています。それを見てドレスコードの参考にしていただきたいです。当日僕の独断と偏見でベストドレッサーを決定します。 今回リーバイスさんとは、単なるスポンサーとアーティストという関係ではなく、彼らが展開している「FOREVER BLUE」というキャンペーンに、僕が共感したことからすべてが始まっているんです。人から人へと受け継がれる古いデニムが、その都度新しい価値を見出されていくことって、DJカルチャーにすごく似てると思うんですよね。僕達は今も古いレコードを掘り続けているわけですから。なので、ウェブやショーの選曲を通して、その「FOREVER BLUE」のコンセプトを音楽で表現して行くことが、僕に求められているんじゃないでしょうか。リーバイスさんと組むことで、新しい音楽の発信の機会が与えられるわけですし、僕が考える「FOREVER MUSIC」みたいなものを提案したいと考えています。 いろんなフェスがあると思うんですが、出演者全員が有機的に繋がっているフェスはないと思います。それだけ、TCJFは「リアル」だということです。流行ものでもなければ、フェスとは名ばかりの商業イベントでもありません。これは、まさにシーンの全貌を一夜にして体感できる1つの「経験」なんですよね。今年はまさにメモリアルな内容になっているので、歴史の目撃者になるべくぜひ遊びに来て下さい!
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