INTERVIEWS

Hideo Kobayashi

実は前作が発売になる前に、今作の制作には取り掛かっていたんです。3月ごろから5月までは国内ツアー。空き日にはTRAKTORの研究。リミックスも多くこなしましたし、並行してアルバムの制作も進めていました。国外ギグはそれほど多くなかったですが、ドバイのビーチで3日間焼いた以外は、とても忙しかった気がします。今作「a Drama」というタイトルは1年間のドキュメントであると共に、自分自身を表す言葉としても気に入っているんです。またDJプレイもその一部ですので、同様にそう呼んでいいと思っています。そして、常にすべてにおいて「Dramatic」でいたいと考えてますね。 ええ、基本的には自宅スタジオです。プラグインなどは少しずつ増えていますが、前作とほとんど変わっていません。ただしチャンネルストリッププラグインは一新して、それで基本的な音作りをしています。あとTokyo Black Starの熊野さん(a.k.a. PHONON)が開発した「PHONON LIQUID」という接点復活材をほぼすべての接点に塗ってから、音の解像度がすばらしく生まれ変わったので、アルバムすべての曲をトラックダウンし直したりはしましたね。 トラック自体は数年前から暖めていてすでに存在したもので、Christaとの出会いが完成させたといってもいいでしょう。ただ自分の気持ちの向くままに作った楽曲ですね。彼女はハウスシンガーではなく、カントリーが主体のようで、詞の内容が本当にすてきで、とても美しいメロディーを書く。そしてカントリーをベースとしたハーモニクスラインが特徴で、そこに彼女のシンガーとしての魅力があると思っています。 簡単に言うと、ディープハウスのボーカリストとして最初に影響を受けたアーティストであること。そして在米中に偶然にもルームメートになったこと。いつかコラボしようと言っていた話が、やっと実現したわけです。サンフランシスコのクラブは閉まるのが早いので、Miguel MigsやOM、Naked Music周辺のアーティストが明け方やってきて、家でアフターアワーズをよくしていましたね。多いときは30人くらい集まってしまいました。 これは日本人に対する応援歌です。この前のオリンピックでぜひ使って欲しかったんだけど(笑)。聴いて元気になってもらえれば本望です。データ音源は可能な限り48kHz/24bitでの配信を望みます。こちらはそのフォーマットで制作しているので、その方が作家の真意は伝わりやすいと思います。もちろん再生の環境にもよるんですけどね。そしてクオリティの低いレートはなくしていくべきでしょう。それはアーティストの表現をカットしてしまうのと同義だから。 こういった楽曲はめずらしいわけではありません。ダウンテンポトラックは作り続けているし、OMからもリリースしています。ダウンテンポDJも普通にします。いまはあまり機会がありませんが。この曲を最後に収めた意図は、これが最後にくるべき曲調だったから、としか言えないなぁ。 4月28日に、大阪GRAND Cafeを皮切りにツアーが始まります。そこでみなさんとお会いできればと思います。またSTUDIO APARTMENTの新しいアルバムは、私がすべてミキシングしていますので、そちらも楽しみにしていただければと思います。

●HIDEO KOBAYASHI New Album "a Drama" Release Tour
4/28 (WED) Osaka GRAND Cafe
5/1 (SAT) Kashiwa CLUB LUZROOTS
5/2 (SUN) Utsunomiya NEST
5/15 (SAT) Hamamatsu Planet Cafe
5/22 (SAT) Niihama CLUB PLANET
5/29 (SAT) Fukuoka GOLD
6/12 (SAT) Nagano FAME
6/19 (SAT) Takamatsu Nude Supperclub
6/25 (FRI) Tokyo WAREHOUSE702
6/26 (SAT) Nagoya JB'S
7/3 (SAT) Kumamoto GOLDEN DIANA
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