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Ryuhei The Man

ありがとうございます!こんにちは。DJ/プロデューサー/ライター/レコードショップオーナーのRyuhei The Manと申します。主に60年代から70年代のブラックミュージックを中心に取り扱う中古レコードショップ"universounds"を主宰しています。DJ活動は、ファンク/ソウル/レアグルーヴ/ヒップ/ホップを中心にプレイしています。 前作「Shop-Next Message From The Man」でも本当にお世話になったディレクターの石井さんから今年の秋にお話をいただきました。自分でも「またやりたいな」という気持ちが高まっていたので絶妙のタイミングでした。 現行のラテン、サルサ、ブーガルーやジャンルをまたいだクロスオーバーな楽曲を意欲的に収録したという点でしょうか。自分の中では同じ円の上にある楽曲を「よいものはよい」という理由で選曲しました。ジャンルは広がりましたが、ミックスや構成はよりタイトになったと思っています。 毎回ミックスCDをつくるときは一緒なのですが、永遠に色褪せることがないと感じる世界中の楽曲を収録するということでしょうか。とくに今回は、尊敬し、普段からよくプレイする日本人アーティストの方々の作品を多く収録させていただきました。どの分野においても、日本のトップは世界のトップですから。世界トップクラスの日本人アーティストによるグル—ヴも楽しんでいただければうれしいです。 全曲、全ミックス汗だくでこだわったのですが、とくに9曲目Mano Arriba「You Can Make It feat. Tasita D' Mour」と10曲目Suiken「Double Trouble (Instrumental)」のミックスは力をいれました。よくアカペラとインストのブレンドという手法は使われていると思うのですが、前の曲のボーカルとトラックをそのまま1曲、次の曲とブレンドするというのは自分の中では新しくもあり冒険でもありました。ロングミックスは個人的に大好きなのですが、今回のこの部分のミックスは自己最長記録を大幅に更新しました。音楽的な理論でいけば、キ—などの問題はもしかしたらあったかも知れませんが、自分としてはとても気に入っているミックスです。2つの違う曲がうまく同調したと個人的には思っています。感覚的にはサンプリングに近いでしょうか。また、ヒップホップの制作手法で使われる「音の抜き」をミックスCDで初めて挑戦したのですが、グル—ヴ感と現場感をアップさせたという意味で気に入っています。この部分は首が自然と動きます。それと、前後の曲の細かい関連性などでしょうか。たとえばJames Brownのテイストでまとまった部分をつくったり、よく一緒にライブをやっているアーティストで繋げたり。また、いつも心がけることなのですが、テンポ、曲調、ジャンルにおいてのメリハリでしょうか。野球で例えるなら、速いストレートがあるからフォークが生きて、落差のあるフォークがあるからストレートが生きる的な感じでしょうか。あとは自然な流れで起承転結をつけるといったところでしょうか。やはり四季のある日本に生まれ育ったので、どうしても「春夏秋冬」的な4つの展開が、自分にはしっくりきます。 まずは自分が本当に収録したい好きな楽曲を選び、その楽曲の持ち味を損なうことなくミックスするということでしょうか。流れは流れにまかせて進め、全体のドライヴ感とグル—ヴ感を大切にしています。それと大袈裟ですが、毎回「挑戦」という気合いを忘れないことでしょうか。この気合いが流れを生み出す源のような気もします。 欲ばりで普通かも知れませんが、老若男女、コアなコレクター/リスナーから、これから一歩踏み出そうとしている方、たまたまお店でかかって気になった方、いろいろな人に聴いていただければ幸いです。生意気かもしれませんが、人間誰もが持つ本能に訴えかける何かがこのミックスCDにもあるはずだと思っています。 音質、音圧、曲調、展開など1曲1曲のすべてを熟知して頭に叩き込んでおくことでしょうか。そうすればEQやさまざまな手法でカバーできる部分も多いと思います。といいつつ、自分でもまだまだ叩き込めていないので今後精進していきたいと思っています。 自分が参加していて言うのも恐縮なのですが、DJ/イベントスタッフ、クラブスタッフ、お客様が三位一体になったすばらしいイベントだと思います。まだまだ理想には遠いとは思いますが、時間をかけて徐々にジワジワと実っていっていると肌で感じます。イベント自体にグル—ヴが出てきました。そして、遊びに来ていただいているお客様はもちろんのことながら、とくに場所を提供していただいているクラブ"The Room"さんの、温かくパワフルなお力添えには本当にいつも感謝しています。 ファンクもソウルもジャズもロックもラテンもレゲエもヒップホップも、さまざまなジャンルの音楽がレアグルーヴというくくりで認知されている部分もあるので、非常におもしろいとおもいます。ただ、いろいろな意味で本来はもっともっと開放されたシーンだと思うので、非力ながら私もその開放に一役買えればいいなと思っています。国も値段も年代も関係ないですから。たびたびになってしまいますが「よいものはよい」それだけではないでしょうか。 日本全国津々浦々、いろいろ行ってみたいです。その土地土地のソウルを感じたいですね。オススメのご当地グルメは多すぎて絞れません! 年内は以下のようなスケジュールになります。

12/17 (金) 「WAHWAH ~ RYUHEI THE MAN NEW MIX CD "Next Message From The Man 2" Release Party」@渋谷 The Room
http://www.theroom.jp/
http://wahwah-blog.blogspot.com/

12/18 (土) 「Funky Technician」@長野 松本 SONIC
http://ameblo.jp/djwsider/

12/24 (金)「CHAMP meets WAHWAH」@渋谷 The Room
http://www.theroom.jp/
http://blog.livedoor.jp/champattheroom/

年明けは

1/14 (金) 「Gimme Some Lovin'」@札幌 PLASTIC THEATER
http://www.plastictheater.com/

1/15 (土)「Extra Extra」@青山 蜂
http://www.aoyama-hachi.net/

1/21 (金) 「WAHWAH」 @渋谷 The Room
http: //www.theroom.jp/
http://wahwah-blog.blogspot.com/

になります。

本年も数えきれない多くの方々大変お世話になりました。皆様、来年も何卒よろしくお願いいたします!Keep On Doin'!