INTERVIEWS

Juno Reactor

僕自身が1つのステージを終え、次のステージへと向かう過程だったからね。, 蜂が蜜ばかりたべていることにうんざりしてしまったかのような発言だったかな!?当時はスーパースターのように扱われるゴミのようなDJたちに嫌気がさしていたんだ。でも今はエレクトリックミュージックを今まで以上に楽しむことができるようになったよ。 以前から、MidiVal Punditzは僕のお気に入りのアーティストだったんだ。インド音楽への興味はもちろん、Bombay Dub Orchestraのようなサウンドは今一番この時代を表現するのに最適だと思っていたんだ。こうした最先端のテイストでJunoの曲をリミックスできるアーティストをセレクトしたんだ。 Perfect StrangerやAce Venturaのプロダクションは完成度も高く気に入っているよ。とくに気に入っているというのはなく、どの作品も好きだけれど、強いていうならUbartmarの楽曲は僕を完全に異次元へとぶっ飛ばしてくれたね。いい意味で完全に狂ってるよ。自分の想像と期待を遥かに超えたリミックスが送られてきて感動したね。 イスラエル軍の戦車が「God is God」をプレイしながら走っているさまに出くわしたことがあるよ。ものすごく不愉快に感じたと同時に、呆れ果てて笑ってしまったけどね……。 インドのタクシーの中ですばらしいシンガーと出会ったので、その場でレコーディングしたよ!すごくおかしな光景だったね。帰宅してその録音を早速チェックしてけど、完璧だったよ!このレコーディングを使用した曲は「Invisible」と名づけたんだけど。ほかにもいろいろと制作してるけど、まだヒミツだよ……。

ロシアに因んだ曲も入れようとしている。アルバムの内容はまだベールに包んでおきたいかな……。 大掛かりな映像とコラボレーションしたライブにしたいと考えている。これまでのJuno Reactorのイメージとまったく違う、そして新しいラインナップを考えているよ。 僕らは以前から原子力反対の姿勢を抱いている。このような現実の元では脱原発は人類が絶対に選ばねばならない、選択肢なき選択だと思うよ。金儲けを優先してきた政府や企業は考えを改めて、自然エネルギーにシフトして行かなければならないと思う。今はまだゆっくりではあるけれど、確実に正しい方向に向かっていけると思う。 赤いドレスよりもセクシーで、鞭と羽毛を使い分けたような出来映えだよ……。 元々は、彼女のマネージャーが「もし興味があったらコラボレーションしてみないか!?」と持ちかけてきたのがきっかけだったのだけれど、DEYAの声を聴いたとき、瞬時に惚れ込んだんだ。今後Juno Reactorのライブセットでもボーカリストとして起用して行こうと計画はしているけれど、いずれにしても当面の間、彼女のソロプロジェクトに関わって行こうと考えてはいる。イギリスとオーストラリアの距離がなかなか思うようにことを運んでくれないのが悩みの種だね。明日のことはどうなるかなんて誰も解らないし、突然彼女がスタジオにやって来るようなことが起きるとも限らない……。彼女とは巡り合わせで何かしら今後もやって行けると思っているよ。 来月から「Iron Sky」という映画の音楽に着手する予定だよ。とても楽しみだけれど、すごく忙しくなると思う。公開は年末になると思うけど、ガクトやウディ・ハレルソン、デミ・ムーアが出演する映画「Bunraku」のサウンドトラックにも関わっているよ。

もちろん、自身のニューアルバムも年内に完成させる予定だし、2012年には新しいライブを日本で披露できるよう調整中なので楽しみにしていてほしいね。