このアルバムはリアルな夏の空気感とか、夏の夜のスキャンダルを連想させる開放感を、テックハウスという、クラブミュージックのフィルターを通して、表現したアルバムです。すごくエモーショナルなんですが、結果として、すごくさわやかなイメージに仕上げることができたと思っています。「Reflection」をはじめ、今までライブで演奏して評判のよかった曲や、今回のアルバムのために特別に書き下ろした曲をこのアルバムにうまく落とし込めたと思います。
自分自身が毎年、夏に遊びまくる実体験そのまんま、夏の夜のフィーバー！って感じでつけました。サーフィン、ナイトクラビングと、夏は忙しいですね（笑）。
オススメは夏ということで、やはり１曲目の「Blue Hawaii」。あるいは、「Surf trip」などもいいですね。東京のど真ん中でも海がリアルに見えます！！実は、今回のアルバムの曲はクラベリアが運営する着うたサイト「クラブ着サウンド」で先行配信されるので、よかったら聴いてみてください。試聴もできますから。携帯で音楽聴けるのはすごくいいですよね。そのうち100kHz対応携帯とかも出てほしいですよね。
音楽に興味を持ったきっかけは、子供の頃に聴いていた歌謡曲全般ですね。ジャニーズの少年隊や男闘呼組を本気で「かっこいい！」と思いながら聴いてました（笑）。音楽を本格的にやっていこうと決めたのは中学生時代です。当時、YAHAMAと小室哲哉氏が主催していたリミックスコンテストに応募して、入賞したことで自信を付け、本格的にサウンドプロデュースを志しました。その後、デスメタルやデジタルハードコアなど、極端な音楽のドラマーとしても活動していたんですが、平行してシンセによる作曲も続け、現在のテクノ／ハウス系のクラブミュージックに至るという感じです。
今までに、ドイツ、イギリス、スペイン、そして日本のレーベルからレコードをリリースしたり、コンピレーションCDに収録してもらったりしています。リリース後は世界中からいろんなリアクションがあって、すごく光栄だったのですが、やはりPaul Van DykやDJ Rolandのプレイリストや、各国のチャートに挙げられてたのを見たときは感動しましたね。一番うれしかったのは、AsianDynastyが僕の活動や楽曲を認めてくれて、僕の集大成ともいえるアルバムのリリースを実現させてくれたことですけど（笑）。
低音のグルーヴ感がクラブミュージックの根幹になる部分だと思うので、ボトムの音圧にはかなり神経を使ってます。曲調で言うと、日本人特有の感性である演歌にも通ずる「泣き」のメロディーや、雰囲気を常に意識して楽曲を構成しています。やはり、そこは日本人が生まれ持った、他のどの人種にもない大切な部分だと思うので。
いま注目しているDJはTakuya Kashiwadaという、東京を中心に活動しているハードテクノDJです。ヒップホップなどの超絶テクニックを持った、あらゆるDJと比べてみても、すごい技術と感性を持っていると思います。あとは、何度かライブもさせていただいている「reflek」というイベントのDJであり、オーガナイザーでもあるMasamuさんもすごいですね。アーティストでいうとCascadaです。すでに相当に有名なんですが、ファンなんです。
音楽以外はサーフィンが好きですね。夏はもう海とサーフィン以外は頭にないです（笑）。尊敬している人はサーファーでありDJでもある宇治田みのる氏です。彼はテレビとかの露出が多くて、軟派なイメージが強いと思うのですが、実は男気溢れるすばらしい兄貴で、人生の目標としているぐらいです。
僕はClub Core、Warehouse、Simoonなど、渋谷や六本木界隈のクラブでよくライブをやらせてもらっているのですが、6月10日(土)には、六本木のClub Coreで、DJ EMMA主催で知られるNitelist Musicの新譜と、今回の僕のアルバムの共同リリースパーティー「AMEE」を開催します！かなり、力入れてますので、よろしければぜひ遊びに来てください！ 今後さらに精力的に活動しますので、温かい目で見守っていただけたら幸いです。よろしくお願いいたします！！
7.05 発売『Summer Night Fever』
湘南の海が生んだ鬼才。世界的な活躍をみせる天才クラブ系アーティスト・KEI KOHARAの1stアルバム「Summer Night Fever」が遂にリリース！！夏の夜のレイヴを攻撃的に彩る、キャッチーでドライブ感溢れるテックハウスアルバム！！
