INTERVIEWS
>

Namito

はじめまして!ベルリンを拠点にDJ/Producerとして活動するイラン/ドイツ人のNamitoです。1989年に音楽活動をスタートして、96年に最初のEPをリリースしたよ。それ以降、世界中を飛び回ってプレイしている。今回の初来日は、とても楽しみだよ。 Greenhorn Recordsは、イランの"緑色の運動"にインスピレーションを受けて始めたんだ。これは非暴力自由活動で、自分も何か貢献したいと思ったからさ。次世代のイラン人アーティストがアートを提供できるプラットフォームを作りたいと考えたんだ。しかし、レーベルはイラン人に限定していないよ。 休日は、5歳の娘と過ごしている。とても楽しい時間だよ。テレビはほとんど観ないし、最近はFacebookの個人アカウントも止めたよ。 最近ハマっているのは"iTunes U"だね。有名大学のいろんな講義を観れるのはおもしろい。教育は大好きだよ。他には映画やサッカーの試合を楽しんでいるよ。 アナログ機材をたくさん持っているよ。Rolandの"System 100"や"Juno 106"などは、トラックにより深みを加えるために使っている。しかし、デジタル環境での制作が大好きだね。スタジオのメインは、Quad Core DuoのMac Pro。ソフトウェアは、Albeton Liveがお気に入りだが、Logic Proで制作するのも好きだね。2つのUniversal Audio PCIカードを使っている。アナログとデジタルを両方使って制作するのが最高だね。 リスナーに覚えてもらえる音楽を作りたいんだ。それが印象的なメロディーや奇妙なサウンドであったり、とにかくリスナーがすぐに忘れてしまうような音楽は作りたくない。ループのトラックはとても興味深いけど、作るのは難しいね。 "Namito Invites Series"は、Systematic RecordsのMarc Romboyと考えたコンセプトなんだ。さまざまな人とコラボレーションする機会が増えたので、友達やプロデューサーと制作したコラボレーショントラックをリリースしようと思ったんだ。以前 Argenis と Pier のスタジオは僕のスタジオの隣にあったから、お互いのスタジオに行き来して、トラックを制作したんだ。Pig & Dan と僕は、本当に気が合う仲間だ。すでにYoshitoshiからもリリースしたから、"Invites Series"でのリリースは自然な流れだったね。 素晴らしいアーティストがたくさんいるけど、あえて選ぶならArdalanだ。彼はとてもフレッシュなサウンドを持っていて、音楽業界には珍しくとてもジェントルマンな人だよ。"Invites Series"に向けてトラック制作を近々やる予定だよ。 Kling Klong Recordsから"Namito - Flaming Youth"、Greenhorn Recordsから"Namito and Pig & Dan - Glory (+ Sasse
Remix)"が今後リリース予定だ。また、"Subdealers featuring Blake Baxter and M.in"のリミックスも控えているよ。6月からはインドでのミニツアーを開始する。6月15日には、Marc RomboyとのライブセットをイギリスのGlade Festivalで披露するよ。 実は2001年の10月に来日する予定だったんだ。しかし、9/11が起こって、イランのパスポートを持っている理由から、ビザを得られなかった。日本にはずっと訪れたかったから、その時はとてもがっかりしたよ。なので、今回の来日はとても楽しみにしているよ! 呼んでくれてどうもありがとう!