スパンク・ロックに関しては、僕がプロデュースする前に既に8割くらいできてたんだ。彼がベルリンに来た時に、一緒に曲を作ったりはしてたかな。彼に対しては曲を作るって役割より、プロデューサーとしてまとめるって役割のほうが大きかったんだ。彼はちょっとクレイジーでスペシャルな、いわゆるアーティストっていうタイプの人間なんだよ。クレイジーな行動も取る部分もあれば、繊細な部分もある。だから僕は、彼のケアをしてうまくまとめてたし、それが1番大変な仕事だったよ。2~3曲一緒に作ったけどクリエイティブな面では、あまり仕事はなかったかな(笑)。
シザーシスターズをプロデュースした時は、最初に彼らがベルリンに来て一緒に曲を作たんだ。この時には、まだプロデュースをすることは決まってなかったんだけど、僕が抱えていたスパンク・ロックのプロデュースが終わった後に、メンバーのジェイクから連絡があって、アルバムをプロデュースしてほしいって話がきたんだ。それでニューヨークに行って一緒に曲を作ったんだよ。この時、彼らは音楽の方向性を探っていた。1人は、ハードなダンストラックにしたい、 1人はギターだけでララバイのような音楽を作りたいって言ってた。その2人のニーズを理解して1つの作品を作るっていうのが、僕にとっての課題だったね。彼らの1番最初に出したアルバムは知ってる?あのアルバムは音楽のおもしろさがほんとに良く出ている素晴らしい作品だった。だから僕も、その楽しさを再現したいなと思ってスタッフのみんなと話合って作ったんだよ。
やっぱりプロデューサーの仕事っていうのは、1人1人のアーティストと繊細に向き合って付き合って、同時にこれはイイ、これはダメだっていう強いスタンスで判断をしてあげないといけないんだ。信頼関係を作ること、そして一緒に音楽を作って楽しむことがプロデューサーにとって1番大切な事だと僕は思っているよ。
 そうだね、確かに懐かしくてラフなサウンドは感じ取れると思う。それは、今回の音楽作りをした時に、僕の原点というか、1番最初に音楽を作り始めたころのフィーリングを大事にしたかった。アルバムのバイブスとしては、「OI OI OI」と「POWER」をミックスした感じになっていると思うよ。もちろんそこに新しいサウンドも加えてね。今回は、新しいシンセサイザーをたくさん買ったね。 シンセサイザーに関しては、映画「ターミネータ」のサントラを聞いて、そのサウンドで何が使われてるか調べて"OB-8"ってアナログシンセサイザーと"ARP-2600"、OB-8、ARP-2600、elektronのOctatrackを買った。あとドラムマシーンでLinn DrumのTempest Drum machineを買ったよ。新しく機材を買うと音楽を作りたいモチベーションも上がってくるんだ。
そうだね、その通りだと思うよ。EDMっていうのはメジャー感を帯びてるよね。でもEDMってアメリカで使われている言葉で、エレクトロニック音楽を呼ぶときに使ってるみたいだし、ヨーロッパでは、あまり使ってないからね。例えばFlying LotusやDJ KentaroがEDMかって言ったら違うのに、全部ひとくくりにしているのはおかしいなと思うよ。でも、アメリカでは多くの人がそういう概念を持っていて、それはそれでしょうがない事だと思うかな。僕もそうなんだけど自分のスタイルをジャンル分けするのって難しい部分もあるから、総称は必要なのかなとも思うよね。
発売日:10月3日
そうだね、確かに懐かしくてラフなサウンドは感じ取れると思う。それは、今回の音楽作りをした時に、僕の原点というか、1番最初に音楽を作り始めたころのフィーリングを大事にしたかった。アルバムのバイブスとしては、「OI OI OI」と「POWER」をミックスした感じになっていると思うよ。もちろんそこに新しいサウンドも加えてね。今回は、新しいシンセサイザーをたくさん買ったね。 シンセサイザーに関しては、映画「ターミネータ」のサントラを聞いて、そのサウンドで何が使われてるか調べて"OB-8"ってアナログシンセサイザーと"ARP-2600"、OB-8、ARP-2600、elektronのOctatrackを買った。あとドラムマシーンでLinn DrumのTempest Drum machineを買ったよ。新しく機材を買うと音楽を作りたいモチベーションも上がってくるんだ。
そうだね、その通りだと思うよ。EDMっていうのはメジャー感を帯びてるよね。でもEDMってアメリカで使われている言葉で、エレクトロニック音楽を呼ぶときに使ってるみたいだし、ヨーロッパでは、あまり使ってないからね。例えばFlying LotusやDJ KentaroがEDMかって言ったら違うのに、全部ひとくくりにしているのはおかしいなと思うよ。でも、アメリカでは多くの人がそういう概念を持っていて、それはそれでしょうがない事だと思うかな。僕もそうなんだけど自分のスタイルをジャンル分けするのって難しい部分もあるから、総称は必要なのかなとも思うよね。
発売日:10月3日レーベル:Boys Noize Records / Beat Records
価格:¥1,980(税込)
日本盤特典:ボーナストラック収録
■BEATINK
http://shop.beatink.com/shopdetail/002014000001/
 
                                            
 
                            
