INTERVIEWS

John Digweed

- 4月のハシエンダ大磯フェスティバルの舞台に出演してくれることを心から歓迎します。今年のフェスティバルを楽しみにしていますか?

もちろん。日本にまた戻って来れることを光栄に思うよ。日本のオーディエンスからは、いつも素晴らしいリアクションが返ってくるからね。
 
- ペルー、ブラジル、メキシコやブエノスアイレスの大きなニューイヤーイベントなど1ヶ月近く続いた南アメリカツアーから戻ってきたばかりですが、2013年は素晴らしいスタートを切れたんじゃないですか?

そうだね、南アメリカは特別な場所だよ。現地の人たちはエレクトロニックミュージックにとても情熱的だし、南アメリカでプレイするのはいつでも素晴らしい経験だよ。特にブエノスアイレスのニューイヤーはとても素晴らしいパーティーだったよ。

  - 今話せるもので、スタジオでの作業やビックなプロジェクトなどがあれば教えてもらえますか?もしくは、何か特別なことなど計画していますか?

今は小さなプロジェクトをいくつかやっていて、ほぼ完成している物もあるよ。でも、全てが整理できていなかから、まだ発表できないかな。ただ今やっているプロジェクトを発表できる時を楽しみにしている、という事だけは言っておこう。

  - 去年は2度来日しているわけですが、プレイしたい場所や、特別に楽しみにしていることはありますか?

日本はとても大好きだよ。パーティーの雰囲気もとても良いし、人も食べ物も素晴らしいしね。次の来日で「ハシエンダ大磯フェスティバル」でプレイできるのも本当に楽しみにしているんだ。
 
- 前回来日した時に日本のローカルシーンなどチェックするチャンスはありましたか?また日本であなたのセットを演奏する時に普段と違うように感じることなどあれば教えてください。

日本に滞在する時は、いつもゆっくりできる時間がないから、残念ながらローカルシーンまでチェックできていないんだ。日本のオーディエンスは、常に新しい物を求めていると思うから、自分のセットは特にを変えたりはしないよ。
 
- 去年のビッグビーチフェスティバルでのプレイや経験は、ジョンにとって良い経験だった?きっともう一度太平洋でプレイしたいって思ってるんじゃないかな?

うん、去年のビッグビーチフェスティバルは素晴らしかった。でも今年は、別の形で大きなフェスティバルに出演できてハッピーだし、きっとフェスティバルでは大きな笑顔を浮かべているはずさ。
 
- ジョンはマンチェスターのオリジナルのハシエンダが1982年に開設されたのとほぼ同時期にDJとしてのキャリアを始めたわけだけど、感覚として、イギリスであなたと同じ世代のDJたちはハシエンダの音楽に影響を受けていると思いますか?

当然だね。ファクトリーレコーズ、ニューオーダーも、ハシエンダは大きなインパクトを自分の音楽やDJとしても影響を与えているし、ハシエンダはマーケット、クラブデザイン、彼らのビジネススタイルなど全ての面で当時のクラブキッズの先をいっていたんだ。
- ハシエンダの与えたインパクトをあなたはどう評価しますか?また定義として、ファクトリーレコーズは、80年代から90年代、またはその先にかけてのUKのダンスやロックミュージックを発展させたと思いますか?

ファクトリーレコーズは、当時の存在していたどのレコードレーベルとも違っていたね。トニ-・ウィルソンのアプローチは、話題になるもの、素晴らしいと思うものには、コストは何であれ投資していて、ビジネスモデルとしてはベストではなかったかもしれないけど、すごくクールだった。
今でも皆ファクトリーレコーズについて好意的に話をしているし、ファクトリーレコーズやハシエンダは、他のクラブやレーベルが過去に達成しえなかった快挙を達成して、クラブでは忘れられない思い出や、バンドやアートワークでは、1つの境界線を越えた作品を提示していたんだ。
 
- 今年のハシエンダ大磯フェスティバルで絶対に見逃したくないアーティストはいますか?

ハッピー・マンデイズ、808ステイツ、ジェームス・ザビエラは絶対に見れるようにベストを尽くすつもりさ。
 
- 日本のファンの中には、ハシエンダ大磯フェスティバルが80年代や90年代始めのマンチェスターをルーツにしている事を知らない人達もたくさんいるかもしれませんが、イギリスから来日するアーティストとして、ハシエンダが残した遺産や、シーンをあなた自身が代表していると感じる事はありますか?

恐らく、自分の中でもそういう風に感じている部分はあるんじゃないかな。ラインナップもクラシックなハシエンダに近い素晴らしいセレクトだし、今発表されているだけでも、DJも新しくてホットな名前が揃っているし、完璧なバランスだよ。
 
- 今回のフェスティバルに出演するDJやバンドの中には新しい世代のアーティストも混じっているわけだけど、もし彼らに"マンチェスター"を一言で説明するなら、どのように言葉になりますか?

イギリス北部のアシッドハウスカルチャー誕生の地、そして二度と繰り返される事のない、忘れられる事のない、歴史的な時代。
- あなたのキャリアで過去を振り返ってみて、もっとも印象的だったフェスティバルは何ですか?

ブエノス・アイレスのサウスフェスト、LAのEDC、NYCのエレクトリック・ズー、ベルギーのトゥモローランド、ルーマニアのサンウェーブス、ロンドンのSW4、少し思いついた名前を挙げただけだけど、自分のキャリアの中でいくつも素晴らしいフェスティバルに出演出来ていることを幸運に思うよ。
 
- 時間を少し戻しましょう。90年代のあなたとオリジナルのハシエンダと繋がりが深いサーシャとのコラボレーションは特に有名です。2006年に再結成しましたがどうですか?何か始まりそうですか?

最初の頃は、2人で長い間たくさんの素晴らしいパーティーに参加してきたけど、結局お互いにソロで活動するようになったね。再結成してからは、今の時点では、まだ何も起きてないけど将来に何が始まるか楽しみにしてほしい。
 
- 1998年にUKのプロデューサーNick Muirと共に立ち上げたあなたのレーベルBedrock Recordsは、今でも強い影響力を持っていて最新のコンピレーションBedrock 14をリリースしました。15年経ちましたが今後のレーベルとBedrockのクラブイベントの方針を教えて下さい。

Bedrock 14の後、アニバーサリーパーティーとしてロンドンのFireで収録した4枚組の5時間に及ぶJohn Digweed - Live in Londonをリリースしたよ。とても反応が良くてレーベルの方向性とサインしたアーチストたちに満足してるよ。今年は15周年記念として何か大きな事を計画したいね。
 
- 随分昔の事に感じられますがあなたとサーシャが1994年にリリースしたRenaissance Mix Collectionはブリティッシュハウスの再生、復活のシンボルとなりました。そのジャンルの未来に多大な影響をを与えた事を誇りに思いますか?

風化せずにいまでも人々の話題になるこのアルバムに誇りを持っている。選んだ曲は、時間を超え、今でも評価されているし、パッケージングも当時としてはとてもクールだったと思う。
 
- 多くのコマーシャルなアーティストがハウスやエレクトロを取り入れる時代になりました。楽観視していますか? また今後のダンスミュージックの未来はどうなると思いますか?

昔からいつもダンスミュージックにはコマーシャルな側面があるし、今たまたま大きな影響力ある時になっているだけだと思う。アンダーグラウンドな音の需要は常に大きいし、みんながコマーシャルな音を聴きたいわけじゃないからね。
 
- 最後になりますが日本のファンにメッセージはありますか?

本当に日本に行く事を楽しみにしているよ。いつも暖かい歓迎とフロアからたくさんの愛をもらえるからね。ハシエンダで会おう!!
 
- Information -

「ハシエンダ大磯フェスティバル2013」

開催日:4月27日(金)
会場:大磯ロングビーチ特設屋内/屋外会場
時間:開場 / 開演 10時 / 11時
出演:Digitalism - DJ SET, John Digweed, Pendulum DJ Set & VERSE, Delphic, James Zabiela, 808 State (LIVE), Takkyu Ishino, Clive Henry, Dub Fx, Soul Clap, DJ AKi AND Yuuki MC, So So Modern, Stephane K, Sam Divine, Ryo Tsutsui, Oli Furness, Aron T, Shingo 420, Naoki Serizawa, DJ Son

開催日:4月28日(土)
会場:大磯ロングビーチ特設屋内/屋外会場
時間:開場 / 開演 10時 / 11時
出演:Afrojack, Happy Mondays, the telephones, [Champagne], Ken Ishii, Peter Hook, Damage, Sugiurumn, ☆Taku Takahashi, Mitomi Tokoto & Cyberjapan Dancers, Q'Hey, Groovepatrol, Takeru John Otoguro, Yoshiki Funatsu, Alex Einz, Breakbeat Rockers, Hms Control


■ハシエンダ大磯フェスティバル2013
http://www.fac51thehacienda.jp/
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