INTERVIEWS

★STAR GUiTAR

 
- 伝える、伝承されると形を変えて新しい何かになる。僕の音楽を誰かが聴いて、また違うなにかにしていってもらえたらなと。そんな思いがあります。 -
 


 
- アルバムリリースおめでとうございます。過去の作品と比べても、非常にバラエティに富んだ作品に仕上っているという印象を受けました。まず、制作自体はいつ頃からスタートさせたのでしょうか?

ありがとうございます。相変わらずいろんなことやってます(笑)。前回のTravellerが終わった後、一通り腑抜けて(笑)。去年の9月くらいから、のそのそと作り始めました。

 
- ちなみに、アルバムタイトルである「Planetary Folklore」は、90'sテクノの名盤As One「Planetary Folklore」から何かしらのインスピレーションを受けたつけられたのでしょうか?

音そのものというより、言葉そのものから受けてます。誰でも影響って受けると思うのですが、それって必ず同じものにはならないじゃないですか?伝える、伝承されると形を変えて新しい何かになる。僕の音楽を誰かが聴いて、また違うなにかにしていってもらえたらなと。そんな思いがあります。あと実は、Toshihiko Moriさんのアルバムタイトルでもありますよね(笑)。どちらかというとそっちの方が聴いてます。そして、まさに90'sテクノってのも大事なポイントです。今回90'sテクノをどう自分なりに聞かせるかは1つのテーマです。

 
- アルバムの1曲目は前作同様、インストトラックでスタートしますね。「Traveller」の「Live feat. HIDETAKE TAKAYAMA」のドラムンベースサウンドにも驚きましたが、今回の「1997」はそれ以上の衝撃でした。美しいサウンドとブロークンビーツ的暴力的とも言えるビートの融合は、いい意味で現代のシーンでは異質だと思います。アルバム全体のカラフルなサウンドスケープを1曲にまとめたようなこの曲はどのようにして生まれたのでしょうか?また、この曲を1曲目にもってきた具体的な意図などございますか?

まさに1曲にまとめたかのような曲です(笑)。そもそもこの曲最初はものすごく普通で。。。1回ぶっ壊そうとした時に元の原型をサンプリングして作ったんです。なので2曲分の労力がかかってます。この曲はドラムンというより、ジャングルやドリルンベースに近いのかなと思うのですが、そういう部分で90'sを感じられるのかなと。そしてタイトルは、僕が音楽を始めた年なんです。僕の原体験を今アップデートするとこうなります。このアルバムはここから始めるべきだなと思い1曲目にしました。

 
- 先に話に出たHIDETAKE TAKAYAMA氏を迎えた「Butterfly Effect」、Schroeder-Headzを迎えた「Nothing Gonna Change My World」と、今回は2名のピアニストを迎えていますが、非常に対象的な楽曲に仕上がっており、興味深かったです。この2名の人選、制作工程を聞かせていただけますか?

HIDETAKE TAKAYAMAは前回素晴らしいコラボレーションがてきたので、是非またトライしたくてお願いしました。前回は、美しい方向で作ったので今回は攻めるかと。Butterfly Effectの名の通り、ひたすら細かい部分でトラックがじわじわ変わっていくのもポイントです。Schroeder-Headzさんは「Live feat. HIDETAKE TAKAYAMA」のYoutubeでオススメにでてきたんです。一目惚れでお願いしました。この曲は今までの★STAR GUiTARからするとありえないんですが、実は元々こういう曲、僕好きなんですよ。タイミングがなかったのですが、Schroeder-Headzさんとならできるのではないかと。見事にはまりましたね!あとは、今年30歳になって大人になったからできるようになったのかな?とも思ってみたり。

 
- そして、daokoをフィーチャリング迎えているのもかなり意外だったのですが、これはどのような経緯で実現したのでしょうか?また、彼女の魅了はどのようなところにあると思われますか?

元々ニコ動などでスタッフと共にいいよね!って言ってたんです。彼女の魅力の刹那的な歌詞と声は、僕のやりたいこととリンクしてたので、ダメもとでお願いしたら快く引き受けてもらいました。『自分は何者でもないし、何者にでもなれる』という十代の頃のモラトリウムをまさに表現してもらえました。最初のデモから完璧過ぎて、気付いたら既に完成。実はまだお会いしてません、会いたいです(笑)。
 


- アルバム終盤のインスト曲が3曲続いた後、ラストを飾るのはRAM RIDERを迎えた「Youthful Days」ですね。これはまた、「1997」とは違った意味でブッ飛びました。RAM RIDERさんとは以前から交流があった今回のfeatが実現したのでしょうか?

90'sテクノポップ!がテーマです。瑞々しい、なお且つ少し切ない。ポカリスエットのCMで使って下さい(割と本気で)。RAM RIDERさんとはRAMさんの主催イベントに呼んでもらったり、去年の年末仙台で一緒になったのもあり交流させてもらってます。今回一緒に制作したきっかけは、RAMさんの曲を僕がちょっと手伝いまして、それで作業も終わり、ちょっと飲んだ時に「こっちも手伝ってくれません?」って話したところからですね。

僕とRAMさんは立ち位置が似てると思っていて、作家もやるし、アーティストでもある。なので、なんとなくお互いが意図してるものを掴むのが無言でも伝わるというか。そんなにあれこれリクエストだしてないんですが、全部汲み取ってもらえて素晴らしいコラボレーションができたと思ってます。

 
- 「Youthful Days」しかり、「After You feat. Okika」や 「Mind Surf feat. daoko」からも、★STAR GUiTARはクラブミュージックのフィールドだけでなく、ポップフィールドを見据えているという印象を受けます。以前からこの志向はあったのでしょうか?ファースト、セカンド共に拝聴させて頂きましたが、個人的には本作が最もその志向性を強く感じるのですが。

それは常にあります。無意識でも出てしまいます。ただきちんとそこに一癖あるようにというか、ありきたりですが僕だからできるクラブミュージック、僕だからできるポップミュージックであるようにしたいと思ってます。

 
 
- 孤高というより、仲間が増えるとそこから逃げたくなってしまう性格なんです。-
 

 
- 作品から話をずらして、現在のダンスミュージックシーンについて話をきかせてください。アルバムリリース前に「en001」というスプリットをリリースされましたが、レーベルメイトであるKiyoshi Sugoさん、Wonder Worldさんとは日頃から交流があるのですか?また、お二人の音楽性についての感想をきかせてください。


そんなに会わないけど仲いいですよ(笑)。Kiyoshiくんは、見た目と音のギャップありすぎ(笑)。WonderさんはKiyoshiくんと逆の意味でギャップありすぎ(笑)。

 
- 今年の春から「en001」というイベントにレギュラー出演していますが、「en001」はどのようなコンセプトで開催されているのですか?

縁と円です。縁が円のように広がっていけばいいなと。後はこの人に出てほしいなーとか、口だけだしてます(笑)。
 


- 現代の日本のダンスシーンについて、ポジティブなもの、ネガティブなもの問わず、率直な感想を聞かせてください。

全然好きだし、自分でもかけるけどEDMがヒーローのように扱われ過ぎてるように感じます。きっかけはそこでもいいけど、もっとあるのになーと。

 
- ★STAR GUiTARさの幅広い音楽性からは、孤高のアーティストという印象を受けるのですが、最近共感した、共鳴を受けたアーティスト/作品はございますか?また、その理由もあわせてお聞かせていただければと。

孤高というより、仲間が増えるとそこから逃げたくなってしまう性格なんです。。最近だと、I Am Robot And Proud『Touch/Tone』かなー。ほんと何も考えず身を委ねるという。旅に出れますよ。こういうのは、僕の中にはないので新鮮です。もしかしたら次作以降こういう部分が出てくるかも!?
 


- 今後のライブ/リリース予定で、告知可能なものがあれば教えてください。

最近はDJではなくて『バンド』でやってて、音源とも違った雰囲気を楽しんでもらえると思うので是非遊びにきてください。
 

- Release Information -

アーティスト:
★STAR GUiTAR

タイトル:
Planetary Folklore

発売日:
2013年11月13日発売

価格:
¥2,310 -

●トラックリスト
01. 1997
02. Mind Surf feat. daoko
03. P.O.P (Popular Or Person)
04. Everything is Everything feat. Steven McNair
05. Nothing Gonna Change My World feat. Schroeder-Headz
06. Butterfly Effect feat. Hidetake Takayama
07. P.O.P (Person Or Popular) feat. Scandi
08. After You feat. Okika
09. World is mine feat. YOW-ROW
10. meaning of number
11. essence
12. impermanence
13. Youthful Days feat. RAM RIDER

■STAR GUiTAR「Planetary Folklore」試聴リンク
https://soundcloud.com/starguitar/planetalyfolklore - Event Information -

タイトル:
★STAR GUiTAR  3rd album「Planetary Folklore」release party

開催日:
2014年01月12日(日)

会場:
SHIBUYA 2.5D
http://2-5-d.jp/


時間:
OPEN 17:00 / START 17:30

料金:
ADV 2,500yen / DOOR 3,000yen
http://peatix.com/

出演:
[Special Guest] RAM RIDER and More


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