INTERVIEWS

DAISHI DANCE

 
- 海外で活動することで、それが国内での活動にも跳ね返る時代だと思いますし、やっぱり日本だけでやってても……難しそうですからね。-
 
- 今年は9月末に『ULTRA MUSIC FESTIVAL』が上陸し、その影響はすごく感じましたね

今年は数多くの夏フェスに出演されていましたが、なかでも『ULTRA JAPAN 2014』の影響は大きかったと。
「各地でロックフェスに出演させていただきましたけど、EDMというキーワードが浸透してきた感じはしました。実際、どこでプレイしてもやりやすかったですし、昨年までとはちょっと違いましたね。ただ、『ULTRA JAPAN 2014』に関してはフェスとは別物、シーンへの衝撃度が大きかったというか、日本のダンスミュージック史上久々のインパクトでしたね。ようやく日本にも新しいムーブメントがきた、その起爆剤になったと思います。

  - DAISHIさんも『ULTRA JAPAN 2014』には出演されていましたがいかがでしたか?

「楽しくプレイさせていただきましたし、プレイ後も両日ラストまで遊んでました。やっぱりEDMを含めフェスミュージックは大きな会場で何万人もの人たちと共有する、その経験は大きいと思うし、今後の日本のシーンにとっても影響があるのかなって思いますね。ただ、何よりこの日本で、あの規模で、あのラインナップが実現したっていうのがとにかく嬉しかったですね。

  - 海外のDJ、ヘッドライナーのプレイを間近で体感してみていかがでしたか?

みなさん毎週数万人規模のフェスをまわっていて、やっぱりその余裕があるなと思ったし、パフォーマンス、音楽と演出面を含めたパッケージの完成度が違いましたね。エンターテインメント性がとにかく高い。以前は選曲やプレイ、それがDJの判断基準の大きな要素でしたけど、会場や集客数、すべての規模感が大きくなり、ここ数年でDJに求められるのは変わって、選曲やテクニックが良いのはヘッドライナーとして当たり前の基本で、そこに+αで演出やパフォーマンス性、しかも楽曲とリンクしたパフォーマンスをいかに魅せるかもアッパー系DJに求められる要素として加わった気がします。DJもいろいろなパフォーマンスで会場を盛り上げる、そうすることでもそれぞれの個性が生まれている。そして、そのクオリティはこの2年間ぐらいで激変しているんだと改めて思いました。

  - 今年2枚目となるミックスCD「Heartbeat presents SOUND MUSEUM VISION Mixed by DAISHI DANCE」をがリリースされましたが、今作はテーマがクラブ。夏フェスでのプレイとはまた違うものですか?

VISIONでピークタイムにプレイする想定でミックスしているので今年のフェスセットとそこまで変わらないかもですが、フェスよりはEDM~HOUSEまで幅広くなってます。フェスになるとプレイする時間も短いですし、そこでインパクト(結果)を出すためにオリジナル(フェス専用)のマッシュアップやエクスクルーシブな曲を仕込んだりして、たくさんのDJがいる中で個性を出すためには、自分なりの武器が必要ですし。ある程度ジャンルもピンポイントですので。

  - 今やフェスは、楽曲単位のこだわりが必要ということでしょうか?

それがワールドスタンダードだと思いますね。楽曲でのサプライズが必要だと思います。それが他のDJとの違いなるわけで。今回のミックスCDでは、そういう意味ではフェスセットに近い、エクスクルーシブの曲なども収録しています。ミックスCD=最新のヒット曲を詰め込みましたというものが多いけど、それを自分がやっても意味がない。今回は、基本的にはタイトルにあるように渋谷のSOUND MUSEUM VISIONというキーワードのもと、そこで普段しているプレイを意識しつつ収録してます。
 

- SOUND MUSEUM VISIONでのプレイに関して、その特徴を教えてください

VISIONは、とにかく様々なお客さんが混在しているんですよね。渋谷の道元坂という場所柄、キャッチーな人がいて、一方でコアなダンスミュージック好きも集まっている。僕らからしてみれば、すごくバランスのいい箱だと思います。なので、キャッチーなEDM一辺倒ではなく、盛り上がりを重視しつつもよりクラブライクな最新の楽曲、それもEDMに限らずハウスの要素も入れてアクセントを付けたりする。そういった自分らしさ、僕が思うVISIONらしさを今作でも出しています。

  - やっぱりヴェニューによってプレイスタイルは変わりますか?

それぞれ場所によって雰囲気や客層で変わりますし、プレイする時間帯でも変わりますからね。VISIONは幅広いお客さんがいて、プレイしているDJも幅広い。それだけに僕自身も毎回スタイルを変えなければならないし、それは、すなわちいろいろなプレイができるので個人的にもすごく楽しませてもらってます。

  - 今作に関して言えば、とにかく新譜が多い。ほとんどが今年5月以降の作品で、なかには10月リリースの作品までありますね。

いつもギリギリまでライセンス許可頑張ってもらってます。やっぱり新しい曲を入れたいですからね。このタイミングでこの新曲が入っているの? みたいなサプライズがほしいので。今回はこの夏かけた曲、フェスで反応がよかった曲も多いですね。

  - 2014年も大活躍でしたが、リリースとしては本作で今年は最後になりますか?

そうですね。次は来春ぐらいですかね。最近Facebookでアップしている写真はその作品のためのもので、次はリエディットベスト盤を予定してます。

  - DAISHIさんにとって、2014年はどんな1年でしたか?

『ULTRA JAPAN 2014』や『electrox』などを通して、本来なら日本でももっと早くからあってよかったであろう流れがようやく来たというか、今年はいいきっかけ、今後の準備ができた年だったかなと思います。その流れを見る限り、来年以降より大きな盛り上がりが期待できますし、本当に楽しみですね。そして、国内ではますます海外のDJのブランドが強くなっている今、僕自身も今後はより海外を意識して活動できればと思っています。国内~アジア圏内での活動がメインだったところを、DJ、リリースも含めよりワールドワイドな展開ができるよう本格的に進めていかないといけないなと。海外で活動することで、それが国内での活動にも跳ね返る時代だと思いますし、やっぱり日本だけでやってても……難しそうですからね。そういった危機感を持って、来年はより一層世界を視野に入れた活動にシフトしていきたいと思っています。

  - Release Information -

アーティスト:V.A
タイトル:Heartbeat presents SOUND MUSEUM VISION mixed by DAISHI DANCE
発売日:11月26日
価格:2,500円(税込)

■HMV
http://www.hmv.co.jp/artist_DAISHI-DANCE_000000000338199/item_Heartbeat-presents-SOUND-MUSEUM-VISION-mixed-by-DAISHI-DANCE_5986486

■AMAZON
http://www.amazon.co.jp/Heartbeat-presents-MUSEUM-VISION-DAISHI/dp/B00NGKO1C4/ref=sr_1_sc_1?ie=UTF8&qid=1417413639&sr=8-1-spell&keywords=DASHI+DANCE
PREV
TINY DUCKS
TINY DUCKS
NEXT
Hiroyuki Arakawa
Hiroyuki Arakawa