11月30日(木)から12月2日(土)の3日間、渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)を中心とした複数の会場にて開催する、ダンスミュージックに焦点をあてた日本最大の複合型イベント「TOKYO DANCE MUSIC EVENT (以下、TDME)」。そのプログラム詳細第3弾が発表された。
「TDME」は、世界各国の音楽業界に関わる人々が一堂に会する複合型イベント。日本独自のダンスミュージック文化を東京から世界へ発信し、市場の活性化を推進させる取り組み。「CONFERENCE(国際会議)」、「SESSIONS(音楽制作)」、「LIVE(音楽パフォーマンス)」という、3種類のパートで構成されている。
今年から新たな取り組みとして、「TDME」発の次世代エレクトロニックアーティストを発掘するオーディション「INTERLUDE from TDME」が開催決定。TDME開催と同時に、一次審査を通過したクリエイターの音源を公開し、オーディション公式プレイリストにて再生回数での審査を実施。クラベリアを含むダンスミュージックメディアや音楽フェスのオーガナイザーなどが審査員として参加する。グランプリは豪華賞品や世界リリースなど、アーティストおよび作家活動の支援を受けられる。詳細はクラベリア内オーディション特設ページにて。
■オーディション特設ページ
https://clubberia.com/ja/features/tdme/
また、Jeff Millsの世界を堪能できる注目のインスタレーションが披露される。その内容は、多数のスピーカーを使用したマルチチャンネルのサウンドシステムで、Jeff Millsの最新作『Planets』を聴くというもの(Jeff Mills本人の登壇なし)。そのチャンネル数は 40ch にも及び、楽器の配置も実際のオーケストラに添ったもの。空間の中に電子音用のスピーカーが配置され、TR-909 のキックやライド・シンバルを演奏。ビジターはこのスピーカー群の中を歩くことができ、指揮台に登って指揮者の聞こえている音を聞き、特定の楽器に集中して音を聞くことなどができる。サウンドシステムはSympho Canvas®に加え、ageHaやVentなど様々なベニューのサウンドシステムを手がけたTaguchiとHIRANYA ACCESSにより設計・提供されている。
またカンファレンスにインディペンデントレーベル「Mute」の創始者Daniel Millerの登壇が決定。他にも世界的リーダーdotblockchainの代表Benji Rogersなど、勢いにのっている音楽スタートアップ企業の代表たちも登壇する。
セッションズでは、Ableton Meetup Tokyoの開催が決定。2部に分かれており、1部では“生楽器とエレクトロニクスの融合”をテーマにDE DE MOUSE、シュガー吉永(Buffalo Daughter)、MONJOE(Yahyel)、CD HATAとともに生楽器とエレクトロニクスをどのように組み合わせるかディスカッションする。2部では、生楽器とエレクトロニクスを融合させる実践として実際にAbleton Liveを使用してどのようなセッションを行うのか、KoyasとJosh BessのAbleton認定トレーナーの2人とギターやトランペットなど生楽器のメンバーを加え、生演奏とエレクトロニクスのプレーヤーが混在するバンド形式によるデモンストレーションを行う。
そしてクラブイベントでは、日本が誇るテクノマエストロ 石野卓球が「WOMB」で開催しているレジデントパーティー「STERNE」とのコラボレーションを解禁。カンファレンスに登壇が決定しているDaniel Millerがゲスト出演する。
■TOKYO DANCE MUSIC EVENT公式サイト
http://tdme.com/ja/
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