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人気エレクトロデュオ、Galantis来日直前インタビュー

 GalantisはChristian Karlsson(Bloodshy)と、Linus Eklöw(Style of Eye)からなる人気エレクトロデュオGalantis。その単独公演が4月7日(土)に東京・Zepp Tokyoで開催される。その来日を前に本人たちへインタビュー取材を行った。「FUJI ROCK FESTVAL 2015」、「ULTRA JAPAN 2016」、「EDC JAPAN 2017」など数々のフェスで来日を果たしきた彼らだけに、初となる一夜限りの待望の単独来日公演は見逃せない。
 
公演特設サイト
http://www.hipjpn.co.jp/live/galantis
 
 
——昨年はアルバムTHE AVIARYをリリースし、世界中でプロモーションやパフォーマンス、フェスの出演など多忙な一年だったかと思います。その中でも特に印象に残った出来事などあれば教えてください。
 
Bloodshy:一番印象に残っているライブは、2017年の「Coachella」だと思う。2014年にGALANTISとして初めてライブを行った地でもあり、去年そのスタート地点となった砂漠に戻って、3年の間で起こった出来事を考えると考え深いしすごいことだと思っているよ。
 
——これまでのGALANTISの活動の中でターニングポイントとなったパーティーはありますか? また、楽曲制作面でも自分達のスケールが特に大きくなったと感じた楽曲があれば教えてください。
 
Bloodshy:ターニングポイントもやっぱり初ライブだった「Coachella」で、その時に自分たちがこの先もずっと続けていけるものが見つかったと思ったし、リアルなものだと実感したんだ。初めての作品をリリースしてわずか2週間後で、出演も早い時間帯なのにテントは満員だったよ。

Style Of Eye:「Smile」をライブでやり始め、お客さんが合唱していた。それは我々に取って大きなポイントだったよ。



——となると楽曲制作面でも「Smile」が一番のターニングポイントと言えますか?
 
Bloodshy:「Smile」は我々の出だしとしてはちょうど良い曲だったけど、初期の曲で言うと「You」が一番大事な曲だと思っている。「Smile」が先に曲として出てきたけど、実は「You」の方が古い曲で、Seafox Girlも「You」から誕生したし、今でもその曲はセットリストの中で大切な曲だよ。


——フェスティバルなどで、今まで数多くの大物アーティストと同じステージに立っていると思いますが、これまでに見たアーティストの中で一番すごかったアーティストは誰でしょうか?
 
Style Of Eye:DJ Shadowと共にヘッドライナーを務めたショーをすごく覚えている。彼は僕にとって憧れのヒーロー的存在だったので、最高だった。

Bloodshy:Olivia Newton Johnとも共演しているから、DJ ShadowとOlivia Newton Johnの間のどこかに答えがあるよ(笑)。

Style Of Eye:あとSnoop Dogも忘れちゃいけないね。

——ライブで必ずプレイをする楽曲、いわゆるキラーチューンを一曲選ぶとしたらどの楽曲になりますか?
 
Bloodshy:新しい曲を作るたびに自分の中で変わっていく気がするけど、ひとつだけ選ぶとしたら「Peanut Butter Jelly」かな。初期の曲だけど、未だに新鮮に感じるよ。
 


——ご自身のこだわりで、ライブの際に楽屋に必ず無ければいけないものなどはありますか?
 
Bloodshy:日本の目薬だね(笑)。

Style Of Eye:あと我々が着るジャケット(笑)。

Bloodshy:日本の目薬をずっと昔から愛用しているよ。世界中どこに行っても日本の目薬よりも強くて良いものはないよ。
 
——これまでにフジロックやULTRA JAPAN、EDCなど日本のフェスティバルにも多数出演されていますが、それぞれの環境やお客さんの反応はいかがでしたか?
 
Bloodshy:その前にMiike Snowとしても来日していたよ。以前見てきた日本のフェスも素晴らしかったけど、Galantisとして出演してきたフェスは全く違う経験だった。あんなに騒がしい/盛り上がっている日本人は見たことがなかった。いつもクールで冷静なイメージだから、それを予想していたのに想像を超える最高の盛り上がりだった。

Style Of Eye:俺も以前ソロで来日していたよ。FUJI ROCKがGalantisの日本での初ライブだったけど、お客さんの反応にとにかく感動した。

——日本人で気になるアーティストやコラボレーションをしてみたいアーティストはいますか?
 
Bloodshy:いくつか気になっているアーティストはいるけど、後は紹介してもらって話し始めれば何か発展するかもね。

——今回日本では初となる単独公演となりますが、これまでのフェスでの出演とは違うセットリストや演出面など、何か特別なものを用意していたら教えていただけますか?

Bloodshy:常にライブを進化させ、新鮮なものを作ることを意識している。セットやドラムやクラッシュも増やして、ドラムも大きくなっているし、自分たちが思い描いているものを日本で単独公演として見せれるのは、ひとつの大きな夢だったよ。

Style Of Eye:僕らのアルバム2枚ともから聞けるライブも日本では初めてだね。

Bloodshy:演奏時間もたっぷりあるからね。

——GALANTISの楽曲は他のEDMアーティストとは違い、流行り廃りのないタイムレスな楽曲がとても印象的ですが、音作りの際に特にこだわっている部分、意識している事などあれば教えていただけますか?
 
Bloodshy:曲をピアノやギターだけで、いちから作る時と同じだけど、メロディーとコードを一番重要視している。バラード曲を作るように、メロディー、コード、歌詞だけに集中して、ドラムやプログラミングなどは曲が固まってから考えるようにしている。ソングライターとしては普通のことだけど、僕らがやっているような音楽では珍しいかもしれない。通常トラックとビートから始めて、それにボーカルを入れるパターンが多いからね。それはそれで良いと思うけど、リミックス感があるのが我々はあまり好まないだけなんだ。

——リミックスに関してのどいった考えをお持ちですか?

Bloodshy: 我々はリミックスすることもリミックスされることも大事なことだと思っていて、しっかり時間をかけて曲も選ぶんだ。曲をいちから作るのと、既存の曲をリミックスするのは、クリエイティブな観点で言うと大幅に変わってくるからね。
 
——日本ではEDMのムーブメントは長続きしない、と言われながらも未だに根強い人気を誇っています。今のヨーロッパのダンスミュージックシーンはどのような状況でしょうか? また、EDMシーンはある程度落ち着いてきた印象ですが、これからシーンはどのように変わっていくと思いますか?

Bloodshy:質問の意味がよくわからないな(笑)。というのはダンスミュージックだから。私が子供の頃もダンスミュージックは存在していた。当時はディスコと呼んでいたかもしれないが、常に呼び方が変わっているだけなんだ。「明日世界中の人々が踊らなくなる」と言っているのと同じなんだ。クラブも閉まらないし、いきなりダンスも違法にはならない。世の中の人がダンスを止めない限り、ダンスミュージックは生き続けるよ。

——最後に、日本のSeafox Nationにメッセージをお願いいたします。
 
Bloodshy:準備はいいか? Galantis is coming! See you Tokyo!
 
 
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