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初期ハードコア・テクノの解説本が発売

  90年代前半に巻き起こったハードコア・テクノのムーブメントを作り上げたパイオニアや、アンダーグラウンドで地道に活動を続け、裏側からハードコア・テクノを支えたアーティスト、ハードコア・テクノに新たな側面を付け足してサブジャンルの発展に関わったアーティストなど、多角的な視点で人選した内容の『ハードコア・テクノ・ガイドブック オールドスクール編』が先日7月12日に発売された。
ハードコア・テクノの素晴らしい多様性を重視し、現代だからこそ注目すべきテクノとハードコア・テクノの関係性についても触れている。

2002年頃からDJやプロモーター活動を行なっている著者の梅ヶ谷氏は2019年に『ブレイクコア・ガイドブック』で著作デビューを果たし、今作は2作目。近年、テクノシーンのトップに君臨する、Nina Kravizがハードコア・テクノをプレイし、そしてこの本にも登場するキーパーソン、Marc Acardipaneのトラックをプレイしたことから、この本を書くキッカケの一つにもなったといっている。

マニアにとっても、近年のトレンド「レイヴ・リヴァイバル」を知る重要な一冊といえるだろう。



梅ヶ谷雄太(著/文)
発行:パブリブ
A5判  272ページ 並製
価格 2,500円+税

ブレイクビーツ・ハウス・アシッド
インダストリアル・ノイズ・メタル
を飲み込みダンスミュージックとして展開した
初期ハードコア・テクノ!
90's ハードコア・UK ハードコア・デジタルハードコア

■Marc Acardipane ハードコア・テクノのゴッドファーザーで今も活躍するパイオニア
■Lenny Dee キャリア30年以上のハードコア・シーンのアイコン的存在
■Delta 9 メタルとパンクとハードコア・テクノ/ガバ結びつけた先人
■Hammer Bros ハードコア・シーンで今も熱狂的なファンがいる伝説的なユニット
■Hellfish ヒップホップのメンタリティで制作するUKハードコアのアイコン
■The DJ Producer リアルなプレイを行うUK Raveの歴史に深く名を残す生粋のDJ
■Atari Teenage Riot 日本で人気が高い世界的に有名なデジタルハードコア・ユニット
■他Manu Le Malin、Shigetomo Yamamoto、Deadly Buda、Gabber Eleganza等
●「レーベル解説」「サブジャンル解説」「Post Rave解説」等の充実したコラムも

『ブレイクコア・ガイドブック』Murder Channelの梅ヶ谷雄太による
Michael Wells(Technohead)、Kurt Eckes (Drop Bass Network)
Gabber Eleganza等、本邦初を含む重要人物16人へのインタビュー
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