2001年 / 長野県 和田峠
コメント:
初開催となった和田峠。山に囲まれた霧深いミステリアスな場所でした。象徴的なインディアンティピと巨大なメディソンホイール、ドリームキャッチャー、キャンドルで自然への畏敬を持って装飾し会場作りをしました。Inga Burinaの大きなペイントが霧に浮かんでみんな見入っていたことを覚えてます。日本人含め13人ものアーティストを集めて開催し、かなりマニアックなラインナップでしたが300名程の人が集まりましたね。ラインナップからではなく、3日間のストーリーを作るべきか、今と変わらないスタンスでコンセプトを立ててましたが、2000人以上を想定していたので、採算としてはかなり厳しい結果でした。
2002〜2003年 / 群馬県 奈良俣ダム
コメント:
ダムの豊かな水の水面を望む広々としたオートキャンプサイト。キャンプサイトは昼間ゆったりとして平和な雰囲気で、それとは対照的に森に囲まれたフロアはプレグレッシブトランス全盛期で熱い盛り上がりを見せており、対照的でした。当時はセカンドフロアもありましたね。写真からも伝わる通り、和田峠から奈良俣ダムの時期は今よりももっとレイブっぽくて土臭い印象でした。1回、2回、3回と開催を重ね、少しずつ手伝ってくれる友人が増えてきて、今のコミュニティの核になる仲間が徐々に増えて来ました。
2004〜2008年 / 群馬県 川場キャンプ場
コメント:
急な坂道を登った先にある木々に囲まれたキャンプサイト。駐車場からエントランスまでの心臓破りの坂をお客さんがキャンプグッズを歩いて運んでいた姿が懐かしいです。汗だくで坂を登り切ると、エントランスのスタッフが笑顔で「お疲れさま!」と迎え入れてくれる。ダンスフロアには夜巨大なキャンプファイヤーが登場し夜空に火の粉が煌めき、それを囲んで踊りながら語った時間も懐かしいです。ティピの前には松明が並び、それも象徴的でした。約1500人程の規模でしたが、5年間の終盤は最後の方はテントを斜面に張ったりと人が溢れかえっていました。プレグレッシブトランスからテックハウス〜テクノへと移行した5年間。この時期にフェスとして一気に成長した気がします。
2009〜2018年 / 新潟県 苗場グリーンランド
コメント:
なんと言っても20年の歴史の半分を過ごした会場がこの「苗場グリーンランド」。語りきれない思い出がたくさん詰まってます。キャンプサイトもフラットで余裕があり、最盛期は3000人近く集まったこともありました。広々としつつ森に囲まれたダンスフロアは、夜ティピの後ろに月が現れる時間もあり、本当に神秘的な場所でした。台風が直撃したり、大雨に降られたりもしましたが、晴れた日のピースフルな雰囲気も含め、様々な表情を見せてくれました。良い場所にテントを張るため、オープン時間に「よ〜いドン!」で、お客さんが競争をしていたのは中々面白い光景でしたね(笑)。
The Labyrinth 10周年でのインタビュー (2010年)
2019年〜 / 群馬県 宝台樹キャンプ場
コメント:
苗場は美しいロケーションでパワースポットでしたが、施設としてはサッカー場で、雨の時にはフロアが水浸しになっておりました。より美しく、また設備の良い会場を探すべく宝台樹キャンプ場に辿りつきました。屋根付きのBBQスペース、コンシャワー、ウォシュレット付きのトイレ等々ファシリティが充実しており、周囲の山脈が雨雲の進路を遮ったため、2019年に台風が直撃した翌日にはもうフロアが乾いてました。キャンプサイトも林の中で木陰になっており、周囲の山並みを臨む緑溢れる美しい会場です。
The Labyrinth 2022
20周年
会場:
群馬みなかみほうだいぎキャンプ場
日程:
10月8日(土)18:00開演 - 10月10日(月)18:00終演
公式ページ:
https://www.mindgames.jp/
チケット:
[前売券] ¥24,000
[場外駐車券] ¥3,000
https://mindgames.zaiko.io/item/350107
バスツアー:
東京〜宝台樹キャンプ場
往復 ¥14,000 / 片道 ¥8,000
https://tours.busket.net/users/user-2021040223-91050826/events/event-2022072407-351bcba4/tours/tour-2022072407-48b128f8
Line Up:
Donato Dozzy
Atom™ & Tobias (live)
Jane Fitz
Peter Van Hoesen (live)
Kangding Ray (live)
Garçon
Wata Igarashi
Occa
Imaginary Softwoods (live)
Atom™ presents "Neuer Mensch" (live)
John Elliott
Sapphire Slows (hybrid dj/live)
The Monk
Hiyoshi
コメント:
最後に、20周年を記念して、これまで長年秘蔵のままになっていたLabyrinthの録音音源からいくつかのセットを紹介したいと思います。ひとつは2010年のMathew Jonson、ふたつめは2011年のFred P。
またMindgamesのsoundcloudアカウントでは、この2つのセットを皮切りに、2010年から2019年まで、それぞれの年からひとつずつの録音音源をピックアップして紹介しております。テクノのクロージングセットから、朝のアンビエントセット、そして夜を締めくくるエクスペリメンタルセットまで、幅広いセレクトですが、どのセットもLabyrinthの欠かせない瞬間であり、それらが全て合わさってLabyrinthの全容となります。
時間が経っても色褪せることのないタイウレスな極上のミックスです。こちらもどうぞお楽しみください。