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Zeebra登壇。「改正風営法施行直前“PLAYCOOL”キャンペーン記者発表会」レポート

 改正風営法施行を翌日に控え、6月22日(水)に渋谷SOUND MUSEUM VISIONで「改正風営法施行直前“PLAYCOOL”キャンペーン記者発表会」が開催。午前11時30分に開始された本会見には約50人の報道関係者が集まった。

 
 会見では「クラブとクラブカルチャーを守る会Club and Club Culture Conference(以下:CCCC)」の会長であり、渋谷観光大使ナイトアンバサダーとして渋谷の街を中心にナイトカルチャーのマナー向上に尽力しているアーティスト、Zeebra氏をはじめ、長谷部健氏(渋谷区長)、別所哲也氏(俳優/渋谷区観光協会名誉理事長)、中村貞裕氏(株式会社トランジットジェネラルオフィス/渋谷区観光大使ナイトアンバサダー)、金山淳吾氏(一般財団法人渋谷区観光協会理事長)がそれぞれの立場から改正風営法施行や渋谷の魅力について意見を述べた。

 
 そのなかでZeebra氏は、CCCCを発足した経緯、PLAYCOOLをキャッチコピーにしたこれまでの取り組みを説明。このCCCCは、2013年4月に発足。日本のダンスカルチャーに対する規制に異を唱え、規制緩和に向けて議員会館でのロビー活動をはじめ、渋谷のクラブがあるエリアの清掃など、さまざまな活動を行ってきた。その活動が実を結び、1年前の2015年6月17日(水)に改正風営法案が成立し今日に至った。

 
 「これまでの活動のなかで印象に残っている出来事をひとつ挙げるのは難しいですね……。クラブ業界というのは、音楽業界のなかで存在感もあるし影響力もある。ただ、社会的には傍流のような人たちの集まりだと思う。そんな我々が議員会館に行って活動が行えた。我々の発言を政府が耳を傾けてくれた。きちんと順序だてていけば声は届く。そのことが分かったことが大きいです。今後、クラブ業界側にとって大切なことは、せっかくなので、まずは貪欲にいろいろなことを進めたらいいと思います。そしてお客さんの楽しみ方を、アーティストや事業者側がどんどん提唱していくこと。やっぱり“カッコ良さ”を提唱していくしかないと思います。“こうしろよ!”と抑えるよりも、“あの人、カッコいいな”って言われるように、つねに自分たちに課していくことなんじゃないでしょうか」(Zeebra氏)
 
 なお、本日22日(水)の19時より、ライブストリーミングサイト/スタジオDOMMUNEで、特別番組「DOMMUNE~THE SHAPE OF CLUB CULTURE TO COME~」が放送される。こちらでは、Zeebra、Darthreider、Watusi、DJ EMMAなど多くのDJ/アーティストが出演し改正風営法に関する議論が行われる。

■DOMMUNE~THE SHAPE OF CLUB CULTURE TO COME~
http://www.dommune.com

 その後、6月23日(木)0時に渋谷の街頭ビジョンでは、Zeebra氏による「今夜から日本のナイトエンターテインメントが変わる」という意味を込めた改正風営法施行メッセージCMが流され、午前6:00からは渋谷円山町の早朝清掃も実施される。

■「クラブとクラブカルチャーを守る会」オフィシャルサイト
http://clubccc.org/
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