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ジャズフェスティバルの名のもとに。エレクトロニックミュージックが鳴り響く

 今年もモントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン(以下MJFJ)が、今週末7日(金)、8日(土)、9日(日)に恵比寿ザ・ガーデンホールと代官山UNITで開催される。MJFJを簡単に説明すると、スイスのモントルーで1967年から行われているジャズフェスティバルで、今年50周年を迎えた。また世界3大ジャズフェスティバルのひとつとして知られ、東京では昨年から開催されている。昨年はChassol、Mocky、Psychemagik、Eddie C、Melanie De Biasio、Mala & Coki、John McLaughlinなど、ジャズフェスティバルの名のもとに、ジャンルと世代を超えた様々なアーティストが出演し注目を集めた。
 今年も、ラインナップの多様性は引き継がれた。11年ぶりの来日となるブラジル音楽の巨匠Caetano Veloso。世界初公開となるGilles Peterson率いるSonzeiraのライブ。さらには、Francesco TristanoとDerrick Mayによるセッションなど、ジャズファンのみならず、すべての音楽ファンにオススメしたいプログラムが続く。
 これらはライブイベントとして夜に恵比寿ザ・ガーデンホールで行われるが、クラベリアではUNITで行われるクラブイベントをピックアップして紹介する。
世界的フェスや日本の“あのフェス”にも出演。
ポストビートダウンの雄がライブで登場!

Juju & Jordash

mjfj
 
 Juju & Jordashは、Gal AnerとJordan Czamanskiによるデュオ。2014年には彼らにMove Dを加えたトリオMagic Mountain Highとして2014年の「Rainbow Disco Club」にも出演している。ほかにも「Dekmantel Festival」、「Mutek」、「Amsterdam Dance Event」といった世界的フェスティバルに出演してきている。彼らは、2009年にはオランダのレーベルDekmantelと契約。Rush Hourとならび、ビートダウン系、ディープハウス系の人気レーベルだ。音色はエレクトロニックミュージックだがオーガニックな雰囲気を持たせる楽曲が特徴的。どのようなライブを魅せてくれるのか楽しみなアーティストだ。




 
Fabric傘下のレーベルも恋する
モダンディープハウスプロデューサー

Call Super

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 ロンドンの名門クラブFabric。その傘下レーベルであるHoundstoothと契約した一人目のアーティストがCall Superだ。実験的でドローンやアンビエントの要素も感じられる非常にディープなハウス・ミュージックが多い。日本人アーティストGonnoの「Obscurant」(International Feel)のリミックスも担当している。さらに今年4月にDekmantelからもリリースしていることもあり、今見たいアーティストのひとりと言える。


 
ミニマルの領域を超えて。
世界が認めたニッポンジン

Akiko Kiyama

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 デビューEPがRicardo Villalobos、Richie Hawtin、Sven Vathなど、シーンを代表するDJ達に高い評価を受けたAkiko Kiyama。デビュー以降はベルリンを中心に活動を続ける。現在は日本に活動の拠点を移している。幼いころから大学までクラシックのピアノを習い続けているバックグラウンドがあり、ライブも反復するミニマルなグルーヴから徐々に即興的になっている。

https://soundcloud.com/akiko_kiyama  
ヨーロッパのディープハウス最深部から響く
ビート&エレクトリックソウル

Oskar Offermann
mjfj
 
 ベルリンを拠点に活動するアーティスト。昨年には人気パーティー「House Of Liquid」への出演で初来日。そして今年はmule musiqが主催するパーティー「CATS」にも出演している。海外では、Panorama barをはじめ、Robert Jonsonなどヨーロッパの主要クラブのレジデントを務める。もともとドラマーでありヒップホップに大きな影響を受けており、肉体的なビートがあなたの体を揺らすことだろう。

 
ミニマルサウンドにブラックミュージックのスピリットをのせて

AL/VE (Ohm Hourani and Dominique Fils-Aimé)

mjfj
 
 ジャズの要素を取り入れたミニマルサウンド、さらにはテクノロジーを追求したOhm Hourani。40、50年代のジャズ/ソウル、R&Bの要素を持つ女性シンガー、DoMi。両者によるユニットAL/VE。今年6月にカナダで行われた電子音楽と電子音楽とオーディオ・ビジュアルアートを融合した「Mutek」にも出演している。下記リンクは「Mutek」でのライブ音源。
https://soundcloud.com/mutek_montreal/ohm-hourani
 
「Cabaret Recordings」主催
世界的ヒット作をリリースしたアーティストも参戦

So Inagawa

mjfj
 
 So Inagawaとdj masdaによるミニマルテクノ/ハウスレーベル「Cabaret Recordings」。その主宰者のひとりSo Inagawaもライブで参戦。自身の EP 「Logo Queen」と 「Sensibilia」でテクノ/ハウスシーンでは異例の売上枚数を記録。世界的なヒットとなった。ミニマルなビートの中にふと現れては消える美しいメロディーに心を奪われる楽曲だ。彼がどのようなライブセットを観せてくれるか期待で胸が高鳴る。

 
 UNITでのクラブイベントは7日(金)、8日(土)に行われる。それぞれメインフロアは、極限までディープなエレクトロニックミュージックが楽しめそうだ。またSaloon、UniceのセカンドフロアでもKaoru Inoue、Xtal、沖野修也、Chida、DJ Maarが出演。どのフロアでも非常に贅沢なラインナップとなっている。いよいよ今週末開催。ジャズ・フェスティバルの名のもとに、エレクトロニックミュージックを存分に楽しもうではないか。


タイトル:Montreux Jazz Lab - Day 1 -
開催日:10月7日(金)
会場:UNIT(東京都渋谷区恵比寿西1-34-17 Za HOUSEビル)
時間:23時
料金 :前売 3,500円 当日 4,000円
出演者:
【UNIT】Call Super, Juju & Jordash, Akiko Kiyama, DJ PI-GE
【UNICE】DJ NOA, Kaoru Inoue, XTAL

■チケットの購入はコチラ
https://ticketpay.jp/booking/?event_id=5408


タイトル:Montreux Jazz Lab - Day 2 -
開催日:10月8日(土)
会場:UNIT(東京都渋谷区恵比寿西1-34-17 Za HOUSEビル)
時間:23時
料金 :前売 3,500円 当日 4,000円
出演者:
【UNIT】Oscar Offermann, AL/VE(Ohm Hourani and DoMi), STEREOCiTI, So Inagawa
【UNICE】尾川雄介, 沖野修也, DJ MARCY
【SALOON】ALYN, EZ, CHIDA, DJ MAAR, You Forgot

■チケットの購入はコチラ
https://ticketpay.jp/booking/?event_id=5409

■モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2016
http://www.montreuxjazz.jp/
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