2008年4月に渋谷の映画館「アップリンクファクトリー」で上映され、アート界に大きな旋風を巻き起こしたグラフィティアートにまつわるドキュメンタリー映画「INSIDE OUTSIDE インサイド/アウトサイド」。公開時にはShing02やECDなどのミュージシャンらがトークショーを行ったことでも話題となり、現在のヒップホップカルチャー全体を見る上でとても興味深い内容となった。
7/4にはDVDとしてリリースされ、これを記念して都内3ヶ所でリリースパーティを開催。7月4日、5日、27日と3日にわたって開催されるこのイベントの前半戦に参戦してきたので、その模様をお届けしよう。
まずは7月4日に新大久保の異空間「THE GHETTO」で、監督のアンドレアスと「DUNE」編集長・林文浩氏、アーティスト/グラフィティ研究家・大山エンリコイサム氏を招いてのダイジェスト上映+トークショー。3者のグラフィティに対する考え方、これからのグラフィティのあり方、アティチュードなどを濃く濃く語っていた。DJを務めたのはTUFF NUTSなどで知る人ぞ知るSOUL MIXER S.D.I. やHIPHOP最高会議などで知る人ぞ知るFDSTASKI,ITFジャパンファイナリストのDJ1,2らが、オールドスクールヒップホップを中心とした選曲でバー周りを盛り上げていた。バーの裏口から外へ出ると、ABMlaborのグラフィックアーティストBUTOBASK、lmSSによるライブペインテイングが行われていた。ちょうど描きあがったところで記念撮影会。この数日前に新幹線車両へのペイント事件があったため、いくぶん緊張した空気の中で行われていた。
次に5日に行われた上映+監督のアンドレアスと、ブラックミュージックの評論/ライターとして知られる荏開津広氏によるトークショー。こちらも撮影時のエピソードや、グラフィティとはなんたるかについての両者のやりとり、観客との質疑応答もまじえて、その真髄に迫れる内容となっていた。
7月27日にはリリース記念第3弾イベントが渋谷タワーレコードにて行われるので、気になった人はぜひ行ってみてほしい。当日はグラフィティ、フォトグラフ、メタルワーク3人のアーティスト集団「ESCAVAL」による作品展示と「インサイド/アウトサイド」のスライドショー、そして先述の荏開津広とアーティスト/ライター・有太マンによるトークショーが行われる。※タワーレコード渋谷、新宿店で商品をご購入の方を対象に無料でご招待
15:00開場
18:00トークショー開始
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DEC
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