今年5月に代々木公園で行われた「アースデイ2008」で、ビルマ(ミャンマー)のサイクロンによる被災者救援と、ミャンマー軍事政権への反対表明をポエトリーリーディングという形で、若者や多くの人々に訴求したいとうせいこうが、このときの模様を収めた12インチアナログがPOP GROUPからリリースされる。このときライブに参加したDJ BAKU、高木完、Dub Master Xらもフィーチャーされている。B面には高木完によるリミックスを収録。またアートワークを手がけたのはアンダーカバーの高橋盾となっている。間違いなく2008年の音楽史に残る一枚となるだろう。SAVE BURUMA!
いとうせいこう feat. Kan Takagi + DJ BAKU + Dub Master X
「ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリーリーディング」
発売日:2008年9月13日
レーベル:POP GROUP
形式:12インチ
価格:2100円(税込み)
1. ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリーリーディング
2. DJ BAKU "DHARMA" feat.いとうせいこう - Remixed by Kan Takagi
以下いとうせいこうブログより抜粋。
ビルマ(ミャンマー)のサイクロンによる死者数は、10万人を越えると推測されている。
ひと晩で10万人が死ぬということ。
我々日本人も同じ規模の「ひと晩での死」を東京大空襲で、さらには原爆投下によって体験している。だから想像しなければならない。そこで今、何が起きているかを。
とんでもない事態である。
だが、ミャンマー軍事政権は救援のための入国を拒んでいる。
愚か者が自らの権力にしがみついて、外からの勢力が入るのを極端に恐れているのだ。
ここで民主化勢力が国内に拠点を作ることを避けるため、彼ら軍事政権は人民の地獄をかたくなに無視している。
愚かな。なんと愚かな殺人者だろうか。ミャンマー軍事政権に巣くう人間どもは。
その間にも真水が飲めずに死んでいく者、伝染病で死ぬ者、二次被害で大海に流されて行ってしまう者がいる。死者の数はこれからも増えていく。
なのに、愚かなミャンマー軍事政権は国民投票をやめようとしない。
野党勢力が参加出来ない投票をして、政権を国民が認めたことにしようとしている。
誰が今、投票などするのか!?
死者の山を前にして、何をしているんだ!?
人間を馬鹿にするな。
死者も生者も、ともに馬鹿にするな。
ミャンマー軍事政権の連中だって、いつか死ぬんだ。
権力をあの世に持っていける人間はいないんだ。
だったら、これ以上殺すな。
俺は日本政府に呼びかける。
ミャンマー軍事政権に、救援者の入国を認めさせるよう、一刻も早く圧力をかけなければならない。
そして、ミャンマー軍事政権にはこう呼びかける。
LET US IN!
TO SAVE YOUR PEOPLE,MYANMAR!
けれど、どんなに軍事政権が愚かでも、人道的支援の手をゆるめることは出来ない。
したがって、一方で俺たちはユニセフ支援を続けるべきである。
だから、今日も書く。
SAVE BURMA!
■readymade by いとうせいこう
http://ameblo.jp/seikoito
■購入可能サイト「WENOD」
http://www.wenod.com
※9月17日追記
いとうせいこうポエトリーリーディングの次回公演の情報は下記になります。
Solidarity with People in Burma!
ビルマ(ミャンマー)・サイクロン被災者救援チャリティ・コンサート
ビルマの軍政は2 0 0 万人以上のサイクロン被災者を実質見捨てました。
でも、私たちはけっして見捨てません。
被災者への思いを込めて、10月17日にチャリティ・コンサートを開催します!
いまも被災に苦しむビルマの人々を歌と詩で支えましょう!
出演者:
沢 知恵 (さわ ともえ)
ピアノ弾き語り
「アメイジング・グレイス」「こころ」「死んだ男の残したものは」 ほか
いとうせいこう
クリエーター
”ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリー・リーディング QUIET”
根本 敬
上智大学教授
現地映像と講演
■とき:2008 年10 月17 日(金) 18:30 開演(開場18:00)
■場所:星陵会館 ( 東京メトロ半蔵門線・南北線・有楽町線「永田町駅」6 番出口下車・徒歩3 分)
■入場料 3,000 円 (大学生以下 2,500 円) 全席自由
本コンサートの収益金はビルマ(ミャンマー)のサイクロン被災者救援と現地復興のために、軍政を経由せず確実な方法で使われます。
■主催:ビルマ市民フォーラム
■後援:ビルマ情報ネットワーク
(社)アムネスティ・インターナショナル日本
■上記詳細
http://pfbkatsudo.blogspot.com/search/label/例会・イベント案内
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