英ブライトン出身、現在は独ベルリンを拠点に活動しているDJ/プロデューサー、Matt EdwardsことRadio Slave(レディオ・スレイヴ)。
Nina Kraviz、Peggy Gouら数多くのトップアーティストを輩出してきたハウス/テクノシーンのリーディング・レーベルRekids主宰。
Quiet Village、Rekid、Cabin Fever、The Machine、SRVDなど、様々な名義で世界中の音楽ファンを魅了している。
Paul McCartneyやKylie Minogueらのリエディットやマッシュアップシリーズで一躍その名を世に知らしめ、2006年に自身のレーベルRekidsを設立。Rekidsからは、"My Bleep"、"Bell Clap Dance"、そして彼の名声を決定づけた"No Sleep"シリーズなどのスマッシュヒットを放ち、"Grindhouse"は全世界で1万枚以上をセールス。さらに、R&S、Running Back、Innervisions、Ostgut Tonといった名門レーベルからも数々の傑作をリリースして、Best of Britishアワードでは「ベスト・ブリティッシュ・プロデューサー」を受賞。また、Armand Van Helden、Slam、UNKLE、DJ Hell、Josh Wink、DJ Sneakらのリミックスも手がけ、DJ Magでは「世界で最も偉大なリミキサーの一人」と称えられた。
2017年に、Radio Slave名義として待望のファーストアルバム『Feel The Same』をRekidsよりリリース。ハウス、テクノからブレイクビーツ、ジャングル、バレアリック、アンビエント、ダブまで、まさに彼のキャリアとスタイルの集大成ともいえる圧巻の内容を披露。Mixmagでは「Techno Album of The Month」に挙げられ、Groove Magazineでは「The Most Exciting Techno Album of The Year」と賞賛された。また、同年のRA DJチャート「トップ100アーティスト」では年間第2位にランクイン。2019年には、Rekidsのオフシュート・レーベルStranger In The Nightをローンチして、2017年以来初となるオリジナル・ソロEP "Ground Control / Last Communication"をリリース。また、ベルリンを拠点にクリエイティブディレクター、デザイナー、パフォーマーとして活動する気鋭のマルチアーティストPatrick Masonとのニュープロジェクト「SRVD」も始動した。
DJとしては、1992年にロンドンのMilk Barでキャリアをスタート。その後、Ministry of Soundのレジデントを経て、ベルリンのBerghain/Panorama Bar、ロンドンのFabricやOval Space、フランクフルトのRobert Johnson、パリのRex ClubやConcrete、イビサのSpaceといった名立たるクラブや巨大フェスに出演。ここ日本でもクラブはもちろん、WIRE、Taicoclub、Rainbow Disco Clubなどのフェスにも登場。彼のプロダクション同様に、ディスコ、ハウスからテクノまで縦横無尽に操るそのDJプレイは、世界各国で称賛を浴びている。2022年夏、3年ぶりとなる来日でどんなセットを披露してくれるか楽しみだ。