1988年札幌生まれ、神奈川育ち。14歳で日本語でラップを書き始めた噂のニュータイプ、SALU(サル)。
札幌、神奈川の藤沢、厚木、シンガポールなど、プライベートな事情もあって”根無し草”のように都市を渡り歩いてきたSALUだからこその観察力と洞察力で綴る情景豊かなリリックには独特の呼吸とライミングがあり、それによって生み出される浮遊感からその言葉は私達の心に素直に入ってくる。HIP HOP/R&B界の新進気鋭のプロデューサーとして辣腕をふるい、KREVA、EXILE、西野カナ、少女時代などジャンルレスにヒット曲を提供する、あのBACHLOGICとの宿命的な出会いによって彼の運命が動き始める。
この時、BACHLOGICがSALUの才能に刺激され、レーベル“ONE YEAR WAR MUSIC”をつくってしまったという逸話は、同業者(アーティスト)の嫉妬も拍車をかけるかたちでシーンでは話題になった。
そのBACHLOGIC総指揮のもと、2012年3月にリリースされたファーストアルバム『In My Shoes』は、23歳にして得た濃厚な人生経験と、初期騒動に裏付けされたSALUの“In My Shoes(=僕の立場から)”から見た世界について歌った作品で、J-HIP HOPのフィールドでは異例のスマッシュヒットとなり、iTunes総合チャートでも1位を記録。また第5回CDショップ大賞や2013スペースシャワーMVAにノミネートされる等、SALU旋風は目利きの関係者の間で語り草に。
KREVAや、木村カエラなどさまざまな方面から絶賛され、ヘッズは勿論、2013年にはARABAKI ROCK FEST.13、ROCK IN JAPAN FESTIVAL2013、MTV ZUSHI FES 13、 SWEET LOVE SHOWER 2013、 Sunset Live 2013等の夏フェスに出演し、これまでラップに興味のなかったロックリスナーをも熱狂させた。