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Dachambo CD HATAのMachine de Music コラムVol.56
ザ⭐︎ジャパニーズシンセサイザー SONICWARE ELZ_1

clubberiaを御覧の皆様こんにちは

今回は、以前このコラムで取り上げた、MUSICLAND KEY presents「SYNTHESIZER Dig Neugier '18」でもブースを出していた、SONICWAREさんにお邪魔してきた時のお話です。



実は近所で自転車で10分くらいの場所(笑)

SYNTHESIZER Dig Neugier '18でも展示されていた「ELZ_1
SONICWAREから発売される一発目のシンセです。

で、さっそく「ELZ_1」ってどんなシンセなの?って所なんだけど、音的な部分でCD HATA的に凄いなと思ったのは、オシレータ部分の音源エンジンの多彩さ!



って感じのスタンダードなオシレータはもちろん、他にも色々な種類があって、その一つにDNA EXPLORER (オーディオから波形DNA抽出・生成)っていうのがあるんだけど



これって、ちょうどSYNTHESIZER Dig Neugier '18でもDJやっていた、TORU IKEMOTOさんのこの動画

これに近い感じなのかな!?
音作りって、こういうこと!こういうこと!

他にも、FM SYNTH (4オペレータ、31アルゴリズム、フィードバック、デチューン)、8BIT WAVE MEMORY SYNTH (波形エディット機能、モーフィング機能、FMモード)、SiGRINDER (グラニュラーシンセエンジン)などなど、盛り沢山!

もちろん、フィルターやエンベロープ、LFO、エフェクト、アルペジエーターと一通り揃ってるんだけど、それが凄い機能的に組み込まれてる。
さっと一回説明を聞いただけで全体像がつかめました。
それってやっぱり、デザインがしっかりしてるからなんだろうなぁ。

ちょうどいい大きさ、質感、タッチ
2016年ごろから構想していたそうなんですが、そのスケッチを見せてもらいました。



かなり初期のイメージだそうです。
まだこの時は、一般的な形の鍵盤だったり、木目の枠だったり。
そこからデザイナーさん達と議論を重ね、その約一週間後には、かなり今のデザインに近づいています。



音作りにワクワクしてもらえるビジュアルを意識し、実験的な要素や無限の可能性が広がっているようなイメージで落とし込んでいったそうです。

この大きさのシンセっていくつかあるけど、37鍵(3オクターブ)あるものは珍しく、やっぱり両手で弾ける鍵盤数があるっていいな!

ピアニカっぽいかもって話をしたら、やっぱり社長さんは小学生の頃、縦笛よりもピアニカに魅力を感じていたそうです。
「ELZ_1」はスピーカー内蔵だから、ピアニカとのセッションもすぐにできちゃう!

そして内部はこんな感じ




紆余曲折を経て厳選されたパーツでできています。
LCD(液晶ディスプレイ)もカスタムされたものらしく綺麗!
ツマミの数とそこに割り当てられている機能、それを表示させているディスプレイの連携がタイトにまとまった逸品
ついつい、触り始めると止まらなくなってしまいます。




このSONICWARE ELZ_1は予約がはじまっていて、2019年3月30日に発売されます。 予約ができる販売店はコチラをチェック!

さてさて、SYNTHESIZER Dig Neugier '18で、SONICWAREのデモンストレーション演奏していた、elfinの安武さんとも合流してパシャり!




そして夜の街に繰り出すのでした。
そんな先でもこんな感じで!(だいぶ飲んで~食べて~w)



家やスタジオの中から飛び出して、出先で生まれるインスピレーションって、やっぱり新鮮!(まわりの人に迷惑にならないようにねww)
どこにでも持ち運びできる『SONICWARE ELZ_1』面白い!

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