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HEIST

初めて興味を持って聴きはじめたのはレイヴミュージックとハードコアかな。たしか当時13歳くらいだったと思うんだけど、The Prodigyの「experience」というアルバムは俺の人生を変えたと思う。それからFoul Play、Nasty  Habits、Rufige Kruなんかの曲にすごくはまっていったんだ。最初に聞き始めたのはハードコアばかりだったね。今はいろんなスタイルの曲を聴くようになったけど。 正直なところ、自分で楽曲つくれるなんて思ってもなかったよ。
でもDJを始めたときにただの「DJ」にはなりたくないとは思ってたんだ。
だから長い間、部屋にこもって、トラックってどうやって作るんだろうって勉強したよ。 自分でもわかんないな。ただトラックを作るのが好きで、作った曲を自分のDJセットでかけるのが好きなだけなんだ。あといろんなスタイルのドラムンベースのトラックを作るのは好きだし、俺にとってトラックメイキングは楽しい作業なんだよね。 2006年の夏なんだけど「Don’t hold back」を僕が尊敬しているDJ Dieに送ったんだ。曲を送ったその日にDie本人から電話をもらって、彼が
「Don’t hold back」をすごく気に入って、いろんな所でプレイしてみるって言ってくれたんだ。
それから数日後だったと思うんだけど、月曜日にまたDieからの電話があって「Roni Sizeがあの曲をFull 
cycleから出したいらしんだけど、どう?」って具合で話してきて、すごくうれしかったよ。今までFull cycleのためにって特別意識して曲を作ったことはないけど、ああいう自然な形で物事が進んでいってホントによかったと思ってるよ。
「Jazz time」に関しては、それから何ヶ月かあとにできた曲なんだけど、Full cycleとの契約が決まったあとに、Kar lDillinjaがこのトラックを気に入っているって聞いたんだ。だから今はKarlと Kevin Lemon Dのための曲を作っているところだ。 これは俺が正式に参加した初めてのアルバムプロジェクトなんだ。心の中で「これはRufige KruのLPなんだ」っていう重さみたいなのはあったけど、アルバム制作に取りかかるってのは、そんなに複雑なことではなかったね。 いろんなテイストのトラックを含んで、ラフだけどタイトな作りにしようと決めてたんだ。CDを聴いた時に、もう1回きたくなるものにしたかっ た。まさにアルバム、って感じだろ?
つまりアルバムの曲がそれぞれうまい具合にお互いを引き立たせながら、違和感なく1枚を聞き通せることが重要なんじゃないかって思うんだ。俺の仕事は Goldieが欲しい音をつくり出すことで、それが彼のエンジニアとしてやれてるゆえんなんだ。よくGoldieが何かの真似をしてみたり、こんな音がほしいって鼻歌を歌ったりしたんだ。ノイズとかエフェクトとかのね。スタジオ内にあるおっきい ボードにイメージを描いてくれたりもした。さらに集めてきたサンプルや、これは使えるなって思ったシンセの音をもとにして、できる限り彼の欲しいサウンド を追求していく作業に没頭したよ。このアルバム全体のビジョンはGolidieのものであり、またどのトラックに関しても俺はGoldieに導かれて作 り上げていったね。それってアーティストがエンジニアを使う正しい概念じゃないかな。俺らはこのアルバムができあがったとき、他のアーティストがよく言うような「よく作り込まれたアルバム」とか「他とは違ったアルバム」っていうものにならなくていいと思ってた。俺らがやりたいことが十分にできているアルバムであればそれでいいんだって思ってたからさ。
Goldieはこのアルバムで Rufige Kruはまだ健在だってことを、シーンに印象づけたかったんだと思うし、そう知らしめるいい作品に仕上がったと俺は思っている。Goldieと一緒に作業してすごくいい経験になったよ。スタジオに入ったときの彼の音楽的なビジョンは今まで一緒に作業したどの人とも違っていて、俺自身へのチャレンジにもなるいい時間を過ごせたよ。ある時彼が、何曲かセッションして「アルバムに収録してみないか?」って聞いてくれたんだよね。俺は曲を作り始めてまだたったの5年くらいだし正直自信がないって伝えたんだけど、いざスタジオに入ってセッションし始めたらとてもうまくいって、どの曲 もちゃんとした仕上がりになってたんだ。アルバム制作なんかの大きなプロジェクトに取りかかるときに大事なことだと思うんだけど、もうだめって思うくらい、ずっと一緒にスタジオで作業してイライラしたりすることも、最終的にすばらしい結果を残すために重要な過程なんだって。 そうだね、確かにちょっとダンスフロア向けになったかもね。Fabioと Grooveriderがラジオでこのレコードの両面をプレイしたとき……、そう滅多にあることじゃないだろ?だから「Wow !!」って思ったね、正直。それからだんだん クラブやBBC Radio 1でもかかるようになってさ。その時はまだほかの曲を仕上げてる段階だったから、とにかく俺らは残っている作業を終わらせなきゃって。だから誰かがこの曲をサポートしてくれてるっていうのはすごく励みになったよ。 Metalheadzは俺にとって永遠の存在だね。今も、そしてこれからもずっとそこにあるものだと思う。そんなにたくさんの人が言えることじゃないと思うけど、俺はその一部になれてすごく誇らしいね。それはFull cycleにアーティストとして関われたことも同じように誇らしいよ。ずっと夢に見ていたことが現実になってるんだから。 以前からA.I.の作るトラックが好だったからお互いに作ったものを交換しあってたんだ。1年くらい前にGlennと話してたときに「新しいレーベルをスタートするんだけど、12インチを出さない?」って言ってくれたんだよね。だから今まで交換してきた曲の中で気に入ったものはあるかって聞いたら「Eastenders」を気に入ってくれてて、Integral recordsと契約したんだ。そのあとまた何曲か送ったんだけど、その中からV recordingsっぽいトラックだった「Plan B」を気に入ってもらえたんだ。俺はこのBryan Gが得意とするようなVっぽいスタイルが好きなんだよね。Bryanもこの曲を好きって言ってくれたみたいで、最高の気分だよ。俺のmyspaceもチェックしとけよ!