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MixcloudがWarner Musicグループと取引を開始。利用者にはどんな変化が?

 DJミックスを気軽に楽しめるサイトとしてMixcloudを思い浮かべる人も多いだろう。そのMixcloudがブログで、Warner Musicグループと新たにライセンス契約を結んだと発表した。詳細についてはまだわかっていないが、Mixcloudがミックスを収益化しようとしているようだ。サブスクリプション・モデルによって、ファンがアーティストやレーベルなどのチャンネルを直接購入できるようにして、個々のアーティストがミックスをマネタイズするのをサポートするというもの。

 今回の契約は、Warner Music 側からのアプローチだったという。「ストリーミングは新たな音楽市場の扉を開けたが、より多くの人たちが、プレイリストやDJミックスを作ったり、音楽をキュレートすることを楽しんでいる。今回契約したことで、双方のアーティストにメリットが生まれれば…」とWarner Music のOle Obermann氏は話している。

 これまでMixcloudは、どのレコードレーベルとも直接契約をしておらず、アメリカの米著作権徴収団体SoundExchange や米音楽著作権管理団体のASCAPやBMIへのみロイヤルティを支払っていた。今回契約したことで、Warner Music の巨大な数のカタログが、Mixcloudのミックスに使われるのが許可されることになる。
 
 ストリーミングミュージック業界において、Spotify やApple Music はサブスクリプションの恩恵を得ているが、Soundcloud はそれが諸刃の剣だときっと知っている。今後、このMixcloudのライセンス契約はどのように動いていくのだろうか?
 
■Mixcloudブログ
https://blog.mixcloud.com/2017/10/09/mixcloud-and-warner-music-group-announce-direct-licensing-deal/
 
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