相対性理論など数々のプロジェクトで活躍する、やくしまるえつこ。彼女がバイオテクノロジーを用いて制作した作品『わたしは人類』で、世界最大の国際科学芸術賞「アルスエレクトロニカ」STARTS PRIZE部門の2017年度グランプリを受賞。オーストリア・ブルックナーハウスで行われた授賞式で『わたしは人類』のライブを披露し、そのライブ映像が公開された。
映像では、会場客席に世界各国からの審査員やアーティスト、EU、各国の政治家らゲストが集う中、アルスエレクトロニカ・アーティスティックディレクターであるゲルフリート・シュトッカーが、やくしまるとその受賞作品『わたしは人類』を約6分にわたり紹介。最後には「メンバーを連れてリンツにきてくれたこと、これは誇張なしに言って光栄の極みです。」とも述べている。その後、やくしまるがステージ上に登場。グランプリ受賞曲である『わたしは人類』のライブ演奏を行った。メンバーには相対性理論の山口元輝もドラムで参加。演出はライティングアーティストYAMACHANGが担当している。
アルスエレクトロニカ現地スタッフが「ゲストの政治家の方々が客席から身を乗り出して観ていたのはかつてない光景。」と驚いたほどの大盛況の中、演奏は終了。やくしまるは一言「バイバイ。」とだけ言い放ち、ステージを去っていった。
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NOV
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