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ドイツで音楽療法向け楽器、アプリケーション開発のコンペティションが開催

 ドイツ・フランクフルトにある展示場 / イベント運営会社であるMesse Frankfurt(メッセフランクフルト)と DMtG(ドイツ音楽療法学会)が、音楽療法に適する新しい楽器や音、アプリケーション開発のためのコンペティション“New Therapy Instruments”を新たに開催することを発表した。
 
 音楽療法とは、音の基本要素(音色・音程・波長・周波数・テンポ・リズム)を有効に使った療法のこと。音や音楽を聴かせたり、自ら音を鳴らしたりすることで、身体や心身のダメージを改善させることを目的とし、オーケストラによる音楽や楽器の音、波の音、野鳥の鳴き声などが有効だと伝えられている。
 
 Musikmesseでは2017年から音楽療法のブースが設けられており、工場で生産された楽器よりも、手作り感覚の素朴な楽器の音の方が、心理セラピーのなかでは効果があると考えている。
 
 主催者は、「精神疾患を含め、障害を持つ人が扱いやすいものだったり、豊かな表現を引き出したり、音楽を身近に楽しめるようなものを期待している。この分野を活性化させ、イノベーションを促進することにつながれば。」とコメントしている。
 
 コンペティションへの応募締め切りは、2019年1月31日まで。授賞式は2019年4月に開催されるMusikmesseで行われ、2000ユーロの賞金が与えられる。
 
 
Musikmesse
https://musik.messefrankfurt.com/frankfurt/en/press/press-releases/musikmesse/music-therapy-press.html