「CITY-POP」の総本山として近年再注目を集めているレコーディングスタジオ「音響ハウス」にスポットを当てた音楽ドキュメンタリー『音響ハウス Melody-Go-Round』の公開が決定した。11月14日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国で順次公開予定となっている。
音響ハウスは1974年に東京・銀座に設立され、昨年創立45周年を迎えた。YMO時代からこのスタジオで試行錯誤を繰り返してきた坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、綾戸智恵、矢野顕子、鈴木慶一、デイヴィッド・リー・ロスら数多くのアーティストが作品制作で使用してきた。
本作『音響ハウス Melody-Go-Round』は、レコーディングエンジニア出身で2018年に写真家・鋤田正義の活動を追ったドキュメンタリー映画「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」を発表した相原裕美が監督を担当。当時のミュージシャンやエンジニア、音楽プロデューサーなど同スタジオにゆかりのある人物へのインタビューが行われているほか、1970年代から80年代にかけて勃興した「CITY-POP」の成り立ちや、忌野清志郎と坂本龍一のコラボ曲「い・け・な・いルージュマジック」の制作秘話、そして佐橋佳幸と飯尾芳史が発起人となり、大貫妙子、葉加瀬太郎、井上鑑、高橋幸宏らが参加したコラボ曲「Melody-Go-Round」のレコーディング現場の様子などが映し出されている。
『音響ハウス Melody-Go-Round』公式ページ
https://onkiohaus-movie.jp/
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