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イビサ島、チルアウトの巨匠Jose Padillaが死去

 スペイン・イビサ島、バレアリックの先駆者として知られるDJ Jose Padillaが、結腸がんの闘病の末、息を引き取った。 享年64歳だった。

 Jose Padillaは今年7月に自身の結腸ガン治療のための募金プロジェクト「gofundme」を行い、 それ以来闘病生活を続けていた。Jose Padillaの家族によるFacebookページの投稿には、寄付や支援のメッセージを送った人々と病院のスタッフへの感謝のメッセージが添えられている。



 Jose Padillaは1955年バルセロナ生まれ。若くしてクラブDJとなりバルセロナで活動をしていたが、都会の喧騒をのがれ、1975年にイビサ島へ渡る。その後はチルアウト・ミュージックの聖地「Cafe Del Mar」と共に広く知られ、同名のコンピレーション・アルバム・シリーズ『Cafe Del Mar』で世界的な名声を獲得した。Jose Padillaは、イビサ・バレアリックシーンの顔役であり、DJキャリア40年以上の中で世界各地でツアーを開催。近年では、人気レーベル「INTERNATIONAL FEEL」よりオリジナルアルバム『So Many Colours』、ミックス作品『Jose Padilla’s House Party』をリリースしていた。