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SoundCloudが新たなロイヤリティ支払いモデルを導入。ファンのサポートが直接アーティストの収益に還元されるように

 SoundCloudが新たな収益モデル「Fan-Powered Royalties」を導入することを発表。ファンのサポートが直接アーティストの収益に反映されるようになる。

 現在、多くの音楽ストリーミングサービスは、ユーザーが支払ったサブスクリプション料金をプールし、多くのストリーム再生をもたらしたアーティストに優先的に収益が分配されるため、収益のほとんどが大物アーティスト達によって占められている。しかし今回SoundCloudが導入しようとしているシステムは、ファンがそのアーティストの楽曲を実際に聴いた時間に基づいて収益が支払われる仕組みになっていて、インデペンデントアーティストにより公平で有利なものになるよう設計された。さらにそのアーティストの楽曲を多く再生したファンは、「ロイヤリティに貢献したファン」としてアーティスト側のアカウントに表示され、認知されることも可能になるという。ファンの実際のリスニング量がそのまま収益として反映される本システムは、音楽ストリーミングプラットフォーム史上初めてのものとなる。

 SoundCloudのCEOであるMichael Weissman氏は、「業界の多くの人が、ずっと前からこの仕組みを望んでいました。私たちはインデペンデントなアーティストをよりサポートすることができるこのシステムを導入することに興奮しています。SoundCloudはアーティストとファンの強力な繋がりがプラットフォーム上にあるため、この革新的なモデルを導入できる。」と声明を発表している。

 新しい支払いモデルは、4月1日から導入される予定で、現在SoundCloud Premier、Repost、Repost Selectで音源を収益化している約10万人のインデペンデントアーティストが利用できるようになる。また、支払いは2021年5月からの実施とのこと。「Fan-Powered Royalties」の詳細はこちらより。
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