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坂本龍一の過去最大規模の個展が北京で開催

 日本を代表する音楽家、坂本龍一による中国での初個展「「坂本龍一:观音听时|Ryuichi Sakamoto: seeing sound, hearing time」が、北京の私設美術館・木木美術館(M WOODS)の新館、木木芸術社区(M WOODS HUTONG)で開催されている。過去最大規模となる本展では、8つの大型サウンドインスタレーションや坂本の過去30年間の主要作品、高谷史郎や真鍋大度らと共同制作した作品などを展示。坂本の世界観を音、映像、空間と合わせた総合的な体験展示となっている。


 坂本は以前サウンドトラックを手掛けた名作映画『ラストエンペラー』の影響もあり、中国でも名高いミュージシャンの一人として知られている。そのため、本展は中国でのコロナ禍以来、最も人気の高い展覧会の一つとなっている。



 本展のメインコンテンツともいえる大規模な8つのサウンドインスタレーションでは、高谷史郎
とのコラボレーションによる音と映像を全身で感受するインスタレーション《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》や、真鍋大度とのコラボレーションによる人間がふだん知覚できない「電磁波」をセンシングし可視・可聴化した《センシング・ストリームズ―不可視、不可聴》など、様々な先鋭的な作品が展示されている。



 本展について坂本は次のようにコメント。「中国で初めて、私のサウンドインスタレーション作品のほぼ全てを展示していただけることになったのは、望外の喜びです。 私の作品を通して中国の方々に、音とノイズの境界、また音と静寂の境界、そして音と映像の間(あわい)を楽しんでいただけるように願っています」。

本展の会期は2021年8月8日まで。展示会の詳細はこちらより。

 
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