7月24日(土)より放映されるイビサ島のDJ、ジョン・サ・トリンサを追った音楽ドキュメンタリー『太陽と踊らせて』の予告編が公開された。
今回解禁された予告編には、美しいイビサ島の景観が映し出されると同時に色鮮やかなネオン、そしてクラブビートにあわせて人々が踊り狂う姿が捉えられている。
しかし、本作の主題はそこではない。主役として登場するジョン・サ・トリンサは、イビサ島の最南端にある小さなビーチで25年間に渡りDJ活動をしている。選曲もいわゆるイビサのパーティー・サウンドとは異なり、ジャンルレスで物語にあふれた音楽を好んで流すという。彼の流す音楽は、あまりにも自由で垣根のない生き方をする彼の精神そのもの。本作では、そんな風のような伝説的おじさんDJの生きざまを、バレリアックな音楽にのせて描き出す。
本作の監督を務めたのは、台南生まれ新宿歌舞伎町育ちのリリー・リナエだ。日本の社会に少し息苦しさを感じていたとき、旅で出会ったジョンの誠実で自由な生き方、イビサの包み込むような風土、そして、その色彩にあふれた音楽に魅了され映画制作を決意。全力を尽くして完成させた初めての長編ドキュメンタリーが完成した。
本編は、7月24日(土)より新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開予定。また、アップリンク吉祥寺では、公開2週間前から映画館内のギャラリーで、リナエ監督が撮影したものを含むイビサの写真パネルを展示予定となっている。
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