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ダイソン、空気清浄できるノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン「Dyson Zone」発表

 ダイソンリミテッドがウェアラブルデバイスとして、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドフォン「Dyson Zone」を発表した。ハウスダスト、粒子状物質、有害なガスなどの空気中の汚染物質の除去機能に加え、高度なノイズキャンセリング機能と高品質な音響システムにより、騒音も遮断するというウェアラブルデバイスとなっており、約30年に渡り培った気流抑制、空気の浄化、モーター技術の専門知識と、屋内だけでなく、屋外の空気の質に関する深い理解に基づいて設計されている。

 

ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン登場


 純粋で豊かなオーディオと高度なノイズキャンセルを実現したという「Dyson Zone」は、各イヤーカップ内に高性能なネオジム電気音響システムを搭載。再生周波数帯域の幅が広く、集音された音を正確に再生できるよう最適化され、ミュージシャンやクリエイターが意図したとおりの音を楽しめる。

 また高度なANC(アクティブノイズキャンセリング)テクノロジーを採用し、独自のマイクロフォンアレイ技術で、外部からのノイズとモーター駆動音を低減し、自宅、職場、外出先で高度なアクティブノイズキャンセリングを行なう。さらに没入感あるオーディオ体験を提供する「アイソレーションモード」、会話の音をより鮮明にする「会話モード」、周囲の状況を認識できる「トランスペアレンシーモード」の3種類を用意。
 


 
 デザイン面では、乗馬のサドルの形状とデザインからインスピレーションを得ているのも特徴。乗馬のサドルは馬の背骨に沿って曲がり、背骨の左右の領域と密着することで負荷を分散させるそうだ。それぞれのイヤーカップにはコンプレッサーを搭載しており、2層フィルターを介して空気を取り込んで、左右から非接触型シールドを通して浄化された空気を、着用者の鼻と口に送り届ける。この非接触型シールドは、浄化された気流が鼻と口の近くに保たれるよう設計されており、可能な限り、顔の横から吹き込む風の影響を受けないようにしているとのこと。



 
 空気浄化モードは低、中、高、自動の4種類。自動モードは搭載された加速計によって、必要に応じて浄化速度を自動的に切り替える。なお、空気清浄、オーディオ再生、ANCの3つを同時に使用する場合は非接触型シールドの装着が必要。オーディオ再生のみの場合、非接触型シールドは着脱可能。

 「Dyson Zone」は2022年秋から一部地域で販売する予定となっており、現時点で日本での発売時期は未定。
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