雨が降ったり止んだり、この時期にしては肌寒い日々が続いていた初夏のベルリンのある週末、幸運にも晴れ渡った青空と明るい太陽の下、教会の公園広場を利用して、ストリートシアターフェスティバル、Berlin lacht！がKreuzberg地区、Mariannenplatzにて開催された。入場は無料。食べ物や雑貨を売るストールが立ち並び、ステージや公園内の至る所で、様々なパフォーマンスが繰り広げられる。会場に集まる人々も、楽器やフラフープやポイを持ち寄って、それぞれの表現方法で参加している。Berlin lacht！は子供から老人、ペットたちまでが一緒になって楽しめる、ほのぼのとハッピーな参加型ストリートパフォーマンスフェスティバルなのだ。
人形劇あり、マジックショーあり、コントやダンスやファイヤーショー、パフォーマンスの数々。ポーランド、ベルギー、スペイン、ポルトガル、アフリカ、ニューオリンズ、チリ、アルゼンチンなど、世界各地から様々な表現者が集い、個性的なパフォーマンスを、ステージの上や芝生の広場の至る所で披露していた。
日本でも人気のオーストラリアの人力トランスバンド、ワイルドマーマレードも参加し、ディジュリデュとドラムによる太古のリズムを奏でた。エレクトロニックダンスミュージックに慣れきったベルリナーには、このオーガニックダンスミュージックが新鮮に映った様子で、トリオからデュオに再編成して制作されたニューアルバム、『CORE DUO』が飛ぶように人々の手に渡っていった。
クラブ、夜遊びもエキサイティングだが、夏のベルリンにはまだまだ見所がいっぱいだ。
■Berlin lachtオフィシャルサイト
http://berlin-lacht.com/
