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世界中のクラブでかかっている楽曲がわかるサービスPinoeer DJ「KUVO」とRichie Hawtin運営アプリ「RADR」がコラボ

 Pioneer DJ社が運営しているアプリケーション「KUVO」と、Richie Hawtinが運営するアプリケーション「RADR」が技術提携をした。

 KUVOは、世界中のクラブでかかっている曲やプレイしているDJの情報がリアルタイムでわかるサービス。いっぽうRADRはDJの演奏情報をSNSで発信するサービス。これまでKUVOは対象のDJをPioneer DJ機器を使うDJに限定していたが、新たに他社DJアプリケーションを使用するDJの参加も可能になった。第1弾として9月19日からTRAKTOR PROシリーズを利用しているDJもKUVOを経由し世界中に情報を発信できるようになった。

 コラボレーションの背景には、情報の充実化を図るだけでなく、著作権管理の側面もある。KUVOは、エレクトロニックミュージックの著作権料配分における現状の課題を主張し、設立された組織AFEMが掲げるコンセプト「Get Played, Get Paid」に賛同。著作権管理団体へ、クラブで演奏された楽曲情報の提供を定期的に行っている。RADRもAFEMと同じコンセプトを掲げていることから、今回のコラボレーションを実現している。

 今後はKUVOを利用できる環境が広がり利便性が増し、同時に提供される情報量も増える。そのことにより有益な情報が一般ユーザーをはじめアーティストやプロデューサーに提供されることとなる。

■Pioneer DJ
http://www.pioneerdj.com/ja-jp/news/2016/richie-hawtin-s-radr-app-now-compatible-with-our-kuvo-platform-kuvo-radr/

KUVO & RADR support Get Played Get Paid