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「あの大きなアリーナでNina Kravizを体験してほしい」 DJ Sodeyamaに聞く、ニーナの魅力

 いよいよ11月22日から26日にかけて行われるNina Kravizのジャパンツアー。毎年発表しているclubberia Artist Awardでも2014年、15年と1位を獲得。日本でも圧倒的人気を誇っている彼女。今回のツアーは彼女のレーベルтрип(トリップ)のレーベルを冠としたツアーだ。そのтрипからリリースしている唯一の日本人DJ/プロデューサーが26日(土)の新木場ageHa公演に出演するDJ Sodeyamaだ。DJ SodeyamaはNinaの来日の際に数多く共演していることもあり、Nina KravizというDJ/プロデューサーをもっとも身近で見てきたともいえる。そんな彼からみて、Ninaの魅力とは何なのか話を聞いた。

Text:yanma(clubberia)
 
——Nina Kravizを最初に知ったのは、何がきっかけでしたか?

2009年にUNDERGROUND QUALITYからリリースしたEPですね。その時の印象は、純粋にカッコいいなと。その後のBpitch Control、Tsubaなどからのリリースも素晴らしく、RekidsからのGhetto Kravizで決定付けた感じですね。それでDJを生で初めて見たのは2012年のWOMB ADVENTUREですね。

——では、彼女と初めて会ったのは、いつでしたか?
2013年の僕のパーティー「ARPA showcase」でよんだ時ですね。びっくりするくらい良い人で、周りにも気をつかってくれました。バイナルが大好きで、スニーカーを脱いで裸足で踊りながら試聴を4時間くらいしてました(笑)。

——彼女のDJとしての魅力はなんでしょうか?
音楽的な幅の広さですね。最近のメルボルンでの公演の話し(http://fnmnl.tv/2016/11/15/13701 ) が話題になってましたが、その記事でも書かれているように、彼女自身が思うテクノという定義は幅が広いんです。

——DJ Sodeyamaさんは、日本人で唯一彼女のレーベルтрипからリリースしています。その経緯を教えてもらえますか。
一緒にDJをやるとき時に曲を交換しあったり、メールで送ったりをしていて、「Miles」をDJで使ってくれていたんです。で、ある日の夜中にメールが来て、“コンピに収録したいから今直ぐマスタリング用のデータを送って”と。直ぐに送ったのですが、“これじゃない”ってなって。じつは「Miles」はリリースしてないバージョンがたくさんあるんです。彼女も出先で、収録したいのがどのバージョンか分からず。僕もどのバージョンを渡したのか覚えてなくて……“これじゃない”というやりとりが2時間くらいありました(笑)。ようやく求めているバージョンが見つかり“中盤のブレイクだけ無くしたい”という要望があったので、エディットし直して送りました。そうすると“パーフェクト!”ってメールが来ました(笑)。


——彼女のプロデューサーとしての魅力は何でしょうか?
DJ同様に自分自身の定義の幅が広がっていくのが魅力だと思います。機材や制作のことに常に興味を持ち、いろいろなことを吸収し、どんどん変化をしている。一緒に楽器屋に行った時に、新しい機材や触ったことのない機材を興味深く楽しそうに触ってる姿を見て、この人は才能だけじゃなく本当に努力家なんだなと思ったのを覚えています。

——трипには、どのようなイメージをお持ちですか?
трипはNinaが思うテクノという定義がしっかり反映されたレーベルだと思います。

——трипはコンピレーションをよくリリースしているイメージですが、その理由は何だと思いますか?
何度も出てくるワードですが、Ninaの思う定義の広さがコンピという形で表現されているんだと思います。

——今回ageHaで共演するBjarkiに対しては、どのような印象をお持ちですか?
ストレートなテクノだけでなくAphex TwinなどのIDM系のテクノに影響を受けた、新しいアプローチの音楽かなと。

——彼女が来日した時のほとんど、日本人の共演者は袖山さんだと思います。これは彼女からのリクエストでしょうか?
彼女からのリクエストがあるのか分かりませんが、プロモーターのヒトミさんが毎回誘ってくれています。昨年一緒にDJした時に「あなたの後は、いつもやりやすい」って言ってくれたので相性は良いんだと思います。


——11月26日のパーティーはどのようなものになると思いますか?
ageHaという特性も活かし、各エリアに様々なアーティストが出演するため、いろんな音楽を楽しめるパーティーになると思います。なによりあの大きなアリーナでNina Kravizを体験できる良い機会です。是非是非遊びに来てください!!



——2016年も終わりますが、振り返っていかがでしたか?
DJは相変わらずでしたが、未発表のトラック含め、日々スタジオ作業をしていたように思います。今年の頭にスタジオの機材を大幅に変えたので、それぞれの機材の使い方や特性を掴むのに時間を使ったかなと。2017年1月で40歳ですが、日々勉強です(笑)。

——では最後に、来年の予定を教えてください。
いま、THE PEOPLE IN FOGのアルバムを製作中で、あともう少し、、、で完成の予感。

- трип JAPAN TOUR 2016 Information -
東京公演
開催日:11月26日(土)
会場:新木場ageHa(東京都江東区新木場2-2-10)
時間:23時
料金:当日 4,000円 前売 3,500円 グループチケット 12,000円(4 persons/tickets)
出演者:【ARENA】NINA KRAVIZ(трип/RUS), BJARKI(трип/ISL),DJ SODEYAMA(ARPA records, трип), VJ: REALROCKDESIGN【ISLAND】KIKIORIX(TRESVIBES SOUNDSYSTEM, HOLIC TOKYO), EITA, Kali(ZUCCA models)
opbqbo(ZUCCA models), MICKSOUTH【WATER】KENJI TAKIMI(Crue-L, Being Borings), SHUYA OKINO(Kyoto Jazz Massive), Daiana Chiaki, mayurashka, Eiichi Izumi(MINOTAUR)【BOX】ARTMAN a.k.a. DJ K.U.D.O.(Qooki Records), DJ Mars(Buddha Family, 地球家), Yellow, minoru3, Okiyoneda, Deco: Enwamade, VJ: Kagerou

■イベントページ
http://www.clubberia.com/ja/events/260141-JAPAN-TOUR-2016/

■チケット販売ページ
https://ticketpay.jp/booking/?event_id=5915




岡山公演
開催日:11月22日(火・祝前)
会場:岡山YEBISU YA PRO(岡山県岡山市北区中山下1-10-30 福武ジョリービルB2F)
時間:23時
料金:当日 4,300円 前売 3,800円
出演者:NINA KRAVIZ(трип/RUS), BJARKI(трип/ISL), ZEN, HANA from Himeji, 4WD_LOW, yusuke, Sound Design : ASADA, Lighting & Laser : SOLA

■イベントページ
http://www.clubberia.com/ja/events/260142-JAPAN-TOUR-2016/


大阪公演
開催日:11月25日(金)
会場:クリエイティブセンター大阪(大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55 名村造船跡地)
時間:22時
料金:当日 4,000円 前売 3,500円
出演者:NINA KRAVIZ(трип/RUS), BJARKI(трип/ISL), CROSSBRED, 行松陽介, Ebo & SOICHI, FUMI, yuuna, City Boy Lounge crew, HIPPOPOTAMUS crew(HIRO EZAKI , MiTSUYASU & iccii , RYO YOSHIDA , TEKESHI TANAKA), 244 a.k.a 822, QUINCY MCQUEEN, VJ: KOZEE, Lighting: SOLA, Photo Mapping - 蜷川実花

■イベントページ
http://www.clubberia.com/ja/events/260138-JAPAN-TOUR-2016/
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