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Denon DJが新製品を発表。ターンテーブル、メディアプレーヤー、ミキサー、ソフトウェアが登場

 日本の老舗音響機器メーカーDenonのDJ機器ブランド、Denon DJから新製品が登場する。

 発表された製品は、DJターンテーブル「VL12 Prime」、DJメディアプレーヤー「SC5000 Prime」、DJミキサー「X1800」、楽曲管理ソフトウェア「Engine Prime」の4つ。

 「VL12 Prime」は、頑丈なオールメタル製で構造されたダイレクトドライブ方式のターンテーブル。±8%から±50%まで広範囲な調節が可能なピッチフェーダーが搭載され、トルクは低/⾼トルクの2段階切り替えが可能(高設定時は業界最高値の5kgf/cm トルク)。さらに駆動時には、プラッターに備わったRGBバックライトリングが光るというスタイリッシュなデザインに仕上がっている。

   
 7インチのマルチタッチディスプレイが印象的な「SC5000 Prime」では、プレーヤー内部に読み込まれた音楽ファイルのビートグリッドとミュージックキーを素早く分析することができる。今回発表されたファイル解析ソフトウェア「Engine Prime」が予め搭載されているので、iTunesとSerato DJから直接、または既存の音楽フォルダからEngine Primeにドラッグアンドドロップすることで、音楽を整理、分類、インポートすることが可能。FLAC、ALAC、WAV、すべての一般的な圧縮音楽ファイル形式、非圧縮オーディオ形式を再生することができる。さらに、備え付けのLAN出力により、一度に最大4つの「SC5000 Prime」を簡単にリンクさせることができ、音楽ファイル共有のための通信機能も装備されている。
 
 
 「X1800」は、多彩な機能と拡張性、⾼音質のオーディオ出力を搭載したPHONO/LINE切替可能な4チャンネルDJミキサー。LANケーブルポートが備わっているので、「SC5000 Prime」や「Engine Connect」の信号をLANケーブルで簡単に統合させられるうえ、プレーヤーからのビートグリッド情報とBPM情報を本機に共有させ、エフェクトにビートを反映させることが可能となっている。備え付けのUSBオーディオ入力端子は2系統なので、パソコンユーザーのDJ同士のブース転換も簡易的に行えるほか、MIDI対応エフェクトや音源モジュールなどを接続させるための2種2系統MIDI端子、さらには最大4台までの「SC5000 Prime」を接続するための4ポートLANハブも搭載されている。
 
 
 今回の新製品「SC5000 Prime」や「X1800」の使用環境を大幅に快適化させるツールとなるのが、同社の新たな楽曲管理ソフトウェア「Engine Prime」。前述したとおり、本ソフトウェアでは、プレーヤーに読み込ませた音楽ライブラリーを素早く解析することができ、クォンタイズロック、ホットキュー、マニュアルループをリアルタイムで設定することも可能となっている。
 
 
 今回発表された各ハード機 は2017年第1四半期に発売予定。「Engine Prime」はDJメディアプレーヤー「SC5000 Prime」に無料同梱(以降の対応機種は未定)。日本国内での価格は発表されていないが、アメリカ国内では、「X1800」は$1,899、「VL12 Prime」は$899、「SC5000 Prime」は$1,899でそれぞれ販売される予定となっている。

■Denon DJオフィシャルサイト
http://denondj.com/

■Denon DJ SC5000 Prime Feature Presentation
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